キャラクターとストーリー解説
自転車レポーター
エルブサン・サゼラック(オーウェン・ウィルソン)
▶︎▶︎編集長のお気に入りの無鉄砲な記者
アーサー・ハウイッツァー・Jr(ビル・マーレイ)
▶︎▶︎「泣かない」がモットー。実は人情家の編集長
編集長が愛して編集部を置いたアンニュイ=シュール=ブラゼの街を記者のエルブサン・サゼラックが自転車でレポート。ブラゼ川が流れ、古びた大聖堂があって歴史を感じさせるが夜ともなればサゼラックが愛してやまない“不道徳”の顔を覗かせる。演じるのはウェス監督の大学時代からの友人オーウェン・ウィルソン。
ストーリー1:確固たる(コンクリートの)名作
J.K.L.ベレンセン(ティルダ・スウィントン)
▶︎▶︎美術界の表も裏も知り尽くした批評家
シモーヌ(レア・セドゥ)
▶︎▶︎数奇な過去を持つ看守で画家のミューズ
モーゼス・ローゼンターラー(ベニチオ・デル・トロ)
▶︎▶︎殺人で服役中の凶悪犯にして天才画家
ジュリアン・カダージオ(エイドリアン・ブロディ)
▶︎▶︎商売上手だが画家に振り回される美術商
美術界の表も裏も知り尽くすJ.K.L.ベレンセン(ティルダ・スウィントン)によるレポート。殺人で50年の刑に服す超売れっ子の画家モーゼス・ローゼンターラー(ベニチオ・デル・トロ)と看守でモデルのシモーヌ(レア・セドゥ)の奇妙な関係。モーゼスの才能は美術商カダージオ(エイドリアン・ブロディ)が発見した。
ストーリー2:宣言書の改訂
ルシンダ・クレメンツ(フランシス・マクドーマンド)
▶︎▶︎私生活に秘密を抱えた高潔なジャーナリスト
ジュリエット(リナ・クードリ)
▶︎▶︎学生運動グループの気の強い会計士
ゼフィレッリ・B(ティモシー・シャラメ)
▶︎▶︎カリスマ性を放つ学生運動のリーダー
記者魂を忘れないルシンダ・クレメンツ(フランシス・マクドーマンド)による“学生運動の日記”編。古い街にも学生運動が起こり、兵役拒否の友人の弁護のために立ち上がったゼフィレッリ・B(ティモシー・シャラメ)は、会計係のジュリエット(リナ・クードリ)と恋に落ちたが活動を開始しようとして事件に巻き込まれた。
ストーリー3:警察署長の食事室
ネスカフィエ(スティーヴン・パーク)
▶︎▶︎署長お抱えの伝説の“警察料理シェフ”
アンニュイ警察署長(マチュー・アマルリック)
▶︎▶︎一人息子を溺愛するシングルファザーで美食家
ローバック・ライト(ジェフリー・ライト)
▶︎▶︎食を愛する祖国を追われた孤独な記者
国を追われた博識家ローバック・ライト(ジェフリー・ライト)が語る“名シェフの横顔”編。警察署長(マチュー・アマルリック)のお抱え天才シェフの取材をするはずが、話は署長の息子の誘拐劇へと発展。犯人は組織のボスの釈放を求める運転手(エドワード・ノートン)で息子は仲間(シアーシャ・ローナン)が見張っている。
フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
2022年1月28日(金)公開
アメリカ/2021/1時間48分/ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ウェス・アンダーソン
©2021 20th Century Studios. All rights reserved.