この夏は2つのハリウッド気鋭の映画製作集団が生み出した新たな恐怖映画に注目! ブラムハウス・プロダクションのスーパーナチュラル・ホラー『ブラック・フォン』とA24のエクストリームライド・ホラー『Xエックス』は、共に1970年代後半のアメリカ地方都市を舞台に異常な連続殺人鬼に襲われる恐怖を描くエッジの利いた必見作。現地でも高い評価を得ている両作のショック度を見比べてみては?(文・松坂克己/デジタル編集・スクリーン編集部)

2022年7月8日(金)公開
X エックス

A24

映画撮影のため田舎の農場にやってきた男女6人が殺人鬼夫婦の餌食に!

画像: 映画撮影のため田舎の農場にやってきた男女6人が殺人鬼夫婦の餌食に!

映画撮影のため3組のカップルがテキサスの田舎の農場にやってくる。だがそこに住んでいたのは高齢の殺人鬼夫妻だった……話題のスタジオA24初のシリーズ作品ということでも注目されているホラーで、三部作の構想が明らかにされている。

主演は2018年の『サスペリア』でブレイクしたミア・ゴス。『スクリーム』シリーズ最新作(2022)のジェナ・オルテガ、『ピッチ・パーフェクト』シリーズのブリタニー・スノウらの共演。監督は『キャビン・フィーバー2』(2009)のタイ・ウェスト。

1979年。女優のマキシーン(ゴス)とマネージャーのウェイン、ブロンド女優ボビー・リン(スノウ)とベトナム帰還兵の俳優ジャクソン、自主映画監督の学生RJとその彼女で録音担当のロレイン(オルテガ)の六人は、撮影のために借りた農場に着いた。出迎えたのはみすぼらしい老人ハワード。窓からはその妻パールが見ている。そしてその夜、撮影を終えた一行を思いがけない恐怖が襲う。

【怖ポイント1】多彩でショッキングな殺しの手口

画像: 特殊な殺人鬼による殺害方法もかなり残虐

特殊な殺人鬼による殺害方法もかなり残虐

殺人鬼が老齢の夫婦であるところがまずショッキング。殺人の方法も多彩で、非力な老人でも無理なく殺せるよううまく考えられている。描写もかなり残酷で、映倫の指定がR15+なのも納得の出来。舞台がテキサスであること、背景が70年代なのも利用している。さらに老婦人パールのバックグラウンドからのおぞましさも忘れ難い。

【怖ポイント2】1979年が舞台という意味 

画像: 70年代末の舞台設定がキャラクターにも反映

70年代末の舞台設定がキャラクターにも反映

主人公マキシーンが憧れる女優リンダ・カーターは1979年当時TV「ワンダーウーマン」で大人気だったし、劇中映画を監督するRJはフランスのヌーベルバーグ監督ジャン=リュック・ゴダールに心酔している。

さらに当時はフリーセックスが流行しており、それがボビー・リンとジャクソンのキャラクターに反映されている。

【怖ポイント3】2人のスクリームクイーン

画像: 注目のスクリームクイーン、ミア・ゴス主演

注目のスクリームクイーン、ミア・ゴス主演

主演のミア・ゴスは『サスペリア』(2018)以外にも『マローボーン家の掟』(2017)『EMMA エマ』(2020)とホラーへの出演が多く、今回の演技で新たなスクリームクイーンと認知された。

また共演のジェナ・オルテガも最新版の『スクリーム』(日本はDVD公開)の主要キャストの一人で、彼女もまた新スクリームクイーンとして認められている。

X エックス
2022年7月8日(金)公開

アメリカ/2022/1時間45分/ハピネットファントム・スタジオ
監督:タイ・ウェスト 
出演:ミア・ゴス、ジェナ・オルテガ、ブリタニー・スノウ、スコット・メスカディ(キッド・カディ)
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