前作『アバター』(2009)でスターダムへ駆け上がったサム・ワーシントン。13年を経て公開される続編について、自身の変化と共に語ってくれました。
カバー画像:Photo by Corey Nickols/Getty Images for IMDb

ジェイクの“短気で反抗的な兵士”という気質は今も健在なんだ

サム・ワーシントン(ジェイク・サリー役)

Photo by Corey Nickols/Getty Images for IMDb

サム・ワーシントン プロフィール

1976年、イギリス・サリー州生まれ。幼少期にオーストラリアへ移住。シドニーのオーストラリア国立演劇学院を卒業後、『タップ・ドックス』(2000)で映画デビュー。同作でオーストラリア映画協会賞主演男優賞候補となり『SamerSault』(2004)で同賞を受賞。2009年には『ターミネーター4』、そして『アバター』で世界的なスターとなった。他、出演作に『タイタンの戦い』シリーズ、『ドリフト』(2013)、ラッセル・クロウとの共演作『The Georgetown Project(原題)』(2022)など。

ジェイク・サリー

画像: 『アバター』続編は最も過酷な撮影! サム・ワーシントン 前作からの変化を語る【インタビュー】

車椅子生活を送っていた元海兵隊員。前作で「アバター計画」に参加。パンドラの民と生活する中で、星そのもの、そして原住民であるナヴィを愛するように。前作から時を経た本作では、妻のネイティリ、そして5人の子供と生活している。

── ジェームズ・キャメロンは、続編の話をあなたにどのように持ちかけてきたのでしょうか?

彼はマリアナ海溝への旅から帰ってきて、僕に電話をくれ、物語を教えてくれた。そういう形だった。続編をひとつ作るとか、ふたつ作るとか、そんな話は出ずに、『アバター』をどう続けたいのか、ジェイクやパンドラをどこに持っていきたいのかを語ってくれたんだ。

それはすごい長電話となった。永遠に続く感じだった。だけど、彼がとてもしっかりしたアイデアを持っていることは明確に感じられたね。

── 1作目から10年以上経ちました。この間にたくさんのことが変化していますが、以前のジェイクよりも今回のジェイクに共感しましたか?

ジム(ジェームズ・キャメロン)が描いたジェイクの“短気で反抗的な兵士”という気質は今も健在なんだ。本作を撮影した時、僕は幼い子の父親。一方で、劇中のジェイクにはティーンエイジャーの子供たちがいる。だから、赤ん坊ではなく、ティーンエイジャーにはどのように話をするかをジムに教えてもらった。

でも、家族を守るという感覚は確実に共通しているね。愛するものや家族を守ること。それがこの映画のテーマだ。

画像: ジェイクも演じるワーシントンも親となった

ジェイクも演じるワーシントンも親となった

── 久しぶりにジェイクに戻っていったわけですが、簡単でしたか?

ジェイクがどう変化したのか、僕はジムに聞いた。『アバター』1作目と『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の間に、ジェイクに何が起こったのかを、僕らは話し合ったんだ。

ジムはその間についての脚本を書いて、僕にくれたんだよ。『アバター1.5』の脚本だ。そこにはジェイクがその間の時間をどう生きていたのか、たっぷりの情報があった。(観客は)誰も見ることができないけれどね。いや、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に、ちょっとだけ関係することが出てくると思う。とにかく、それがすごく助けになったんだ。

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
2022年12月16日(金)公開

アメリカ/2022
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー

© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

This article is a sponsored article by
''.