ディズニー&ピクサー最新作「2分の1の魔法」は主人公の兄弟の声優としてトム・ホランドとクリス・プラットという「アベンジャーズ」の二人が共演していることも話題。まるで本当の兄弟のように仲の良い二人に話を聞いてきました!(文・成田陽子/デジタル編集・スクリーン編集部)
(カバー画像:Photo by Vera Anderson/WireImage)

バーリー・ ライトフットを演じるクリス・プラットが語る

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演じるのは…
魔法オタクな兄 バーリー・ ライトフット
イアンの兄。陽気で好奇心旺盛な魔法オタク。空気が読めないように見えて、実はいつもイアンを優しく見守っている。

リハーサルの時から涙が出て止まらなかったよ

「2分の1の魔法」で主人公の兄バーリーの声を担当しているクリス・プラットは昨年の6月にアーノルド・シュワルツェネッガーの娘、キャサリン・シュワルツェネッガーと再婚したばかり。おりしもバレンタイン・デーの日のインタビューだったので、どんなロマンティックなプランがあるのか聞くと、

『今度の週末は息子のジャックを預かるから、キャサリンとはしっかりと先週末にホテルに数日間滞在してビーチを歩いたり、読書をしたりとゆったりとした時間を過ごしたんだ。ルームサービスで食事を注文したりと二人きりの時間ももちろん作ったけれど、実はまもなく「ジュラシック・ワールド」第三弾の撮影に入るからダイエット中であまり食べられなかったんだ』

と、ちょびっとばかり苦めのスマイルを浮かべていた。

『「2分の1の魔法」の父親を亡くした兄弟が心を合わせるストーリーは子供だけでなく、脈拍を持った人間なら誰でも感動するに決まっている。僕も最初の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の公開の2週間前に父を亡くした経験があるし、リハーサルの時から涙が出て止まらなかった。もし僕が魔法の杖を持ったら、やっぱり自然を保護する目的に使いたいね。トムは海を清掃することに使うと言っていたけれど、僕も天国の父や先祖が喜ぶような清らかな自然のカムバックを望むだろうな』

自然や動物を愛するプラットは、休暇を自身の農場で過ごすことでも知られている。

『僕は農場を持っているのだけれど、今は羊の出産シーズンで昨夜も子羊が3匹産まれて、妊娠中の雌羊が5、6頭、ヤギが7頭いるから、まもなく匹ぐらいのベイビーが産まれてくるのだよ!自然の中で動物と生活すると便利なテクノロジー社会でのうのうと暮らしているより、遥かに人生の輝きが味わえる。僕の農場はカナダの国境近くのワシントン州のサンフアン諸島にあるのだけれど、どの島かはシークレット。

僕が生まれたのはミネソタ州で、アラスカでも暮らしたことがあって、常に釣りをしたり、狩猟に出たり、キャンプ生活をしたりと自然と密接にしてきたから、極端に狩りで動物を殺すのはいけないとか、何も実態を知らないままでむやみに反対ばかりする運動にはうんざりしている。自然のサイクルにのっとって人間と共存していくのが最善のやり方なのだと思うから。農家の生活を知らないで、やれ家畜を虐待しているなどと批判するのは間違っていると思う』

「2分の1の魔法」で主人公の兄弟の大事な旅の相棒になるのが、〝グウィネヴィア〞と呼ばれるバーリーの愛車。プラット自身の車にまつわる思い出を聞いてみた。

『僕の車歴は、まず高校生の時に50ドルで買ったミニバン。「ティーン・ウルフ」気取りで屋根の上で踊ってみたりしていたけれど、オイルは漏れるわギアは壊れるわでボロボロだった。ハワイでは9ヶ月、ビーチでバン暮らしをしたりと、僕と車の歴史はボロ車とあくまでポジティブな精神の合体だったね。今はテスラを運転している。最高だね。自然を汚染しない上にスマートなデザインで技術も素晴らしい』

義理の父親となったシュワルツェネッガーについてはこんな思いを口にした。

『アーノルド・シュワルツェネッガーは僕にとって神様だ。「プレデター」「コマンドー」「ターミネーター」どれも大好きで大ファンだった。初めてキャサリンの父親として会った時は凄くナーバスになったものの今は義理の父親という存在になって、会う度に非常に優しくて、深い理解を見せてくれる。俳優としてだけでなく、人間としても大いに尊敬している偉大な父親を持って非常に誇らしいと思っている』

いつも変わらず、お気楽で、親しみやすくて、頼りになるクリスであった。

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