これだけ長く続いた大ヒット・シリーズですから、もちろん「スター・ウォーズ」には、もう歴史的とさえいえるトリビアがいっぱい!そこで過去シリーズ8作品から、それぞれこれだけは知っておきたい驚きの秘話をご紹介しましょう。(文・相馬学/編集・スクリーン編集部)

※一部「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」のネタバレ内容を含みます。ご注意ください。

星の見方

★ …初級
★★ …中級
★★★…上級

※一部「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」のネタバレ内容を含みます。ご注意ください。

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★★ …中級
★★★…上級

エピソード7「フォースの覚醒」
10年間復活を待ち望んでいたファンが生み出した歴史的記録


トリビアその19 「アベンジャーズ」も破れなかった全米興収歴代1位の座

新しい世代が主人公となってスタートしたエピソード7

『アベンジャーズ/エンドゲーム』が歴代の世界興収記録を塗り替えたことが話題を呼んだが、全米歴代興収記録では本作に及ばなかった。『アベンジャーズ~』は8億5千万ドルの興収を上げたが、本作は9億3千万ドルで、8千万ドルの差が。10年ぶりのシリーズの新作ということもあり、待ち望んでいたファンがいかに多かったか、ということの表われと言えよう。ちなみ“SW”シリーズに限ると、これに続くのが「エピソード3」の6億2千万ドル。

★★
トリビアその20 シンデレラ城が冒頭に現われないディズニー映画

前作からの最大の変化は、なんといっても配給・製作がディズニーに代わったこと。20世紀フォックスのファンファーレが流れないのは仕方ないとしても、せめて従来のシリーズの世界観を損なわないで欲しい。そんなファンの思いに応えてディズニーは、花火の上がるシンデレラ城のオープニングを取り払い、ルーカスフィルムのロゴから本編をスタートさせた。この配慮に世界中のファンが感謝の声を上げたのはご存じの通り。

★★★
トリビアその21 エイブラムス監督は「スター・トレック」より「SW」派?

『スター・トレック』シリーズを先に再生させたことで、J・J・エイブラムス監督は“そっち側”のファンと思われているかもしれないが、実は“こっち側”の人。『スター・トレック』についての知識はほとんどなく、熱狂的な“SW”ファンであることを当時から認めていた。

実際、彼の『スター・トレック』には“SW”からの引用が多い。そんなエイブラムスだからシリーズへの強い愛情ゆえに最初は監督を断ったが、ルークの新たな物語を描く誘惑には抵抗できなかったという。

エピソード8「最後のジェダイ」
「エピソード4」ファンの監督によるこだわりがあちこちに


トリビアその22 「エピソード4」との接点があちこちに

ライアン・ジョンソン監督は4歳の頃に公開された「エピソード4」を見て以来のシリーズのファン。そのためか、同作とのつながりを感じさせる場面が本作には多い。たとえば、ルークがレイアに渡すサイコロは、EP4でミレニアムファルコンのコクピットにぶら下がっていたハン・ソロの遺品。ルークが異星生物から搾った緑色のミルクを飲むのは、EP4で青いミルクを飲んでいたことに呼応する。また、ラスト近くで空に見える二つの太陽はEP4の舞台タトゥイーンを連想させる。

★★
トリビアその23 キャリー・フィッシャーが公開前に急死の衝撃!

画像: キャリー・フィッシャーの死後に公開されたエピソード8

キャリー・フィッシャーの死後に公開されたエピソード8

レイア姫役で「エピソード4」以降のドラマを牽引してきたキャリー・フィッシャーは、本作の製作途中に逝去。エンドロールでは彼女への追悼文が捧げられている。レイアの側近であるコニックス中尉役を演じた愛娘ビリー・ロードとも今回が最後の共演となった。

また、本作にはセットに同伴していた彼女の愛犬もエイリアンメイクを施して出演している。なお、「エピソード9」にもレイアの登場シーンはあるが、本作の未使用シーンが使われており、実質的にはEP8が遺作となる。

★★★
トリビアその24 ルークの扱いに対してファンの意見も二分?

画像: 本作でのルークの描写にファンは意見が二つに割れた?

本作でのルークの描写にファンは意見が二つに割れた?

熱狂に支えられたシリーズの宿命ゆえか、本作はこれまで以上に大きな論争を呼び起こした。ネットでは本作をシリーズから除外しようというファンの運動まで起こり、10万人以上の署名が集まったのだから驚きだ。とりわけ批判を受けたのは、ジェダイであるはずのルークが自暴自棄で、行動に一貫性がないこと。演じるマーク・ハミルも今回のルークの描き方に批判的な発言をしていたが、後に撤回。「これは新しい世代のためのルークだ」と弁護している。

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』
『スター・ウォーズ エピソード2 /クローンの攻撃』
『スター・ウォーズ エピソード3 /シスの復讐』
『スター・ウォーズ エピソード4 /新たなる希望』
『スター・ウォーズ エピソード5 /帝国の逆襲』
『スター・ウォーズ エピソード6 /ジェダイの帰還』
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『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
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『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
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「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」
2019年12月20日(金)公開
原題:スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け/アメリカ/2019年/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:J・J・エイブラムス/出演:デイジー・リドリー、アダム・ドライヴァー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー
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