カバー画像:Photo by Christian Thompson/Disney Resorts via Getty Images
タチアナ・マスラニー
「シー・ハルク:ザ・アトーニー」
MCUドラマ最新作は、“シー・ハルク”として目覚めた弁護士の物語。超人専門の弁護士ジェニファーはある事故をきっかけに突然アベンジャーズ最強クラスの力を身につける。
圧巻の演技力は“オリンピック・レベル”
生年月日:1985年9月22日(36歳)
出身地:カナダ・サスカチュワン
トリビア:趣味はサイクリング
この夏配信スタートするMCUの新ドラマ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」にて“シー・ハルク”として覚醒する主人公の弁護士ジェニファー・ウォルターズを演じるタチアナ・マスラニー。
『こわれゆく女』(1974)のジーナ・ローランズの演技に影響されて女優を真剣に志したというマスラニーは、SFドラマ「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」(2013~)で注目の存在に。主人公とそのクローンたちという複数のキャラクターを演じ分け、エミー賞に輝いたその高度な演技力はメディアから「オリンピック・レベル」と絶賛された。日本映画『トイレット』(2010)に出演したことでも知られ、『黄金のアデーレ 名画の帰還』(2015)『ストレイ・ドッグ』(2018)など映画出演作も多数。
ヘイリー・スタインフェルド
「ホークアイ」
アベンジャーズを辞めたい男ホークアイ(ジェレミー・レナー)が繰り広げるサバイバル・アクション。“ローニン”としての過去の因縁からホークアイが事件に巻き込まれていく。
歌手、モデル、声優とマルチにこなす才能
生年月日:1996年12月11日(25歳)
出身地:アメリカ・カリフォルニア
トリビア:3歳年上のいとこの影響で演技を始めた
「ホークアイ」で幼い頃からホークアイに憧れてヒーローを目指し、弓の達人となったケイト・ビショップを演じるヘイリー・スタインフェルド。
14歳でオスカー候補になった『トゥルー・グリット』(2010)で鮮烈なデビューを飾ったスタインフェルドは、その後も『バンブルビー』(2018)など大作映画に引っ張りだこで、新世代を代表するスターに。俳優業だけなく、歌手、モデル、声優とマルチにこなす才能の持ち主で、2023年公開予定の『スパイダーマン:スパイダーバース』続編にも声優として続投予定。共演者ジェレミー・レナーからは「役者としてこれ以上ないほど素晴らしい」と太鼓判を押されており、将来結成されるといわれる“ヤング・アベンジャーズ”を引っ張る存在になりそう。
テヨナ・パリス
「ワンダヴィジョン」
マーベル・スタジオ初のオリジナルドラマシリーズ。MCU最強の力を秘めたワンダことスカーレット・ウィッチとヴィジョンの、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後の新たな物語。
名監督に次々抜擢され快進撃を続ける
生年月日:1987年9月22日(34歳)
出身地:アメリカ・サウスカロライナ
トリビア:ロールモデルはアンジェラ・バセットとハル・ベリー
「ワンダヴィジョン」にキャプテン・マーベルの友人マリア・ランボーの娘の成長した姿として初登場し、コミックでは2代目キャプテン・マーベルとして知られるモニカ・ランボーを演じたテヨナ・パリス。
多くの名優を輩出してきた名門校ジュリアード出身のパリスはドラマ「マッドメン」の主要キャラクターを演じたことで人気スターに。スパイク・リー監督の『シャイラク』(2015)、バリー・ジェンキンス監督の『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)と次々名監督に抜擢され、昨年は『キャンディマン』に出演と快進撃が続いている。2023年公開予定の『ザ・マーベルズ(原題)』でランボー役を再演予定で、共演のイマン・ヴェラーニからは「姉のような存在」として慕われているという。