カバー画像:Photo by Matt Winkelmeyer/Getty Images
第3位 エマ・ストーン 180ポイント
『クルエラ』でアニメーション『101匹わんちゃん』の悪役クルエラ・ド・ヴィルの若き日をおしゃれに好演したエマが3位にジャンプアップ。昨年は第一子ルイーズ・ジーンちゃんも誕生し、プライベートでも順調な彼女の新作は、『女王陛下のお気に入り』で組んだヨルゴス・ランティモス監督作で最新科学の力で蘇るヴィクトリア朝の女性という役!
『クルエラ』ではキュートでクールでいうことなしでした!ただただ拍手!(神奈川・女性56)
『ラ・ラ・ランド』からのファンですが『クルエラ』は予想外の面白さでエマの演技が素晴らしかった。(栃木・男性22)
第2位 ゼンデイヤ 227ポイント
昨年は少ない出番ながら『DUNE /デューン 砂の惑星』で強い印象を残したゼンデイヤ。続編ではさらなる活躍が期待できるいう噂。でも今回の上位ランクインの要因にはやはり年明け公開の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の影響もありそう。ニュースなどで伝えられる共演のトム・ホランドとのナイスカップルぶりも微笑ましい限り!
トム・ホランドとの交際が本当にうれしいくらい二人のファンです。これからも仲良くしてほしい!(茨城・女性18)
『DUNE/デューン 砂の惑星』で見せた瞳の演技が美しかった。続編での活躍を楽しみにしています。(秋田・男性20)
第1位 スカーレット・ヨハンソン 391ポイント
『アベンジャーズ』を見てから大好きになり、ずっと応援していました。『ブラック・ウィドウ』最高でした!(東京・男性51)
いつも美しく、強いスカーレットが憧れです。『ブラック・ウィドウ』これで最後と思うと淋しいですが……(埼玉・女性39)
ブラック・ウィドウを演じる前からファンです。一人の女優としてとても才能豊かだと思います。(愛知・男性41)
またいつかどんな形でもナターシャ・ロマノフを演じてくれるといいなと思いつつ『ブラック・ウィドウ』を見ていました。(岐阜・女性22)
当たり役ブラック・ウィドウの単独
主演作でついにナンバーワンに!
おめでとう! スカーレット・ヨハンソンがついにナンバーワンを獲得! この数年、ずっとベストテン上位をキープしながら、なかなかトップに届かなかっただけに、満を持しての女王の座と言えそう。
しかもジャンプアップした彼女の昨年の原動力となったのが、当たり役の単独主演作『ブラック・ウィドウ』だったことも巡り合わせのようなタイミング。
思えばスカーレットの人気をランクアップさせたのは、やはりブラック・ウィドウ役をゲットしてMCUの仲間入りをしてから。初登場の『アイアンマン2』(2010)のカッコよさは衝撃的だった。
その後も『アベンジャーズ』(2012)『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)と7作(カメオ出演を入れると9作)もこの唯一無二のアクション・ヒロインを演じてきた彼女の総集編が『ブラック・ウィドウ』だったのだから、まさにジェームズ・ボンド役を演じきった男優1位のダニエル・クレイグと同じようなシチュエーションで初の1位を獲得したとも言えそう。
長年のファンならご承知のようにスカーレットは『のら猫の日記』(1996)などで知られた子役出身。最初のターニングポイントはロバート・レッドフォード監督・主演の『モンタナの風に抱かれて』(1998)で乗馬中の事故で片足を切断した13歳の少女という難しい役で国際的に注目された。
2003年に出演した2作、『ロスト・イン・トランスレーション』でビル・マーレイと、『真珠の耳飾りの少女』でコリン・ファースと渡り合い、才能が開花。一躍売れっ子スターに。その後『マッチポイント』(2005)などでウディ・アレン監督のミューズになり、映画界での地位を確立した。
オスカーWノミネートという実力も備え次のステップが注目の的に
こうした活躍をたどっていくとブラック・ウィドウ役以前からスカーレットは実力を備えた魅力的な女優だったことがわかる。その間にもクリストファー・ノーラン(『プレステージ』2006)やブライアン・デパルマ(『ブラック・ダリア』2006)といった個性的な名匠たちからラブコールを受けていたのは納得というほかない。
アクション・ヒーロー的な人気を得たスカーレットが2019年に『マリッジ・ストーリー』『ジョジョ・ラビット』でアカデミー賞主演女優賞と助演女優賞にダブル・ノミネートされた偉業は、彼女が演技力も本物であることを今さらながら思いださせてくれた。
ブラック・ウィドウを終えた彼女が次に向かうのはどこか誰もが気になるところ。昨年コリン・ジョストとの間に第2子(ジョストとは最初の子になる)が誕生したばかりだが、まず2022年春は大ヒット・アニメーションの続編『SING /シング:ネクストステージ』で再びヤマアラシのアッシュの声を担当しあのハスキーボイスを聞かせてくれる(そうそう彼女は2枚のアルバムを出しているシンガーでもあるのだった)。
さらにウェス・アンダーソン監督の次回作『アステロイド・シティ』(原題)にも参加。完成が楽しみだ。