あらすじ
サイレント映画からトーキーへと移り変わり、大きな時代の変化の波が押し寄せようとしていた1920年代ハリウッド。毎晩開かれる映画業界の豪華なパーティに招待状もなくやってきたのは、大スターを夢見る新人女優ネリー(マーゴット・ロビー)。恐れ知らずで奔放なネリーは、映画製作を夢見る青年マニー(ディエゴ・カルバ)と運命的な出会いを果たし、心を通わせる。ネリーは映画出演のきっかけを手にし、マニーはサイレント映画の大スターであるジャック(ブラッド・ピット)の助手として映画界での一歩を踏み出す。しかしハリウッドの急激な大変動が、野心を持つ者たちの運命を大きく変えていく。
『ラ・ラ・ランド』監督とブラッド・ピットが夢のタッグ! 1920年代ハリウッドを舞台に映画業界で夢を叶えようとする男女を描く
『ラ・ラ・ランド』でアカデミー監督賞を史上最年少で受賞し、いま最も新作が待たれる監督の一人となった若き天才デイミアン・チャゼル。その最新作は、彼が15年前から構想を温めていた企画で、『ラ・ラ・ランド』以来6年ぶりに自身で脚本も執筆した極上エンタテインメント。舞台は、ゴールデンエイジ(黄金時代)と呼ばれた1920年代ハリウッド、サイレント映画からトーキー映画へと移り変わる時代。富と名声、野心に彩られた映画業界で夢を叶えようとする男女を描く。
キャストには『ブレット・トレイン』のブラッド・ピット、『アムステルダム』のマーゴット・ロビーをはじめとする超豪華な顔ぶれが集結。トビー・マグワイア、オリヴィア・ワイルド、キャサリン・ウォーターストン、新鋭ディエゴ・カルバ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストのフリーなど多彩なキャストが脇を固める。音楽はチャゼル監督と全作品で組み、『ラ・ラ・ランド』で第89回アカデミー賞作曲賞・歌曲賞を受賞したジャスティン・ハーウィッツが担当。
第80回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル・コメディ部門)を含む5部門でノミネート。第95回アカデミー賞では作曲賞、美術賞、衣裳デザイン賞の3部門でノミネートされている。
注目ポイント:ハリウッドの重要な"転換点"を描く
本作で主演を務めるマーゴット・ロビーとブラッド・ピットは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)以来となる顔合わせ。本作と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にはハリウッドを舞台に映画界の重要な転換点を描いているという共通点があり、『バビロン』はサイレント映画とトーキーの過渡期となった1920年代、『ワンス・アポン~』はハリウッド黄金時代の晩年となった1969年を舞台としている。
バビロン
2023年2月10日(金)公開
アメリカ/2022/3時間9分/東和ピクチャーズ
監督:デイミアン・チャゼル
出演:ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ、ジーン・スマート、ジョヴァン・アデポ、リー・ジュン・リー
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