「オリエント急行殺人事件」に続く、アガサ・クリスティーの傑作ミステリーの映画化「ナイル殺人事件」が2021年映画の本命として登場!その魅力や注目ポイントを解説。(文・相馬学/デジタル編集・スクリーン編集部)

※本作は2020年12月18日(金)に公開予定でしたが、2021年に公開が延期されました。
2022年2月11日へ公開が延期となりました。
2022年2月25日へ公開が延期となりました。

観賞ポイント

ポイント1 ブラナー版ポアロの陽性の魅力

画像: ポイント1 ブラナー版ポアロの陽性の魅力

TENET テネット 』では冷酷な悪役を演じていたケネス・ブラナー が、それを解毒すべく(?)当たり役に復帰。『オリエント急行殺人事件』が人気を博したのは、ミステリーとしての面白さもさることながら、彼が体現したポアロの新鮮なキャラクターに依るところも大きかった。

これまで多くの俳優がポアロを演じてきたが、ブラナー版はウィットとユーモアの切れ味も鋭く、それでいて活発。これまでにない陽性の魅力を押し出している点に注目!

ポイント2 全員主役級の豪華キャストが集結

画像: ポイント2 全員主役級の豪華キャストが集結

クリスティー原作のミステリー映画は昔から豪華キャストで映画化されることが多く、前作『オリエント急行殺人事件』も同様だった。本作も、その路線を踏襲。

前回はジョニー・デップが殺人の被害者を演じて観客を驚かせたが、今回はガル・ガドットが悲劇のヒロインを演じる。死後もドラマを動かす重要なキャラとして注目。その新郎を演じるアーミー・ハマーや、4度のアカデミー賞ノミネート歴を誇るアネット・ベニングの妙演も気になるところだ。

ポイント3 名所めぐりで異国情緒を体感

画像: ポイント3 名所めぐりで異国情緒を体感

旅好きだった原作者クリスティーは世界中の多くの名所を舞台にしてミステリーを紡いだが、本作の舞台は、史上最も古い文明を生んだ地のひとつとして知られるエジプト。同地でロケを敢行した本作ではピラミッドやスフィンクス、アブ・シンベル神殿など、有名な遺跡を荘厳なたたずまいはそのままに収めている。

もちろんナイル川の雄大な景色も魅力。海外渡航もままならぬご時世、せめて映画館でエキゾチックな旅情を体感してみては?

ナイル殺人事件
2022年公開

監督:ケネス・ブラナー
出演:ケネス・ブラナー、ガル・ガドット、アーミー・ハマー、アネット・ベニング

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