シリーズ累計観客動員556万人・興行収入78億円突破の人気バトルアクションシリーズ「HiGH&LOW」待望の最新作『HiGH&LOW THE WORST X (クロス)』が遂に公開される! 今回、鬼邪高校の全日制で頭を張る花岡楓士雄を演じた川村壱馬(THE RAMPAGE)と、同じく鬼邪高校の高城司を演じた吉野北人(THE RAMPAGE)、そして本作で新たに登場する天下井公平を演じた三山凌輝(BE:FIRST・RYOKI)の鼎談が実現。撮影を振り返りながら和気あいあいとトークを繰り広げる三人のスペシャルインタビューをお届けします。(文・奥村百恵/写真・奥田耕平(THE96)/デジタル編集・スクリーン編集部)

── 三山さんは天下井というキャラクターをどのように捉えて演じられたのでしょうか。

三山「天下井は楓士雄とは正反対なキャラクターとして描かれますが、根っこにあるものというか、核になっている部分は同じだと思うんですよね。目の前のことに全力で向き合っている楓士雄と同様に、天下井も自分の正義を信じながら物事と向き合っているし、本当は楓士雄のように真っすぐな心を持っているはずなんです。だけど生まれ育った環境や周りの人間の影響で天下井は間違った方向に行ってしまったので、そういった楓士雄との対比をしっかりと表現できるように意識しながら演じていました」

── 天下井がただの嫌な奴に見えなかったのは、三山さんが魅力的に演じてらっしゃったからだと思うのですが、その辺で気をつけた点はありましたか。

三山「彼は暴君のように振る舞っていても実はいろんなことに抗っていて、ちょっと哀れに思えたりもするんです。そういう部分は観る人によっては共感できるポイントになるので、なるべく天下井がただの悪人に見えないように気をつけていました。ただの嫌な奴だったら、(中本)悠太くん演じる須嵜があそこまで一緒にいないはずですし、少しでも“天下井ってそこまで嫌いじゃないかも”と思ってもらえたらうれしいです」

── 川村さんと吉野さんは、瀬ノ門工業高校最強の男・須嵜を演じた悠太さんとお芝居してみていかがでしたか。

吉野「悠太くんは本作でお芝居に初挑戦したと聞きましたが、現場では“本当に初めてなの?”と驚いてしまうほど冷静で堂々としていたので、“やっぱりスターは違うな”と心の中でつぶやきました(笑)。もちろん、現場の居方や空気感などに慣れない中で緊張することもあったかもしれませんが、僕からは常に堂々としているように見えました」

川村「緊張しているようには見えなかったよね。僕は悠太くんとアクションシーンでガッツリ絡んだのですが、彼の現場での集中力の高さに驚きました。アイコンタクトを取りながらお芝居していると、悠太くんがお芝居に本気で向き合っているのが伝わってくるんです。あと、同じ大阪出身だからかすぐに意気投合して、休憩時間には漫画の話ばかりしていました(笑)。『どのキャラが好きやった?』とか質問し合ったりして楽しかったです」

三山「壱馬くんと悠太くんが和気あいあいと話していた姿が想像つかないぐらい、須嵜と楓士雄が闘うシーンは迫力があって興奮しました。二人とも身体能力が高いから、“これなんの競技なの?”とツッコミを入れたくなるぐらい次元が違うアクションシーンになっていて(笑)。めちゃくちゃカッコ良かった!」

川村「ありがとう! でも、そのシーンの撮影は、アクションがというよりも、楓士雄としての感情が収まらなくなっていて、我を忘れて演じていましたね」

吉野「終盤のアクションシーンは体と体というよりも、魂と魂のぶつかり合いみたいな感じになっているので、そこはぜひ注目してほしいです」

── 吉野さんも悠太さんとのアクションシーンがありましたが、撮影はいかがでしたか?

吉野「手かずは多いしなかなか決着つかないしで大変でしたね。当たり前ですが、お互い怪我をしてもさせてもいけないので気を遣う部分も多くて。だけど本番は本気でぶつかっていけたので、悠太くんとの距離が縮まったような感覚がありました」

川村「凌輝は天下井が鉄パイプを振り回すシーンの撮影のときどんな感じだったの?」

三山「たしかあのシーンを撮った日はちょっと寝不足だったんです。それで気づいたら撮影で使う鉄パイプを手に持っていて、“あ! ヤバいしっかりしなきゃ!”って。そんな状態でしたけど、お芝居はしっかりやらせていただきました(笑)」

── ちなみに、もしも本作のスピンオフを作るとしたら、どんな内容を希望されますか。

三山「『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』の続きがあったらお客さんもうれしいんじゃないかなと思います。楓士雄、司、天下井、須嵜の関係性がこの先どんな風に変わっていくのか見てみたいですね」

吉野「僕は楓士雄、司、天下井、須嵜が一斉に何かしらの事件に巻き込まれて、反社会的勢力の事務所にみんなで乗り込んでいって闘うみたいなスピンオフを作ってみたいです。天下井だけ組織の人間に拉致されて酷い目にあってほしい(笑)」

三山「ちょっと! 『THE WORST X』で司が天下井に酷いことされたのを根に持ってるでしょ(笑)」

吉野「バレたか!(笑)」

川村「スピンオフもいいけど、僕は4人で全く別の作品も作ってみたい。例えば、この4人のうち二人が刑事としてバディを組む役で、あとの二人は犯人役と首謀者役とかおもしろそうじゃない?」

三山「それめっちゃおもしろそう! でもさ、お仕事もいいけどみんなで美味しいものも食べに行きたい」

吉野「ごちそうさまです!」

三山「なんでだよ(笑)」

川村「今度みんなでご飯行こうよ! いろいろと状況が落ち着いたら韓国に行って、悠太くんと一緒に食べ歩きするのもいいよね」

吉野「韓国食べ歩きツアーいいね! いつかみんなで行きましょう!」

HiGH&LOW THE WORST X
2022年9月9日(金)公開

画像: 『HiGH&LOW THE WORST X』川村壱馬 × 吉野北人 × 三山凌輝スペシャルインタビュー

日本/2022/2時間10分/ 松竹
監督:平沼紀久
出演:川村壱馬、吉野北人、三山凌輝(RYOKI)/中本悠太(NCT) 他
©2022「 HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会
©髙橋ヒロシ (秋田書店) HI-AX

前作『HiGH&LOW THE WORST』に引き続き、累計発行部数8000万部の「クローズ」「WORST」(原作・髙橋ヒロシ)とのクロスオーバー映画となる本作。主人公・花岡楓士雄役の川村壱馬( THE RAMPAGE)をはじめ鬼邪高校、鳳仙学園のメインキャストも続投。さらに鬼邪高の前に新たな敵として立ちはだかる瀬ノ門工業高校最強の男・須嵜亮役に、世界で活躍するNCT 127の中本悠太(YUTA)、瀬ノ門の頭に君臨する最悪の男・天下井公平役に、いま話題沸騰中のBE:FIRSTの三山凌輝(RYOKI)が参戦。超人気アーティストたちの奇跡のクロスオーバーが実現した本作で、史上最大の頂上決戦が繰り広げられる。

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