【インタビュー】映画『ハッピーニューイヤー』クァク・ジェヨン監督が「年齢は関係なくピュアな恋愛はできる」と語る

2022-11-21

スクリーン編集部 @ SCREEN

インタビューハッピーニューイヤークァク・ジェヨン韓国映画

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新しい希望に満ちた形で新年を迎えてほしい

──韓国での撮影は久しぶりとのことですが、いかがでしたか。

『ハッピーニューイヤー』は韓国で劇場公開されただけでなく、同時にVOD（ビデオ・オン・デマンド）での配信もされました。ネット配信は初めての経験でしたが、今後はこういったことも増えそうですね。

このところ海外で作品を撮ることが多く、韓国で撮影するのは久しぶりでした。韓国での撮影状況が以前とは大分、変わっていて、例えば1週間で52時間までしか撮影できないなど、スタッフの処遇も昔とは違ってきています。そういうことにも適応することができて、次の作品の助けになります。

──本作を通じて伝えたい思いについてお聞かせください。

この映画は年末から新年までを描かれていますが、誰でも新年は希望に満ちた気持ちで迎えたい。気掛かりなことがあるのなら、新年までに何とか解決したいと思っているでしょう。そのために一緒に悩んでくれる人、気遣ってくれる人、自分と話をしてくれる人を見つけるのがいちばん幸せなことかもしれません。新年を迎える前には悩みを全部払拭して、恋愛も叶えて、新しい希望に満ちた形で新年を迎えてほしいと思いながら、この作品を撮りました。

私自身も登場人物たちと同じような悩みを抱え、同じように愛を求めています。そういう意味でも新年を迎えるにあたって新たな覚悟を決め、来年もいい年にしたいという気持ちが強くなった気がします。

PROFILE
クァク・ジェヨン

1959年、水原市生まれ。慶煕大学校卒業。『雨降る日の水彩画』（89）で監督デビュー。韓国ラブコメディ人気の火付け役となった『猟奇的な彼女』（01）で韓国、日本のみならず世界的な評価を受けた。同作で大鐘賞・脚色賞を受賞。その後、ソン・イェジン、チョ・スンウ出演のカップルの初恋を描いた『ラブストーリー』（03）も大ヒット。『僕の彼女はサイボーグ』（08）など日本でも大ヒットを記録した。その他の監督作品に『僕の彼女を紹介します』（04）、『最強☆彼女』（08）、『更年期的な彼女』（14）、『時間離脱者』（16）、『風の色』（17）等がある。

映画『ハッピーニューイヤー』2022年12月9日（金）新宿ピカデリー他全国ロードショー！

作品情報

『ハッピーニューイヤー』