ディズニー長編アニメーション60作目となる『ミラベルと魔法だらけの家』は『モアナと伝説の海』以来4年ぶりの新作ミュージカル。世界中に感動を届けてきたディズニー・ミュージカルが再び世界を「魔法」で包みます!

イントロ&ストーリー

ディズニー・アニメーション・スタジオがこの冬贈る最新作は、“魔法”に溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの冒険を描く待望のミュージカル・ファンタジー。日本でも興行収入50億円を超える大ヒットとなった『モアナと伝説の海』(2016)以来4年ぶりの新作オリジナル・ミュージカル、そして1937年の『白雪姫』から始まったディズニー長編アニメーション60作目を飾る記念すべき作品だ。

画像: “魔法”に溢れる世界に住むミラベルの冒険を描くミュージカル・ファンタジー

“魔法”に溢れる世界に住むミラベルの冒険を描くミュージカル・ファンタジー

主人公ミラベルは、活気溢れる南米コロンビアの奥地に佇む、魔法の力を持つ不思議な家に生まれた女の子。それぞれに違った個性を持つ“魔法の才能(ギフト)”を家から与えられたマドリガル家の中で、ミラベルはたった一人だけ“ギフト”をもらえなかった…。

ある日、この家が危険に晒されていることを知ったミラベルは、家族を救うために唯一の希望として立ち上がる。魔法のないミラベルと、魔法だらけの家に隠された“秘密”とは一体何なのか?

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本作の楽曲を手がけるのは、ブロードウェイの傑作ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」「ハミルトン」の生みの親で、トニー賞、グラミー賞など数々の賞に輝くリン=マニュエル・ミランダ。この現代ミュージカル界の至宝が、『モアナと伝説の海』以来4年ぶりに一体どんな名曲を生み出すのか期待が高まる。アメリカ本社のオーディションを経てミラベル役の日本版声優を射止めたのは新人・斎藤瑠希。

メガホンを取ったのは『塔の上のラプンツェル』(2010)『ズートピア』(2016)で監督を務めたバイロン・ハワードと『ズートピア』で共同監督、脚本を手がけたジャレド・ブッシュ。『ズートピア』以来、再びタッグを組むこととなった二人が、魔法の力がないミラベルの姿を通して描くのは、「奇跡を起こす方法は魔法だけじゃない」という希望と勇気のメッセージ。ディズニー史上最強の豪華スタッフが、ドラマチックなストーリーと珠玉の音楽で再び世界に大きな感動と幸せを届ける。

ミュージカル界の“天才”が現地へのリサーチ旅行を敢行

画像: Photo by Frazer Harrison/WireImage
Photo by Frazer Harrison/WireImage

本作の音楽を担当したのは、映画版の公開も記憶に新しい「イン・ザ・ハイツ」などのブロードウェイ・ミュージカルを手がけたリン=マニュエル・ミランダ。この冬は初監督作『tick, tick... BOOM!:チック、チック…ブーン!』も公開されるなど、今のエンタメ界を引っ張る最重要人物だ(特集はp38)。本作では彼も制作チームとともにコロンビアへのリサーチ旅行を敢行。その経験や現地の音楽性などが今回の作品に反映されている。

登場キャラクターたち

“魔法を持たない”新ヒロイン・ミラベルと個性的な“魔法のギフト”を持つマドリガル一家

画像: “魔法を持たない”新ヒロイン・ミラベルと個性的な“魔法のギフト”を持つマドリガル一家

画像左より

パワーの魔法/ルイーサ
ミラベルの次姉。“ 力(パワー)のギフト”を授かった、誰からも頼られる力持ちの働き者。

花の魔法/イサベラ
ミラベルの長姉。“花を咲かせるギフト”を授かった、気品と落ち着きを持った優等生。

一家の女家長/アルマおばあちゃん
マドリガル家の女家長でミラベルの祖母。“魔法”に溢れる家族の伝統を引き継いできた。

本作のヒロイン/ミラベル
家族の中で唯一“ギフト”をもらえなかった。疎外感を持ちながらも明るく前向きに生きる。

ミラベルの両親/アグスティン&フリエッタ(癒しの魔法)
ミラベルら3姉妹の両親。フリエッタは食事によって人々を癒す“癒しのギフト”を持つ。

変身の魔法/カミロ
ミラベルのいとこ。“変身のギフト”を授かり、頭で思った人物の見た目に一瞬で変われる。

ミラベルのおば夫婦/ぺパ(天気の魔法)&フェリックス
ミラベルのおばとおじ。ぺパは感情によって“天気をコントロールするギフト”の持ち主。

聴力の魔法/ドロレス
ミラベルのいとこ。どんな小声でも聞こえてしまうという“聴力のギフト”を与えられる。

動物の魔法/アントニオ ※写真最前の男の子
ミラベルのいとこ。とてもシャイで、“動物とコミュニケーションできるギフト”を持つ。

バイロン・ハワード監督&ジャレド・ブッシュ監督 Wインタビュー

「家族の持つ“素敵な複雑さ”について語りたかったんです」

画像1: 記念すべきディズニー60作目!『ミラベルと魔法だらけの家』見どころ&キャラクター紹介

バイロン・ハワード
2008年の『ボルト』で監督デビュー。ディズニー長編アニメーション50作目『塔の上のラプンツェル』の監督も務め、『ズートピア』でアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞。

画像2: 記念すべきディズニー60作目!『ミラベルと魔法だらけの家』見どころ&キャラクター紹介

ジャレド・ブッシュ
2016年に『ズートピア』の共同監督・共同脚本を務める。同年の『モアナと伝説の海』でも脚本を担当した。本作は『ズートピア』以来のハワードとのタッグ作品となる。

── 本作は「家族」についての物語です。このアイデアは早くからあったのでしょうか?

ハワード
「まずみんなに共通するものは何かを考えるところから始めました。すぐに出てきたのが“家族”でした。そして、家族は素敵だという映画はたくさんあったけれども、家族は大変だ、家族は難しいということを伝える映画はそんなにないということに気づきました。僕らは家族の持つ“素敵な複雑さ”について語りたくて、そのテーマに魅了されました」

── 魔法というアイデアは、リサーチ旅行で生まれたものだとお聞きしました。

ブッシュ
「南アメリカでは、マジカルリアリズム(非現実と現実の境界線を曖昧にした表現手法)が文化にとても強く根付いています。日本にもありますよね。宮崎駿監督もそこからインスピレーションを得ているように思います。僕らは魔法をキャラクターの人柄の一部にしたかった。マジカルリアリズムに寄ることで、とてもユニークで特別なことができたと思っています」

ミラベルと魔法だらけの家
2021年11月26日(金)公開

アメリカ/2021/1時間49分/ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:バイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ
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