『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』の監督とアジアの巨匠ウォン・カーウァイがタッグを組んだ話題作『プアン/友だちと呼ばせて』が8月5日(金)より公開となる。SCREEN ONLINEでは、余命宣告を受け、かつての友人を呼び出し元カノを巡る旅に出るウードを演じたアイス・ナッタラットにインタビューを実施。役づくりから好きな映画まで話を聞いた。

“自分の想像以上にリアルな演技ができたと思っています”

―脚本を読んだとき、どう思われましたか?

「自分とつながる部分が多いなと思いました。そして、様々な疑問が浮かんできました。人生って何なんだろうとか、過去にしたことって何だろうとか、答えを探したくなるような脚本でしたね」

―今回はどのように役作りをされましたか。

「ガンになる前の部分を演じるにあたっては、実際にウェイターとして働きました。バンコクで一カ月、ニューヨークでも撮影場所のタイレストランで働きました。ウェイターをしている人の世界観や仕事観、人生観といったものを学べたと思います。

ガンになってからのパートについては、実際に患者さんのいる病院へ行ってリサーチしました。患者の方の考え方や身体的な特徴などを知ることができたんです。それから監督のご友人にロイドさんという方がいます。ロイドさんは末期ガンの患者だったんですが、いろいろなアドバイスをしてくださって、演技のロールモデルにさせてもらいました」

―現場では即興やアドリブが多かったそうですね。印象的なことはありましたか?

「アドリブでは2つ気に入っているシーンがあります。1つ目はアリス(プローイ・ホーワン)とレストランのフロアで一緒にダンスするシーンです。もう1つは地下の部屋でウードとプリム(ヴィオーレット・ウォーティア)が話すシーンです。このシーンのセリフは50%が即興でしたね。2人とも精一杯演じたんですけども、バズ監督が付いていてくれていたので、どこまで表現していいのか、どこまで深く掘り下げていいかについての安心感がありました。なので自分の想像以上にリアルな演技ができたと思っています」

画像: アイス・ナッタラットインタビュー!『プアン/友だちと呼ばせて』予告編 8月5日(金)公開【公式】 www.youtube.com

アイス・ナッタラットインタビュー!『プアン/友だちと呼ばせて』予告編 8月5日(金)公開【公式】

www.youtube.com

『プアン/友だちと呼ばせて』
8月5日(金)新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイントほか全国順次公開
©2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.
配給:ギャガ

This article is a sponsored article by
''.