ミッドサマー』(2019)『ブラック・ウィドウ』(2021)などで現代の英国女優を代表する存在となったフローレンス・ピューの最新作は、オリヴィア・ワイルド監督と組んだ『ドント・ウォーリー・ダーリン』。予想できない展開が待つ、世にも奇妙な“ユートピア・スリラー”です。

【インタビュー】フローレンス・ピュー、『ドント・ウォーリー・ダーリン』を語る

「ハリー・スタイルズとの共演は昔の級友と一緒にいるようだった」

画像: Photo by Claude Medale/Corbis via Getty Images
Photo by Claude Medale/Corbis via Getty Images

フローレンス・ピュー プロフィール

1996年1月3日、イングランド・オックスフォードシャー州生まれ。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)でアカデミー賞に初ノミネート。クリストファー・ノーラン監督の新作や『DUNE』続編など期待作が続々と待機中。

── 本作に出演しようと思った理由は何ですか?

刺激的で共感できるテーマに興味をそそられた。支配、巧妙な操作、抑圧、恋愛関係、性的空想など、たくさんの異なる力関係が描かれている。完璧な人生をどのように維持し続けるか、そして人生が完璧でなくなったとき、どう対処するのかを描く作品になっている。観る人はこの世界に没頭すると思う。

── あなたが演じたアリスはどのようなキャラクターでしょうか?

アリスとほかの妻たちの違いは、保守的であることに縛りつけられていないところ。彼女は自分自身でいられるし、自分の好きな服を着られる。日常の行動、ダンスの仕方など、すべての面で彼女はのびのびしている。朝、下着姿で夫に行ってらっしゃいを言う。この街の妻たちは夫たちの世話をするのが大好き。彼女たちは純粋に家を掃除することや、すべてを完璧にしておくことが好きで、このことが面白いキャラクターをつくり出している。

── ハリー・スタイルズとの共演はいかがでしたか?

誰かと楽しいつながりを感じられるのは、とてもわくわくする。長い間故郷から離れているなかで、セットのなかに同じイギリス人の彼がいたというのも一因だったと思う。昔のクラスメートと一緒にいるような感じで、リハーサルのときはとてもわくわくした。私たちはおどけながら一緒に遊んでいるようだった。

── アリスの衣装にはあなたの意見も反映されたそうですね。

アリスの衣装には、少し風変わりでほかの女性とは違う見た目を求めた。ほかの主婦たちの多くがパステルカラーを着ており、何もかもが甘めで完璧な雰囲気を醸し出していることに気づくと思う。一方、奇抜なマゼンタや黒の服を着ているアリスは少しずれているように見える。グラマーな女性らしい曲線がある体型だけど、彼女はどんどんだらしなくなる。衣装担当のアリアンヌ・フィリップスとともにそれをつくるプロセスに参加できてとても楽しかった。

ドント・ウォーリー・ダーリン

2022年11月11日(金)公開

アメリカ/2022/2時間3分/ワーナー・ブラザース映画
監督:オリヴィア・ワイルド
出演:フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、オリヴィア・ワイルド、ジェンマ・チャン、キキ・レイン、ニック・クロール、クリス・パイン

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