大人ならではの野性味が尊い!
ジョシュ・ブローリン「とらわれて夏」
強面のブローリンだけにラブストーリーは似合わない?いや、脱獄犯とシングルマザーの純愛物語「とらわれて夏」では、野性味あふれる逞しさと無骨な優しさで母と息子の孤独を癒す男を好演。泣かせてくれる。母親の手に自分の手を添えて無言でパイ生地をこねるシーンの、なんとセクシーなことか!
ハリソン・フォード「刑事ジョン・ブック 目撃者」
殺人事件の目撃者となった少年と母親を守ろうと、前近代的な生活を送るアーミッシュの村に潜入する刑事を演じたハリソン。母親に抱いた恋心を必死に隠す“男の純情”は女心を鷲掴み。ラジオから流れる「ワンダフル・ワールド」に合わせてふたりが無言で踊る納屋のシーンは絶品。ハリソンの濃厚なセクシー・オーラが充満!
マッツ・ミケルセン「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」
18世紀後半のデンマークで繰り広げられた、王と王妃と侍医の三角関係。王妃の心を虜にし、やがて王まで操っていく侍医を演じたマッツ。成熟した男の渋さと超・危険な香りのする色気を炸裂させて、まさに<北欧の至宝>の貫禄。ちらりと魅せるシャイな笑顔に瞬殺効果あり!
ジャック・ニコルソン「愛と追憶の日々」
娘の幸せを願いお節介を焼いては疎ましがられる未亡人。そんな彼女の心の憂さを晴らし、時に心に支えになるのが隣人の宇宙飛行士。演じるジャックは、持ち前の狂気や野性味をちょっぴり潜めて、心優しきプレイボーイを体現。ピンチの時にはさりげなく手を差し伸べてくれる。その暖かさに心が和みます。
ベニチオ・デル・トロ「悲しみが乾くまで」
夫を失った妻と、親友を失った麻薬中毒患者の男。深く傷ついた二つの心が癒しを求めあうのだが……。ベニチオは、麻薬の禁断症状を壮絶に演じる一方で、親友の妻に抱く想いをひらすら隠す切ない男心を哀愁たっぷりに。“キスの寸止め”シーンが、ヤバイほどセクシー!
メル・ギブソン「ハート・オブ・ウーマン」
自信家で超・男性的な広告マンが、事故で女性の心の声が聴こえるようになってしまうラブコメ。主人公を演じるメルは、ワイルド&セクシーはそのままにしつつも、女性の本音に耳を傾けるナイーブさを披露して母性本能を直撃。美しいブルーの瞳に見つめられ、よく響く低音ボイスで想いを囁かれたら、イチコロよ!