ジェンマ・チャン as セルシ
MCUは『キャプテン・マーベル』(2019)のクリー人ミン・エルヴァ役に続く2度目の出演。香港出身の父と中国本土出身の母を持つ英国生まれのジェンマは、オックスフォード大学で法律を学んだ才媛。
『クレイジー・リッチ!』(2018)のアストリッド役でブレイクする前にも『SHERLOCK /シャーロック』(2010〜)シーズン1第2話の美術館員スーリン役、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)の魔法使いマダム・ヤ・ジョウ役などがある。イカリス役の英国男優リチャード・マッデンとは10年以上前からの友人なので、2人のソウルメイトの関係を自然に演じられたそう。
クメイル・ナンジアニ as キンゴ
白人女性とパキスタン系移民青年のカップルを描く17年の半自伝的コメディ『ビッグ・シック ぼくらの大いなる目ざめ』に妻と主演して、全米の人気者に。
パキスタン生まれで、18歳でアメリカに移民、2009年から俳優・脚本家として活躍中。2014年から出演の出世作TV『シリコンバレー』ではコンピューター・オタク役だが、本作への出演が決まって肉体改造。昨年末にインスタグラムで披露された、ムキムキに大変身した姿には、MCUファンも大喝采。
ブライアン・タイリー・ヘンリー as ファストス
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のカルリジアン役ドナルド・グローバー企画・主演のコメディドラマ『アトランタ』のラッパー、ペーパーボーイ役で注目を集めて2018年のエミー賞にノミネート。
『ゴジラvsコング』(2021)のYouTuber役から『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)の主人公の友人役まで、コメディでもシリアスでも活躍中。本作の高い知性と発明能力を持ち、同性のパートナーと子育て中というユニークなヒーロー役も、魅力的に演じてくれるはず。
リア・マクヒュー as スプライト
リアは、2007年11月18日、米ペンシルバニア州ピッツバーグ生まれの13歳。父マイケル、母リサも俳優の俳優一家で、兄のローガンとフリン、姉シェアも映画やTVで活動、弟ギャヴィンはドラマ『9-1-1:LA救命最前線』(2018〜)にクリストファー役で出演中だ。
リアは幼い頃に舞台に立ち、2016年にはドキュメンタリー番組でテレビ初出演。13歳までにはホラー映画2作、『トーテム 呪いの首飾り』(2017)『ロッジ 白い惨劇』(2019)に出演と、着々とキャリアアップ中。『エターナルズ』で大ブレイクの予感?
ローレン・リドロフ as マッカリ
MCU初の聴覚障がいのヒーローを演じるローレンは、実際に聴覚障がいがあり、TV『ウォーキング・デッド』や映画『サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ〜』(2019)でも同じ障がいのある役を演じている。
そんな彼女を、アンジェリーナ・ジョリーがサポート。ローレンは「ニューヨーク・タイムズ」紙の取材で、アンジーが、撮影現場ではスタッフがレーザーペンの光で「撮影開始」「アクション」を示すというアイデアを提案してくれたと感謝している。