01:生い立ち
俳優になることは二人の運命!
1965年、ニューヨークで映画監督のロバート・ダウニー・シニアと女優のエルシー・フォードの間に生まれ、5歳ですでに父親の映画に出演していたロバート。俳優になるのは運命づけられていた彼は、父の仕事に伴って各地を転々、イギリスではバレエを習っていたことも。両親の離婚後は、父と一緒にロサンジェルスに移住し、カリフォルニア・サンタモニカ高校に通学。同じ時期にはショーン・ペンやロブ・ロウ、チャーリー・シーンらがいたそう(ただしロバートは中退)。
そんなロバートに対して1981年、マサチューセッツ州サドベリーで歯科医の父親とダンサーの母の間に、4人兄弟の2番目として生まれたクリスはごく普通にすくすく育つ。けれど高校在学中にジャック・ニコルソンの『カッコーの巣の上で』を観て俳優を志した彼は演劇にのめり込み、卒業後にNYに出てリー・ストラスバーグに師事、ドラマ出演から俳優活動をスタートさせた。
02:演技への情熱
完璧なプロ意識が共通点
『レス・ザン・ゼロ』で注目され、『チャーリー』でアカデミー賞候補になるなど、20代から演技力が評価されてきたロバート。『アイアンマン』キャスティングの際も、監督ジョン・ファヴロー以外は起用に難色を示していた製作陣を、完璧な役作りで納得させたのは有名な話。また、『~エンドゲーム』のジョー・ルッソ監督曰く、ロバートは全てのテイクで同じセリフを2度は言わないそうで、これは常に彼が役とセリフを生きたものにするために脚本家と共に練って作り出しているのだとか。そのプロ意識に頭が下がる。
一方、堅物なキャプテン・アメリカになぞらえられるほど真面目ぶりには定評のあるクリスも『キャプテン・アメリカ』で「吐きたくなるほどつらかった」というハードな肉体改造を乗り越えて、ひ弱なスティーブからマッチョなキャプテン・アメリカへ大変身する様を全世界に納得させた。ジョー・ジョンストン監督からも「クリスの繊細で深みがある演技を見ているだけで楽しかった」と太鼓判!
03:来日
次はいつ来日してくれる!?
ロバートは1993年に『チャーリー』で、2008年に『アイアンマン』でこれまで2度来日。その際の気配り&気さくなナイスガイエピソードはあるものの、2度目の来日で逮捕歴があることから入管に足止めをくらったり食あたりになったりとトラブルも。
2005年に『ファンタスティック・フォー』でジェシカ・アルバと来日したクリスは、役柄にちなんで消防署で撮影したり、MTV Video Music Awards Japanでプレゼンターを務めるなどゴキゲンで来日スケジュールをこなしていたそう。
04:ロマンス
女優たちとの華麗なる恋愛遍歴
ロバートのロマンスで有名なのは、『SEX AND THE CITY』のサラ・ジェシカ・パーカー。『家族の絆』で共演した彼女とは同い年で子役出身という共通点もあって意気投合、18歳から約7年付き合って同棲もしていたが、ロバートのアルコール&ドラッグ問題が原因で1991年に破局。その翌年にモデルのデボラ・ファルコナーと結婚して長男をもうけるも1996年に別居(2004年に離婚成立)。現在は公私共にパートナーとなった映画プロデューサーのスーザン・レヴィンとの間に2児がいて落ち着いた生活に。
クリスはこれまでにジェシカ・ビール、ミンカ・ケリー、クリスティナ・リッチ、エリザベス・オルセン、ジェニー・スレイトなど多くの交際歴&噂があるものの、現在のステイタスはシングル。以前、早く子どもが欲しいと言っていたので、今は人生の良き伴侶をじっくり見据えている真っ最中なのかも?
05:ボランティア活動
実生活でもスーパーヒーロー!
海外ではボランティアやチャリティが根付いているが、ふたりもそうした活動にとても熱心。ロバートは7歳の少年にアイアンマン仕様の義手をプレゼントしたり、小児病院を訪れたり、自分の写真をチャリティオークションに出品してオーストラリアの森林火災に寄付したり。
普段からSNSでの政治的発言で気骨あるところを見せているクリスもキャプテン・アメリカのコスチュームに身を包んで小児科を訪問したり、チャリティ組織とコラボして一般人にサプライズしたり、『キャプテン・マーベル』を自費で見られない子どもたちのためのクラウドファンディングに参加したり、がん患者や退役軍人のチャリティをサポートをしたりと活動はさまざま。
さらにMCUメンバーとしてふたりは同じ活動をすることもあって、最近では新型コロナ感染拡大防止のためのキャンペーンやプエルトリコのハリケーン被災者のための朗読劇に参加して寄付金を集めるなどしていて、まさに実生活でもスーパーヒーローを地でいっている。
06:ファッション
服装の趣味は真逆!?
実はファンから「ダサニー」と言われることもあるほど私服がアレなことで有名なロバート。モノトーン&シックにキメる同僚スターが多い中、ロバートは断然カラフル派。
赤や青、紫、オレンジなどけっこうな派手色を着用していることも多く、さらに色合わせもかなり自由&小物も独特&ユルユルシルエット上等。一言で言うと“逆に何かかわいい妖精系(”あくまで個人の見解です)。でもフォーマルな場ではカジュアルベーシックにキメているのでご安心を!
対してクリスはぴちっとした無地Tシャツを愛用、立派な胸筋がアクセ代わりのシンプル派。ひと目で上質とわかるニットやシャツでカジュアルダウンしつつもラフになりすぎないのがオシャレ上級者だし、フォーマルな場でのスーツ姿もバッチリ。一言で言うと“THE アメリカの清潔感”という感じ。さすがGUCCIのモデルを務めたこともあるセクシーガイ(フレグランスラインですが)。
07:交友関係
いちばんの親友は誰?
ふたりともMCUメンバーとは大の仲良しなのはよく知られているけれど、芸歴が長いゆえ、ロバートの交友関係はやはり幅広い。
かつてルームメイトだったキーファー・サザーランドやMVに出演したエルトン・ジョン、かつて自分を救ってくれたメル・ギブソンなどの他、最近では『ドクター・ドリトル』で共演したラミ・マレックとも仲良しになったとか。ちなみに長いこと決別したままだった元カノのサラー・ジェシカとも近年、和解している。
クリスはMCUのトリプルクリス(クリエヴァ、クリス・ヘムズワース、クリス・プラット)や、他の作品でも何度か共演しているスカーレット・ヨハンソンが特別に親しいそう。最近では『ナイブズ・アウト』で共演したダニエル・クレーグとも親交を深めているけれど、SNSを見る限り、クリスの一番の親友は飼い犬のドジャーなのは間違いない。
Two seconds later he full-body sneezed directly into my face. pic.twitter.com/rYKcCnhj3J
— Chris Evans (@ChrisEvans) April 20, 2020
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