戦慄のハロウィン到来！2021年秋公開 新作ホラー情報まとめ

2021年10月15日（金）公開
キャンディマン

鏡に向かってその名前を55回唱えると死ぬ!?
ジョーダン・ピールが現代に語り継ぐ都市伝説ホラー

1992年に公開されカルト的なヒットとなった『キャンディマン』を、『ゲット・アウト』（2017）のジョーダン・ピールが製作・脚本に回ってリブート、『キャプテン・マーベル』（2019）の続編『ザ・マーベルズ』（原題）に抜擢されたニア・ダコスタに監督を任せたホラー。

主演は『アクアマン』（2018）で敵役ブラックマンタに扮したヤーヤ・アブドゥル＝マティーン2世。人気シリーズ最新作『マトリックス：レザレクション』に出演し、『アクアマン』続編では再びブラックマンタを演じている。配信シリーズ『ワンダヴィジョン』のテヨナ・パリスらが共演。

ストーリー

シカゴの公営住宅“カブリーニ・グリーン”界隈では、鏡に向かってその名を5回唱えると殺人鬼キャンディマンが現われ殺されるという怪談めいた都市伝説が語り継がれていた。

その地区に新たに建てられた高級コンドミニアムに越してきたビジュアルアーティストのアンソニー（アブドゥル＝マティーン2世）は創作活動の一環としてキャンディマンの謎を探っていたが、公営住宅の元住民だったという老人から伝説の裏に隠された悲惨な物語を聞かされる。彼は恐ろしくも複雑な過去への扉を開けてしまったのだ。再びキャンディマンの恐怖が街を襲う。

チェックポイント1：オリジナルの1992年版とは？

キャンディマンの伝説を白人大学院生ヘレン（ヴァージニア・マドセン）が調査するうち、自らもその伝説に取り込まれていく。キャンディマン役は長身のトニー・トッド。1995年には続編『キャンディマン2』も作られた。

製作・脚本のジョーダン・ピールって？

人気コメディアンだったが、監督デビュー作『ゲット・アウト』でアカデミー脚本賞を受賞し大ヒットさせた。2作目『アス』もヒット。今回は製作・脚本で参加し、社会問題・人種問題などを作品に深く取り入れている。

登場人物

▶︎アンソニー・マッコイ
（ヤーヤ・アブドゥル＝マティーン2世）
気鋭のビジュアルアーティスト。高級コンドミニアムに越してきて、キャンディマンの伝説を探っていくが……

▶︎ブリアンナ・カートライト
（テヨナ・パリス）
アンソニーの恋人のギャラリーディレクターで、彼を応援しており、一緒にコンドミニアムに住んでいる。

▶︎ウィリアム・バーク
（コールマン・ドミンゴ）
元“カブリーニ・グリーン”の住民。アンソニーにキャンディマン伝説の裏に隠された悲惨な物語を聞かせる。

▶︎アン＝マリー・マッコイ
（ヴァネッサ・ウィリアムズ）
アンソニーの母。彼の出生についてある事実を隠しており、それがアンソニーに悲劇を呼び込むことになる。

2021年10月15日（金）公開
クライモリ

罠だらけの殺戮の森から脱出することはできるのか？

山で道に迷った若者たちが次々に何者かに襲われる……2003年のヒット作『クライモリ』を、『バイオハザード』シリーズの製作陣がオリジナルの脚本家アラン・B・マッケルロイに現代の社会状況を反映した新たな設定を創出させリブートした。

主演はスペイン出身のシャルロッテ・ヴェガ。失踪した彼女を探す父親役で『フルメタル・ジャケット』などのベテラン、マシュー・モディーンが共演している。監督はマイク・P・ネルソン。

ジェン（ヴェガ）は5人の友人と共にバージニア州にやってきた。アパラチア山脈の自然歩道でキャンプを楽しむためだ。だが町の人々は排他的で、何かを隠しているように思える。

山に入ったジェンたちは道に迷い、転がってきた倒木で一人が犠牲になった。気がつけば周囲は罠だらけ。若者たちは何者かに狙われているのだ……6週間後、消息を絶ったジェンを求めて父親スコット（モディーン）が町を訪れ、人々を問い詰めていく。

チェックポイント：スティーヴン・キングも称賛したオリジナル

オリジナルの2003年版は、山中で道に迷った若者たちを不気味な一団が襲っていくという物語を過激な表現で描き、あのスティーヴン・キングが年間ベスト1に選んだことでも知られている。スマッシュヒットしてシリーズ化され、2014年の『クライモリ／デッド・ホテル』（日本はDVD公開）まで全部で6作が作られた。

現在公開中！
殺人鬼から逃げる夜

耳の聞こえない目撃者が執拗な連続殺人鬼に狙われる！

耳の聞こえない若い女性がサイコな連続殺人鬼に執拗に追われる……これがデビュー作となるクォン・オスンが自ら練り上げた脚本を監督、“走る”という肉体的逃走劇を展開する。

主演は『リトル・フォレスト春夏秋冬』のチン・ギジュで、殺人鬼には『コンジアム』で青龍映画賞新人男優賞を受賞したウィ・ハジュンが扮している。ほかに『ゴールデンスランバー』のパク・フンらが共演。

母と二人暮らしで、お客様相談センターで手話部門を担当しているギョンミ（チン）は、ある日の帰り道で若い女が血を流して倒れているのを発見する。助けを呼ぼうとするが近くに潜んでいた連続殺人犯ドシク（ウィ）に捕まってしまった。

なんとか逃げ出すも、ドシクは善良なサラリーマンを装ってギョンミの自宅を探り当て、襲ってくる。家から飛び出し、街中を走って逃げるギョンミ。走っても走っても執拗に追ってくるドシク。ギョンミも殺人鬼の餌食になってしまうのだろうか……

2021年10月15日（金）公開
ホラー界の巨匠ジョージ・A・ロメロの3作が一挙上映！

『ゾンビ』などで知られるホラー映画史に残る巨匠ジョージ・A・ロメロ。そんな彼のこれまで未発表だった超問題作はじめ、3作が今秋一挙上映されることが決定！

アミューズメント・パーク（1973）

ホラー映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ監督の未発表短編。年齢差別や高齢者虐待の認識を高めるためルーテル教会がロメロに依頼し作られたが、アメリカの実情をストレートに描きすぎたため封印されていた。2018年に発見され4Kレストア、初めて劇場公開される。

ザ・クレイジーズ（1973）

感染した人間を狂気に陥れる細菌兵器の恐怖を描いた、ジョージ・A・ロメロ監督初期のパニック・ホラー。細菌兵器を積んだ輸送機が墜落、事件を隠蔽しようとする政府が派遣した軍と住民の争いや殺戮の様子が徹底したドキュメンタリー・タッチで描かれていく。

マーティン／呪われた吸血少年（1977）

現代の都市を舞台に、血を浴びなければ生きられない吸血鬼の青年の悲劇を、ジョージ・A・ロメロ監督が新たな視点で描いた吸血鬼ホラー。のちにロメロ作品の常連となるジョン・アンプラスのデビュー作で、特殊メイクでトム・サヴィーニが参加している。

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