あの伝説のセーラー戦士たちが25年ぶりにスクリーンにカムバック！

スーパーセーラームーン／月野うさぎ役
三石琴乃 インタビュー

本作を見た乙女たちは心が弾み、肌艶が良くなると思います！

── 高校生になったうさぎに感じた成長、変化を教えてください。

「敵が現れたときに、“私たちが戦わなくちゃ”という切替が早くなった気がします。戦士としての自覚がより強くなったのを体感できました。うさぎちゃんの性格はあえて変えないという気持ちを根底に置きながら演じたのですが、恋人の衛と話しているときのうさぎを見て、恋愛スキルも上がっている気がしました」

── 具体的にどんなシーンでスキルアップを感じましたか？

「まもちゃん（衛）のお見舞いに行って、“帰ってくれ”って言われたシーンですね。今までなら、どうして？と食らいついていたうさぎが“分かった”と素直に受け入れています。大人になったんだなってちょっとドキッとしました」

── 劇場版のテーマは「夢」。後編では甘い妄想シーンも登場します。

「女の子の願望が詰まった夢ですよね。あんな世界だったら女の子は本当に幸せだと思います。私自身も、自分に合った人といつか巡り会うという赤い糸説を信じていたので、あのシーンにはうさぎちゃんらしさを感じつつ、キュンとしていました」

── 後編の台本を読んだときに惹き込まれたシーンはありますか？

「お互いがちっちゃくなり、まもちゃんにお世話されるうさぎの妄想シーンは早く演じたいなって楽しみにしていました。あとはやっぱりクライマックスです。10戦士で歌っている挿入歌と映像が組み合わさると聞き、アフレコ前からどんなシーンが展開されるのか、ワクワクしていました」

── そしていよいよネヘレニアとの直接対決も描かれます。

「『Eternal』では肉弾戦ではなく、パワー（エネルギー）とか理論、精神的な戦いが描かれます。アフレコでは気持ちの持っていき方や心構えなどはとても意識しました」

── ネヘレニアやジルコニアのようなキャラクターは、演じてみたい立ち位置と伺いました。

「こちらからすれば敵キャラだけど、向こうにとってはセーラー戦士たちが敵。自分の正義を通して、倒されて消えていくときの儚さや悲しさという部分に惹かれます。

最近はラスボス的な役を演じることも増えてきたのですが、演じていてとても楽しいと思いつつ“多勢に無勢（泣）”って思うこともあります（笑）。理不尽を感じながらも声優としてはやりがいを感じます」

── 後編は感染症予防対策のため、少人数でのアフレコをしたそうですね。

「今までのようにみんなが集まるのは難しかったのですが、掛け合いが多い方とは一緒にアフレコできたのはありがたかったです。

私はちびうさ役の福圓美里ちゃんと衛役の野島健児くんと一緒にできたので安心感がありました。ただ後編は10戦士で言葉をつないでいくセリフもあったので、みんなの声を思い浮かべながらのアフレコでした」

── アフレコ現場ではセーラームーングッズ話に花が咲くとのこと。三石さんお気に入りのアイテムを教えてください。

「お気に入りはクリスタルスターコンパクトがモチーフのファンデーションです。スタジオでのお化粧直しで使うのですが、コンパクトを広げるだけでうれしくなってテンションがあがります」

── ちびうさちゃんのセリフで「いつか本当のレディになったときに」というのがあります。三石さんが思うレディとは？

「人の気持ちを慮って行動し、言葉を発することができたらいいなと思います。素敵なレディになることはそんなにハードルが高くない。みんながレディになれる気がしています」

── 後編の注目ポイントを教えてください。

「クライマックス後に戦士たちが勢揃いするシーンです。戴冠式のようで、きっとすごい映像になっていると思います。あとは、外部太陽系4戦士の描かれ方にも注目して欲しいです」

── ファンにメッセージを！

「大人のファンには当時のキラキラした思いがよみがえり、小さいお子さんには素敵な夢を見てもらえる、そんな作品になっています。乙女たちは心が弾み、肌艶が良くなると思います。内なるコラーゲンを吸収できると思います！」

三石さんに一問一答！

Q. 好きな映画は？

A.「劇場版『美少女戦士セーラームーンR』」敵を倒す一番の武器が愛！ ずっと邦画ナンバーワンです

Q. 公開が楽しみな映画は？

A. 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』こちらも手前味噌ですが（笑）、完成品が観たいです！

Q. お気に入りの洋画は？

A. 『フィールド・オブ・ドリームス』家族や愛がテーマの話が好きです

Q. 三石流の映画の楽しみ方は？

A. 気に入ったら何度もリピします！ 観るたびに新たな発見をするのが楽しいです