クロエ・グレース・モレッツが語る“トムとジェリー”との共演が生んだもの
クロエ・グレース・モレッツ
1997年2月10日生まれ、米ジョージア州出身。5歳で芸能活動を始め、『キック・アス』のヒットガール役で世界的にブレイク。
以後『キャリー』『彼女が目覚めるその日まで』など話題作に主演し、ハリウッドを代表する若手女優の一人に。声優を務めた『白雪姫の赤い靴と7人のこびと』が「未体験ゾーンの映画たち2021」で3月公開。
── トムとジェリーと共演するという経験はいかがでしたか?
『アニメ・キャラクターとの共演で面白かったのは、即興の演技をしても何も言わないことです。私の演技にもとづいてアニメを作ってくれたので、私の即興演技や体を使ったリアクションによって、アニメーションもより躍動的になりました。
そんな責任を託されたことは今までなかったので、すごい経験でした。演技を通して映画を創造しているようでした』
── ティム・ストーリー監督からはどのような演出がありましたか?
『監督はオープンで安心できる現場を用意してくれました。「それはやらないで」とか「それは違う」という指示は一切なく、「それでいい」「あとこれも足して」というような指示でした。だから自分で考えるようになり、大げさな演技も安心してできました。
監督と初めて会ったときに「本作はパラレルワールドのようなもの」と言われたのが良かったです。舞台はニューヨークですが、背景や動物はアニメの部分もあり、ファンタジーの要素が加えられています。それが面白い現実逃避につながっていると思います』
── あなたが演じたケイラについてはどう思いましたか?
『彼女は良くない決断を多くするし、嘘もよくつきますが、不思議なことにとても愛らしいんです。
悪い人ではないし、悪意があるわけでもなく、自分の価値をわかってもらおうと、自分の力を証明しようとしている。それが少し間違った方向へいっているだけなんです。
ケイラとマイケル・ペーニャ演じるテレンスはよく衝突しますが、まるで私がジェリーで彼がトムのようです。トムとジェリーがうまくやれるなら、私たちもそうできるはず。本作はポジティブなヒューマンストーリーなんです』
── ご自身はトムとジェリーのどちらに似ていると思いますか?
『ジェリーのほうが断然私に似ていると思います。十二支でいうと、私はネズミ年に近いんです(1997年生まれ)。だから、ジェリーに似ていると感じるのかもしれません。ジェリーのことが大好きです。ずる賢く、馬鹿げていて、とても生意気。そこが大好きなんです』
『トムとジェリー』80周年を記念したイベントやキャンペーンが開催中
体感企画満載の大型イベントが全国を巡回
映画『トムとジェリー』公開を記念したイベント『トムとジェリー カートゥーン・カーニバル』が2021年3月12日(金)~ 28日(日)まで東京・ラフォーレミュージアム原宿にて開催中。
これを皮切りに全国を巡回。『トムとジェリー』の世界観を再現した大型展示から、アニメーション作品、トリックアートの展示などの体感企画も満載のイベント。各方面で活躍するアーティストとのコラボ作品の展示もあり、グッズコーナーも併設される。
DVDセット“てんこもりパック”が発売
誕生80周年を記念した『トムとジェリー』シリーズのDVDセットが「トムとジェリー どどーんと32話 てんこもりパック Vol.1~6セット〈スペシャル・パッケージ仕様〉」として2021年3月3日(水)よりAmazon.co.jp限定で発売。
また、トムとジェリーが「チョコレート工場の秘密」の世界に飛び込む『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』、「オズの魔法使い」の魔法の国オズを舞台とする『トムとジェリー すくえ!魔法の国オズ』などの人気作品もDVD好評発売中・デジタル配信中。
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
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