ここだけは見逃せない!“超実写版”「ライオン・キング」3つの感動ポイント
POINT 01:
映像美 × 感動
「ジャングル・ブック」(2016)で大自然をフルCGで描き、世界を驚嘆させたジョン・ファヴロー監督。今回はさらなる最先端VR技術を駆使し、観客自ら大自然に降り立ったような没入感に満ちた映像体験へと誘ってくれる。日の出や滝しぶきなど自然の描写はもちろん、毛並みのディテールや体温を感じられるほどリアリティーに満ちた野生動物も見逃せない!
動物の動きは多くのリファレンス(参考素材)からシーンに合う自然な行動を引き出して集めたよ。リファレンスはオンラインで探したり、“アニマル・キングダム”(フロリダ州にあるディズニーパークのひとつ)で撮影したりもしたね。
POINT 02:
音楽 × 感動
主人公のシンバと幼馴染のナラの声を担当するのは、ともにグラミー賞受賞歴のあるドナルド・グローヴァーとビヨンセ。音楽界の頂点を極めた二人が歌い上げる“愛を感じて”は感動必至!ちなみにアカデミー主題歌賞やゴールデングローブ歌曲賞を受賞した同曲を作曲したのはエルトン・ジョン。自身もグラミー賞に輝いた。
歌はオリジナルとほぼ変わらないけどアレンジを変えた。新しい歌手もいるし、音楽関連のテクノロジーも進化しているからね。でも僕らはオリジナルが大好きだから、今の時代だと感じられる部分を新しくし、変えたくないと感じるものは大事にしたよ。
POINT 03:
親子愛 × 感動
威厳に満ちた王ムファサが恐れるもの――それは息子シンバを失うこと。幼さゆえ無謀な行動をとるシンバに対し、時に優しく時に厳しく、未来の王としてのあるべき姿に導こうとする姿は胸アツ。さらにシンバが危機に陥った際は、自らの命を投げ出して救出に向かう。その深い深い愛情は、見る者すべての心を震わせるはずだ。
本作のように生や死、“サークル・オブ・ライフ(生命の環)”を扱う映画はもう作れないと思う。今スタジオに“これは子供についての話で、彼の父親が死ぬんだ”と言うと、彼らはその死の責任を子供に負わせたら、その子はとても罪悪感を覚えるだろうと考えてしまうから。
「ライオンキング」
2019年8月9日(金)公開
原題:ライオンの王/アメリカ/2019年/1時間59分/ウォルト・ディズニー・ジャパン配給
監督:ジョン・ファヴロー/声:ドナルド・グローヴァー、ビヨンセ、チュイテル・イジョフォー、ジェームズ・アール・ジョーンズ
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Frazer Harrison/Getty Images
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