主演に抜擢されたのは『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴート
1961年に映画化され、第34回アカデミー賞で作品賞を含む10部門を受賞するなど、ミュージカル映画の金字塔として歴史に名を刻む『ウエスト・サイド物語』。1957年ニューヨークを舞台にジェットとシャークの敵対する2つの非行グループの闘争の中、許されざる恋に落ちる様が描かれる。「トゥナイト」「アメリカ」「マリア」など、映画の中で歌われる楽曲は今も歌い継がれれる名曲ぞろいだ。
スティーヴン・スピルバーグ監督・製作のもと、新世代のキャストによって、あの名作が新たに生まれ変わる。
主演トニー役に抜擢されたのは『ベイビー・ドライバー』で一躍注目された若手実力派俳優アンセル・エルゴート。マリア役には新人17歳のレイチェル・ゼグラーが決定した。
今回お披露目された写真が捉えているのは、このふたりがニューヨークの街角で見つめ合う姿。敵対するジェットとシャークのメンバー総勢11名に囲まれた姿が、許されざる恋に落ちたふたりの高まる感情と周囲の不穏な空気を浮き上がらせる仕上がりになっている。
トニー役のアンセル・エルゴートと“音楽映画”の相性の良さは『ベイビー・ドライバー』ですでに証明済み。また本人自身も俳優のほかDJとして活躍するなど音楽的な才能も発揮し、歌唱力の高さはすでに関係者には広く知れ渡っていた。彼の歌声とダンスパフォーマンスが、名ミュージカル・シーンをどのように生まれ変わらせるのか期待せずにいられない。
ヒロイン・マリア役のレイチェルはコロンビア系アメリカ人で、SNSで人気アーティストのカバー曲などを披露し、そのパワフルな歌声で注目を集めた。公開オーディションでは30,000人の中から大抜擢された現役高校生のシンデレラガールだ。
他キャストにはアニタ役にブロードウェイミュージカルでトニー賞助演女優賞にノミネートされたアリアナ・デボーズ。シャークのリーダーでマリアの兄ベルナルド役には「ビリー・エリオット」ビリー役でトニー賞受賞したデビィット・アルヴァレス。シャークのチノ役にはジョシュ・アンドレス、シュランク警部補役にはコリー・ストールなど50人以上の俳優、歌手、ダンサーなどがキャスティングされた。
前作でアニタ役を演じ、アカデミー賞助演女優賞を受賞したリタ・モレノは、今回はバレンティナを演じ、製作総指揮も務める。
監督・製作にはスティーヴン・スピルバーグ、脚本にはトニー・クシュナー(『ミュンヘン』『リンカーン』)。振り付けにトニー賞振付賞受賞のジャスティン・ペック。音楽総指揮には『アラジン』『美女と野獣』『シカゴ』のマット・サリバン。 製作にはトニー賞受賞のケビン・マコラム、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『レディ・プレイヤー1』のクリスティ・マコスコ・クリーガー。
全米では2020年12月18日(金)、日本では2020年12月公開予定となっている。
アンセル・エルゴート来日時のインタビューはこちらでチェック!
ウエスト・サイド・ストーリー(原題)
2020年12月日本公開予定
提供:West Side Story Twentieth Century Fox