初上映されたカンヌ映画祭で5分間にわたるスタンディングオベーションを受け、続けて公開された世界各国でも圧倒的な高評価を得た「ロケットマン」。天才アーティスト、エルトン・ジョンを圧巻の表現力と卓越した歌唱力で演じてみせた主演タロン・エガートンへのスペシャルインタビューを大公開!

エルトンの奇抜な衣装に彼の心の痛みを見たんだ

ーエルトンと親友バーニー・トーピンの関係はとても興味深いものでした。

『そうだね。バーニーはエルトンに詩を書いて渡す。エルトンはその詩に合わせて作曲をする。バーニーの美しい言葉はエルトンの楽曲の重要な一部分になっている。彼らは二人で一つなんだ。冒頭で描かれているエルトンは思うように自分を表現できない、だから圧倒的なポテンシャルを解放できていないんだ。書きたい詞を器用に書けない彼にとって、バーニーとの出会いはまさに運命だったんだ』

ーバーニーを演じたジェイミー・ベルとの共演はどうでしたか?

『ジェイミーとのシーンは本当に興奮したよ。子供の頃から見てきた俳優だもの。まあ、彼も少年だったけどね(笑)。彼が演じるバーニーは完璧だった。ジェイミーは驚くほど頼りになるし、感じが良くて聡明な人だ。彼以上のバーニー役はいないよ』

ーマネージャーのジョン・リードを演じたリチャード・マッデンについては?

『リチャードとは親友になったよ。役柄上の関係は控えめに言っても険悪だけど(笑)。本作で描かれているエルトンの個性は、成功するにつれどんどん強烈さが増していく。自信をつけたエルトンの顔をまともに見られる相手はなかなかいなくなる。でもジョンにはエルトンとやり合える存在感があるんだ。本作ではリチャードの新たな一面が見られるよ』

ーエルトンのトレードマークともいうべき派手な衣装については?

『エルトンの衣装は、言うまでもないけど、ものすごく変わっている。クールでスタイリッシュで最先端であるにも関わらず、ばかばかしさが感じられる部分があって、僕はそこにエルトンの心の痛みを垣間見た。苦しんでいるから自分に化粧を施しているんだ。

そうやって考えるとすごく心が揺さぶられる。僕はそこに全身で飛び込んでみようと思った。エルトンの美的センス、奇抜さ、浮世離れした感覚...それらを再現したジュリアン・デイは間違いなく最高の衣装デザイナーだったね。衣装を着るだけで本物になれた気がしたよ』

「ロケットマン」
2019年8月23日(金)公開
東和ピクチャーズ配給

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