ブレイキングダウンの仕掛け人であり、カリスマ格闘家にして人気YouTuber・朝倉未来が少年院で行った感動的スピーチから着想を得た映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』が、三池崇史監督の手により爆誕!
2000人規模のオーディションを勝ち抜いて大抜擢されたのは、映画初出演にしてW主演となる木下暖日と吉澤要人。リョーマ役を体当たりで演じた吉澤がオーディションを振り返り、映画についてをたっぷりと語った。
(撮影・取材・文/SCREEN+Plus編集部)
画像: ――逆に木下さんからは何か言われましたか?

――不良たちの青春バトル映画という、三池監督の真骨頂の作品です。監督からのアドバイスはありましたか?

僕の考え方を変えてくださった「監督のOKがすべてだから」という言葉を現場でいただきました。三池監督の現場は、撮影した自分のシーンを見返す時間がまったくないんです。どんどん撮って次のシーンに進んでいくため、最初はプレイバックしないことが不安だったのですが、その言葉をいただけて、監督の求めているものに全力で応えようという想いがさらに強くなり、また、全力で役にぶつかれる空間を作っていただけたことに感謝しています。

――ブレイキングダウンの朝倉未来さんもエグゼクティブプロデューサーとして参加。これまで朝倉さんの試合を見たりしていましたか?

個人的にブレイキングダウンは見ていました。戦いという面だけではなく、エンタメとしてもめちゃめちゃ面白いです。なので、オーディションの現場から椅子が飛んできたり喧嘩も始まったりしていましたし。そんなコンテンツを作れるのは朝倉さんだからこそだと思います。ブレイキングダウンが映画になると聞いた時、もともと見ていたので、“ブレイキングダウンって何だ?”とはならず、“あれが映画になるんだ!”と、すぐに世界観を理解できました。

――朝倉さんから何かアドバイスはいただけましたか?

朝倉さんは、多くを語らない方という印象ですが、オーディションの時、一度、審査に来てくださったんです。アクション審査で、僕たちに“脇を締めたほうが強く見えるよ”とか、“こうやると喧嘩に見える”とか、選手として出場している格闘家の朝倉さんがお手本を見せてくれたんです。さすがプロだなと感動しました!

――それは劇中で生かせました?

できた!……と思います(笑)。

――出演者の方は、みなさんイカついイメージの役者さんばかり。とはいえ、男性同士なので案外、現場は楽しいのかなと想像しました。

本当に楽しかったです。体育会系の部室みたいに大声で笑っていたり。僕はジムのシーンで寺島(進)さんと一緒にいる時間が多かったのですが、緊張してしまって。寺島さんは、気さくな方ですが、撮影中はちゃんと締めるところは締めてくださる方。印象に残っているのが、撮影が終わった後に、僕がキムチを好きなのを知っていて、オススメのキムチを教えてくれたことです(笑)。

――世代の近い役者さんたちとはどう過ごされました?

休憩中は他愛もない会話をしていました。同じ空間で、すぐそばにいるのに、一言もしゃべらず休んでいることもありました。

――体力使う現場だから疲れてしまったんでしょうね。

そうですね。逆に役についてやシーンの話をしだすと、すごい盛り上がるんですよ。これから撮る先のシーンやこれまで撮ったシーンの話をしながら、お互いの動きの確認をしたりしていました。

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