【全映画ファン必見】映画を安く見る方法まとめ

02: シネコンの会員サービス

6回見ると一回無料！ポイント・サービス

シネコンでは、それぞれ「シネマイレージ（TOHOシネマズ）」や「CLUB-SPICE（ユナイテッドシネマ）」などと称する独自の会員制サービスも実施しており、多くの読者が利用していることだろう。その内容は、一見同じように見えて、実は異なる部分も多い。それらを順に確認していきたい。

まずは、今や当たり前とも言える無料鑑賞サービス。一定回数、有料鑑賞してポイントを貯めると1回無料で見られる仕組みだ。その基準は、どのシネコンも基本的に6回。お金を払って映画6本見ると、7本目を無料で鑑賞できる。ただし、TOHOシネマズのみ、各上映回で無料鑑賞の受け入れ数に上限があり、その上限を超えた場合、別の回で見るしかない。利用するときは注意が必要だ。なお、ポイントには有効期限が設定されている場合も多く、期限切れでせっかく貯めたポイントが無駄にならないよう、気を付けてほしい。

会員サービスデーを有効活用しよう

そして、もう一つ多いのが、会員限定のサービスデーだ。毎月、決まった日付を会員専用の割引日とするもの。シネコンによって内容は異なり、TOHOシネマズは「毎週火曜日は会員のみ1400円」、ユナイテッドシネマは「毎週金曜日が会員1100円」、109シネマズは「毎週火曜日が1300円、さらに毎月19日は1200円」、コロナシネマワールドは「毎月5、16、27日が1100円1200円（映画館によっては1200円）」、シネマサンシャインは「毎週木曜日は会員本人1100円」となっている。これをうまく利用すると、例えば火曜日はTOHOシネマズに行って1400円、金曜日はユナイテッドシネマで1100円…と使い分けることができ、一週間で映画2本を見て1000円以上節約することが可能だ。

なお、ポイント制度はないものの、テアトルシネマグループや角川シネマ、シネマートなどが発行するTCGカードは、毎週火曜日＆木曜日は、いつでも1000円（2019年9月から1100円に変更）で鑑賞できる。

また、日付を限定せず、会員は常に割引料金で見ることができる場合も。ユナイテッドシネマは「会員デー以外も大人300円割引、大学生～幼児＆シニアは100円割引」、コロナシネマワールドは「カード提示で一般300円、大学生以下200円割引（同伴2名まで）」となっている。いずれも、会員サービスデーほどではないが、通常料金よりは割安なので、割引が適用されない日中の時間帯などにうまく活用すると、効率よくポイントを貯めることができる。前述のTCGカードは、常に1300円での鑑賞が可能だ。

独自の割引サービスが多種多様

このほか、各シネコンは、特色のある独自サービスを実施している。鑑賞料金に関わるものをいくつか紹介してみると、ポイントを利用した「数回の鑑賞で料金割引」というサービスも多い。例えば、イオンシネマでは「2回鑑賞で1300円鑑賞クーポンをプレゼント」、ユナイテッドシネマでは「2回鑑賞で1000円鑑賞」、109シネマズでは、「3回鑑賞で1200円鑑賞」、シネマサンシャインは「2ポイント利用で1100円鑑賞」といった具合だ。いずれも通常料金よりお得に映画を見ることができるが、その分、ポイントを消費することを忘れずに。

割引クーポンに関しては、他にも独自のサービスがいろいろ。イオンシネマでは、「毎月1日に1300円鑑賞クーポン発行」。SMT＝MOVIXは多彩で、まず「有料鑑賞1回で次回使える鑑賞クーポンプレゼント（インターネット購入1200円、窓口1300円）」という「リピーター割引」があり、さらに会員には誕生日に1000円鑑賞クーポンをプレゼント。その上、フードやドリンクの購入者に抽選で無料鑑賞クーポンをプレゼントするサービスも行っている。（ただし、クーポンには有効期限がある場合も。）

Tジョイ系列の劇場は会員制サービスを導入していないが、オンラインチケット予約システム「キネゾー」のスマートフォン専用アプリ「キネパス」を使うと、キャンペーンやイベントごとに割引クーポンが配信され、チケット購入時に利用できる。

なお、TOHOシネマズの「シネマイレージ」は、鑑賞した映画の上映時間1分＝1マイルと換算し、一定マイルを貯めると「1ヶ月無料パスポート」がもらえるサービスを実施しているが、残念ながら2019年の12月31日で終了予定だ。

＼カード別サービスまとめ／

※TCG以外は基本6回鑑賞で1回無料鑑賞