5位 アルバス・ダンブルドア
── “愛じゃ、ハリー。愛じゃよ”
みんなが頼りにしてるホグワーツ魔法魔術学校の校長。この人の言うことは全部正しい。誰もが認める偉大な魔法使いなのに、お菓子が大好きで、百味ビーンズを食べるたびにヘンな味に遭遇するというお茶目さも魅力。
読者コメント
★たくさんの名言と共にハリーを正しい道へ導いてくれる。
★ハリーのお見舞いに来て、百味ビーンズを食べる校長先生が可愛らしい!
ベストシーン
「ハリーポッターと謎のプリンス」(2009)より
★ダンブルドアの最期。まさか死ぬとは思わなかったから。
★殺された時はスネイプに怒りを感じたけど、後々2人が相談の上でスネイプが殺したことがわかって感動した。
4位 シリウス・ブラック
── “私の息子に手を出すな!”
ハリーの父ジェームズの親友、というか悪友でハリーの名付け親。純血を尊ぶ名家に生まれ、家風を拒否して親族と不仲に。ジェームズが大好きで『不死鳥の騎士団』の戦闘でハリーに「いいぞ、ジェームズ!」と言うのが泣ける。
読者コメント
★本当に格好いいし、ハリーたちとの信頼関係が素敵。
読者が選んだ名場面
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(2007)より
★ハリーにとって家族のような存在のシリウスとの別れのシーンは何とも言えない。
★シリウスが亡くなる場面。涙なしでは見られないが、映像は非常に美しい。
3位 ハリー・ポッター
── “悪いけど友達は自分で選ぶ”
赤ん坊の時から、闇の魔法使いヴォルデモートと対決する宿命を負う運命の子、なのに普通の男の子なのがハリーの魅力。素直で真面目で友達思い。
赤ん坊の時に両親が死亡、親戚の家で冷遇されて育ち、やっと出会った名付け親も失うという不運に見舞われながら、まったく屈折していない。親友の妹と結婚ってのも彼らしい。
読者コメント
★ハリーの謙虚さ、強い勇気、優しさが大好き!
読者が選んだ名場面
「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001)より
★ハリーが杖を選ぶシーン。オリバンダーの「魔法使いが杖を選ぶのではなく、杖が魔法使いを選ぶ」という考え方にハッとさせられた。
★選ぶ杖がハリーに合わず、さまざまなハプニングを店の中で起こすところが面白い。
2位 ハーマイオニー・グレンジャー
── “校則を破るのってワクワクしない?”
ハリーとロンの同級生で親友だけど、2人とは違って勉強熱心で成績も優秀、そのうえ可愛いという無敵キャラ。いつも豊富な知識と呪文でハリーをサポート。
その一方で、必要だと思ったときには規則を破るのもへっちゃらな大胆さを持っている。そんな彼女が恋するのが、ハリーではなくロンだというのも、いい感じ。
読者コメント
★好きなキャラクターはたくさんいるけど、やっぱりハーマイオニーが一番♡
★ロンとの掛け合いが好き!
読者が選んだ名場面
「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001)より
★ロンに「ウィンガーディアム・レヴィオーサ」を教えるシーン。
★羽根を浮遊させる授業で、みんなに魔法を教えるハーマイオニーがかわいいです!
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005)より
★ダンスパーティーにピンクのドレスを着たハーマイオニーが階段から降りて登場するシーン。
★少し照れたような表情に見とれてしまった。
1位 セブルス・スネイプ
── “復讐は蜜より甘い”
ホグワーツ魔法魔術学校の魔法薬学の教師。最初はただの悪役のように登場するが、実はシリーズで唯一、複雑な心情を隠し持つ人物。ハリーの母リリーへの愛を貫くが最後まで胸に秘めたまま。彼女のためにダンブルドアの元で働く二重スパイになるが、それも周囲には隠す。
ハリーについても、かつて自分をイジメた彼の父によく似た容貌を不快に思いつつ、目がリリーと同じなので憎むこともできない。この屈折した思いが彼の魅力。
読者コメント
★シェイクスピアの舞台も、しっとりとした映画もこなすアラン・リックマンが、はじけた悪役ぶりで見せる表情が楽しかった。
読者が選んだ名場面1
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005)より
★スネイプ先生が、おしゃべりするハリーとロンの頭を鷲掴みするシーンがなんとも好きです!
── “諸君の中には自意識過剰の者もいるようだ”「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001)
読者が選んだ名場面2
── “ここにいたかポッター”
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(2004)より
★狼男になったリーマスから襲われそうになっていると気づいたセブルスが、咄嗟にハリー達を守るシーン。この作品を見てからセブルスを目で追うようになった。
読者が選んだ名場面3
── “私を見てくれ リリーと同じ目だ”
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(2011)より
★スネイプが実はリリーを想い続け、彼女の仇を打つために、誰よりも辛く重たい使命を背負い続けていたのだと知った途端、その深い愛に涙が止まらなかった。
Photos by AFLO