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「ヘンリー五世」(1989)のヘンリー五世
初の監督&主演映画は、シェークスピアの名戯曲から。ポール・スコフィールドにイーアン・ホルム、デレク・ジャコビ、ジュディー・デンチと、今だったら考えられないほど超豪華&演技派のベテランぞろいで、いきなりアカデミー賞監督賞と主演男優賞候補入り&衣装デザイン賞受賞。ちなみにBAFTAでは監督賞を受賞。
「ハムレット」(1996)のハムレット
『から騒ぎ』や『世にも憂鬱なハムレットたち』を経て取り組んだシェークスピア戯曲の監督・脚本・主演作は『ハムレット』。セリフはまったくそのままで、19世紀に舞台を変更。彼が出演した“ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー”の演出がベースで、当時としては(今でも)珍しい4時間超の超大作。長すぎたかしら……
「ヴァージン・フライト」(1998)のリチャード
交際していたヘレナ・ボナム=カーターと共演した難病ものの感動作。感動といいつつも、そこはポール・グリーングラス監督。難病で余命わずかのワガママ主人公(ヘレナ)が、これまた難ありなボランティア役のケネス様に「ヴァージンを捨てたいから手伝って!」とお願いするというブッ飛び展開。珍作です。
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(2002)のロックハート先生
「ハリー・ポッター」シリーズの第2弾で、クリス・コロンバスによるファミリータイプなハリポタ最後の作品。ケネス様が演じたのは、この作品だけに登場のギルデロイ・ロックハート先生役。闇の魔法の防御術専門家で、妙に自分大好き人間という、このエピソードのヴィラン。記憶を消されてかわいそうなラストです。
「ワルキューレ」(2008)のトレスコウ少将
ヒトラー暗殺計画を描いたサスペンス。トム・クルーズ主演ってことが大きな話題になったものの、じつは英国俳優好きにはたまらん映画。ケネス様のほか、ビル・ナイ、トム・ホランダー、トム・ウィルキンソンなど、英国俳優の個性派が勢揃い。ケネス様は暗殺計画の首謀者の一人、ヘニング・フォン・トレスコウを演じています。