MCUを代表する二大ヒーロー、アイアンマン(トニー)&キャプテン・アメリカ(スティーブ)。二人の“初共演作”となった「アベンジャーズ」から集大成となった「アベジャーズ/エンドゲーム」までの二人の名場面・名ゼリフでその友情の軌跡をたどります。(文・山崎ともみ/デジタル編集・スクリーン編集部)
※MCU作品に関するネタバレを含みますので未鑑賞の方はご注意ください。

二人が初めて顔を合わせる記念すべき作品
アベンジャーズ

「ヒーローのフリはやめてもらおう」
「ヒーロー?君みたいな?君はただの実験台」

画像: 「ヒーローのフリはやめてもらおう」 「ヒーロー?君みたいな?君はただの実験台」

結成ほやほやのアベンジャーズ、ふたりが初めて顔を合わせる記念すべき本作。のっけから炸裂するトニー節に「全てが冗談か?」とキレる真面目なスティーブ。‘生ける伝説’相手にも遠慮なし、あの温厚なスティーブに「黙ってろ」と言わせるトニー凄い...!手探り状態のメンバーたちの中で、終始バチバチしてます。

トニーは理系組(&ブルース)だと仲良く出来るのに...!と言っても彼らだってピンチの時には協力!空飛ぶ空母の停止したエンジンをふたりで再始動させ、連携プレーで敵を追い払ったり。そしてラストにはあの個性豊かなヒーロー達がきっちり団結!共闘で魅せる流れるようなチームワークにうっとり。

これがアベンジャーズ誕生の歴史的瞬間である...!クレジット後、まだちょっとぎこちなさの滲む無言のシャワルマもぐもぐタイムも見逃さないで!

夢の最強チームが誕生!
アベンジャーズ(2012)

画像1: アイアンマン&キャプテン・アメリカ友情の軌跡を名場面で振り返る

全員主役級のヒーロー大集合!宇宙人種族チタウリと手を組み、地球侵略を目論むロキ。フューリーはヒーローチーム「アベンジャーズ」を結成、人類の未来を託すことに。ところが集められた彼らは売り言葉に買い言葉で仲間割れ。そうこうしているうちに敵艦隊が街で暴れ始め...!夢の最強チーム「アベンジャーズ」誕生の物語。

ケンカが平常運転な二人の仲が深まっていく
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

「陰のない人間はうさん臭い。古い考えか?」
「僕を知らないだけなんだ」

画像: 「陰のない人間はうさん臭い。古い考えか?」 「僕を知らないだけなんだ」

冒頭からトニーの言葉遣いを注意するスティーブの「Language!」がおじいちゃん効いててナイス...!パーティで談笑したり、‘ふさわしき者’しか持てないというソーのハンマー持てるかなゲームを開催したり(スティーブのターンだけ表情が変わるソーに注目!)、前作よりも打ち解けた様子のアベンジャーズ一同。

また、宇宙からの侵略者と戦うことへの不安を吐露するトニーに「団結して戦う」とスティーブ。一切の迷いが無いように見える彼を訝しむトニーに返した「僕を知らないだけ」という言葉に、スティーブの孤独を感じる...。戦いが終わり、ラストシーンでは「家族や安定を望んだ男は遠い昔に凍りづけになった」と寂しげなスティーブを気遣うトニーの姿が...!

ケンカが平常運転なふたりの仲も、着実に深まっている様子。いいぞいいぞ...!

暴走した人工知能との決戦
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)

画像2: アイアンマン&キャプテン・アメリカ友情の軌跡を名場面で振り返る

ようやくまとまり始めたチームに新たな試練!トニーが独断で進めた平和維持システムの研究により、人類を滅ぼそうとする人工知能‘ウルトロン’を生み出してしまう。クイックシルバーやスカーレット・ウィッチ、ヴィジョンなど、新たなメンバーを加え再集結したアベンジャーズ。進化と増殖を続けるウルトロンに立ち向かう...!

二人の意見の衝突がチーム分裂の危機を招く
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

「なぜアベンジャーズを引き裂く?」
「君が引き裂いた」

画像: 「なぜアベンジャーズを引き裂く?」 「君が引き裂いた」

アベンジャーズが世間の矢面に...!その時ふたりのリーダーはといえば、やはり正反対の意見で衝突。それがまさに本作の黒幕が企てた内部分裂の引き金となってしまう。それでもトニーは繰り返し説得を試み「君が必要だ」と(デレた...!)普段絶対言わないであろう気持ちまで伝えて訴えるも、スティーブの意志は揺るがず。

分断されたアベンジャーズは空港で衝突!後に真犯人に気づいたトニーはスティーブと一時休戦、共闘しようとした矢先、トニーの両親を殺害した犯人がバッキーであることが明かされる。激昂しバッキーを攻撃するトニーと、当時洗脳状態にあったと彼を庇おうとするスティーブで乱戦に。トニーを行動不能にし立ち去るスティーブ&バッキー。「君に持つ資格はない」というトニーの言葉に手放された、傷ついた盾が切なすぎる...。

最強チームが真っ二つに!
シビル・ウォー/ キャプテン・アメリカ(2018)

画像3: アイアンマン&キャプテン・アメリカ友情の軌跡を名場面で振り返る

最強ヒーローチーム分断の危機...!テロ計画を阻止する中で一般市民に犠牲者が出てしまい、チームは国連の管理下に入る「ソコヴィア協定」への署名を求められる。さらにスティーブの親友バッキーが指名手配され、アベンジャーズはついに決裂。スパイダーマンやアントマンも参戦する伝説級の大乱闘に、1秒たりとも目が離せない!

たとえ遠く離れていても思いは一つ
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

「キャプテンと決裂した。 口もきいてない」

「シビル・ウォー」で決別したふたりは未だ連絡を取らないまま...!それでもラストにスティーブから届いた携帯電話をフル充電で常に持ち歩くトニー。危機に備えてのことだが、それもスティーブを頼りにしているからこそ。ブルースにサノスの計画を聞かされたトニー、頼みのスティーブとは「口もきいてない」と気まずそう。ブルースに君たちまたかと呆れられる感じが懐かしい...!

躊躇いながらも電話しようとした矢先、敵の襲来で未遂に。その後トニーは宇宙で、スティーブは地上で共通の敵サノスと戦い、ふたりが顔を合わせることは遂に無かった。ワカンダで初対面のグルートの「I am Groot!」へ「僕はスティーブ・ロジャース」と律儀に返事する彼らしさに、ヒゲが生えてても本物のキャップだ!と安心感。ちなみに今回あの円形盾を持たない彼は、ティ・チャラの用意した盾で戦った。

最凶の敵サノスの前にチーム崩壊
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)

画像6: アイアンマン&キャプテン・アメリカ友情の軌跡を名場面で振り返る

最凶最悪の敵‘サノス’現る...!6つ揃えると全宇宙を滅ぼす程の力を持つインフィニティ・ストーンを狙う強敵サノス。トニーは宇宙で、スティーブは地上で、彼の計画を阻止するため激闘!ドクター・ストレンジやガーディアンズたちも参戦し、より豪華にパワーアップしたアベンジャーズ。全人類、そして全宇宙を守るために戦う。

関係を修復した二人が “ 最後 ” のアッセンブル!
アベンジャーズ/エンドゲーム

「仲直りしたい、怒りは心を腐らせる」「同感だ」
「私を信じるか?」「信じよう」

画像1: 「仲直りしたい、怒りは心を腐らせる」「同感だ」 「私を信じるか?」「信じよう」
画像2: 「仲直りしたい、怒りは心を腐らせる」「同感だ」 「私を信じるか?」「信じよう」

仲良くケンカするふたりを見られるのもいよいよ最後。宇宙を漂流していたトニーは地球に戻り「シビル・ウォー」ぶりに顔を合わせる。「“負ける時も一緒”と君は言った」とスティーブに怒りをぶつけるトニー。一番必要としていた瞬間に共に戦えなかった悔しさが伝わってきてツラい...!

そして5年後、反撃の機会を得たアベンジャーズは再集結。一度は復帰を断ったトニーが発明したGPSを持って現れた時の、スティーブの嬉しそうな顔といったら...!

ふたりはついに仲直り、修理済みの盾が返却された。互いを信じる彼らはまさに無敵!1970年の過去へ飛ぶ間際「私を信じるか?」と聞くトニーに「I do.」と間髪入れず返すスティーブが真っ直ぐすぎてもう結婚式の宣誓かと...(違う)!

石の回収から最後の決戦まで抜群のチームワークで走り抜け、ふたりの率いるアベンジャーズは見事サノスに打ち勝ったのだった!!

最後にして最大の “アベンジ”
アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)

画像7: アイアンマン&キャプテン・アメリカ友情の軌跡を名場面で振り返る

全宇宙の生命の半分を消し去ったサノス。あれから5年、閉じ込められていた量子世界から抜け出したスコットがアベンジャーズに接触するのをきっかけに、残された仲間たちがついに立ち上がる。待望のキャプテン・マーベルも参戦!わずかな希望を信じ時間すらも超えた、彼らの最後にして最大の‘アベンジ’を見届けよう!!

ここで紹介している全作品ディズニープラス(http://disneyplus.jp)で配信中
「アベンジャーズ」TM & © 2012 Marvel & Subs.「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」© 2015 Marvel 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」© 2016 MARVEL 「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」© 2018 MARVEL 「アベンジャーズ/エンドゲーム」© 2019 MARVEL

あわせて読みたい

キャプテン・アメリカ×アイアンマン徹底比較!“真のリーダー”はどっちだ!?

こちらもおすすめ

アベンジャーズ“最強のふたり”に愛をこめて〜ロバート・ダウニー・Jr×クリス・エヴァンス

7つのキーワードで完全比較!ロバート・ダウニー・Jr ×クリス・エヴァンス

This article is a sponsored article by
''.