「マイティ・ソー」&「アベンジャーズ」シリーズで“神兄弟”の確執を演じてきたクリス・ヘムズワースとトム・ヒドルストン。映画の中でも外でも『この二人が気になる!』というファンは今も増加中!そこでファンなら思わず萌えてしまうクリヘム&トムヒの成長をたくさんの写真とともに振り返っていきましょう。(文・斉藤博昭/デジタル編集・スクリーン編集部)
映画の中では敵対していたがプライベートでは親友になってしまった
トム・ヒドルストンにとって、クリス・ヘムズワースは、本来なら自分が演じる主人公の役を奪い取った相手。しかもストーリーでは、ソーに対してメラメラと嫉妬心を燃やし、邪悪な言動もみせる第2王子のロキを演じるわけで、俳優同士も確執や距離感が生まれるかと思いきや、この人は相性バツグンであることをおたがい認識してしまった。
1作目「マイティ・ソー」の撮影で出会ってから、約10年。彼らはプライベートの部分も隠さず語り合う親友となり、その関係性がスクリーン上でのソーとロキに反映されることになった。シンプルに観れば、ソーがヒーローの役回りで、弟のロキが悪役という構図なのだが、クリスとトムの私生活での〝仲の良さ〞というフィルターを通すことで、ロキの邪悪で横暴な行動もどこか〝かわいさ〞や〝茶目っ気〞をまとうことになる。
実際にトムが、憎めない悪役を巧みに表現する高度な演技力を発揮しているのだが、それ以上に、2人が起こすケミストリーに妄想がふくらむのは、思わぬ瞬間に素顔がにじみ出るから......と勝手に解釈。やはり俳優も人間。とことん気を許せる相手が共演者なら、演技を忘れて本来の自分をさらけ出す瞬間が表れるのではないか。MCUでのクリスとトムを観ていると、そんな事実が頭をかすめる。