実力派が共演!「フッド:ザ・ビギニング」
誰もが知っている英国の英雄譚『ロビン・フッド伝説』を、新たな視点から映像化したアクション・エンターテインメント。主演は「ロケットマン」の好演も記憶に新しいタロン・エガートンで、若く狡猾な領主と民衆のために権力者と闘う反逆者という二つの顔を持つ男ロビンを魅力的に演じている。
そのロビンを猛特訓で弓の名手に仕上げる戦士ジョン役に「ベイビー・ドライバー」のジェイミー・フォックス、ロビンの永遠の恋人マリアン役には「ブリッジ・オブ・スパイ」のイヴ・ヒューソン、マリアンの新たな恋人となるウィル役には「フィフティ・シェイズ」シリーズのジェイミー・ドーナン、ロビンが憎む冷酷な州長官役に「キャプテン・マーベル」のベン・メンデルソーン、枢機卿役に「アマデウス」のF・マーリー・エイブラハムといった実力派が共演している。
監督はCM界出身で、これまで主にTV作品を手掛けてきたオットー・バサースト。撮影を「ウーマン・イン・ブラック2」のジョージ・スティール、音楽を「グレイテスト・ショーマン」のジョセフ・トラパニーズが担当。また製作に当たったのはレオナルド・ディカプリオの会社アピアン・ウェイなど。
ロビン・フッドにまつわる 様々な諸説
イングランドでも最も古い部類の口承伝説といわれるロビン・フッドの物語。最古では9世紀の『Robin the Be-header』まで遡ることができ、15世紀~16世紀には『A Gest of Robyn Hode』『Robin Hood and the Curtal Friar』『Robin and the Monk』といった吟遊詩になって現代に続く文学の世界に残ったそう。また無法者になった男を、Robehodというあだ名で呼んだという解釈から、ロビン・フッドは泥棒が使った偽名の一つという推測もある。
気になるストーリーは?
イングランドの広大な荘園の若き領主として暮らしていたロビン・ロクスリー(エガートン)は、マリアン(イヴ)という恋人もでき、順風満帆な人生を送っていた。だがそんな彼に十字軍遠征の徴兵通知が届き、マリアンの元を離れ、激戦地アラビアへと向かったところから彼の運命は大きく変わる。
戦地で無抵抗の捕虜を処刑しろという上官の命令に背いたロビンは、負傷して帰国することに。だが四年ぶりに戻った故郷ノッティンガムで旧知の修道士タック(ティム・ミンチン)と出会ったロビンは、自分がすでに戦死したことになっていると知らされ、屋敷は荒れ果て、州長官(メンデルソーン)の通達で領地は没収されていた。
しかもマリアンは失意の中、領地を去り、今は鉱山で貧しい人々のために救済活動をしていた。ロビンはその姿を見て駆け寄ろうとするが、彼女には新たな恋人ウィル(ドーナン)がいることを知る。絶望するロビンの前に現われたのはアラビアで敵として戦った戦士ジョン(フォックス)。彼は腐敗した権力者たちの暴走を二人で止めようとロビンに持ちかける。無事生還を報告したロビンは、州長官の信頼を取り付け、彼らの陰謀を阻止する強奪計画を遂行する。
フッド:ザ・ビギニング
2019年10月18日(金)公開
原作:ロビン・フッド /国:アメリカ/年:2018/時間:1時間56分/配給:キノフィルムズ
監督:オットー・バサースト/出演:タロン・エガートン、ジェイミー・フォックス、ジェイミー・ドーナン、 イヴ・ヒューソン、ベン・メンデルソーン
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