第79回ベネチア国際映画祭にて《監督賞》《新人俳優賞》をW受賞! 『君の名前で僕を呼んで』(2017)のルカ・グァダニーノ監督とティモシー・シャラメが再びタッグを組んだ話題作『ボーンズ アンド オール』が、いよいよ2023年2月17日(金)に公開。本作の見どころについて、ティモシー・シャラメのインタビューとあわせてお届けします。(文・松坂克己/デジタル編集・スクリーン編集部)

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人を喰べる衝動を持った若者の愛と逃避行を描く問題作

画像: 人を喰べる衝動を持った若者の愛と逃避行を描く問題作

『君の名前で僕を呼んで』(2017)のルカ・グァダニーノ監督とティモシー・シャラメが再びタッグを組み、人を喰べる衝動を抑えられない人々を描いた問題作。相手役は『WAVES/ウェイブス』(2019)で注目されたテイラー・ラッセルで、『ドント・ルック・アップ』(2021)のマーク・ライランスも謎めいた役柄で共演している。

カミーユ・デアンジェリスの同名YA小説からインスパイアされて『サスペリア』(2018)のデヴィッド・カイガニックが脚本を執筆、ベラルーシ出身の新鋭アルセニ・カチャトゥランが撮影を、“ナイン・インチ・ネイルズ”としても知られる『Mank/マンク』(2020)のトレント・レズナーとアッティカス・ロスが音楽を担当した。シャラメは初めてプロデューサーとしても参加している。昨年のベネチア映画祭ではグァダニーノが監督賞を、ラッセルが新人俳優賞を受賞した。

ストーリー・あらすじ(登場人物紹介)

1980年代のアメリカ中部。まだ十代の少女マレン(ラッセル)は人を喰べる衝動を抑えきれず転々としていたが、ある町で同じ衝動を持つサリー(ライランス)という中年の男と出会う。彼は人を喰べる作法のようなことを教えてくれたが、マレンは警戒心をぬぐいきれず行動を共にしようとはしなかった。

やがて、今度はリー(シャラメ)という若者と遭遇する。彼もまた同じ衝動の持ち主だった。年齢の近さもあり、二人は次第に惹かれ合うようになっていく。行方知れずになっているマレンの母を探す旅を共にし、おだやかな生活を見い出していくマレンとリー。だが、再びマレンの前にサリーが現われたことから事態は思いがけない方向へと転じてしまう……。

画像1: ストーリー・あらすじ(登場人物紹介)

リー(ティモシー・シャラメ)マレンと同じ衝動を持つ若者。放浪しながら人を喰べて暮らしてきたが、マレンと出会い初めて本気の恋に落ちる。

マレン(テイラー・ラッセル)まだ十代の少女。幼い頃から人を喰べる衝動を抑えられず、父親にも捨てられ一人で転々としていたなかでリーと出会う。

画像2: ストーリー・あらすじ(登場人物紹介)

サリー(マーク・ライランス)※画像右
人を喰べる習性を持った中年男。謎めいた雰囲気をまとっているが、マレンに執着している様子が見られる。

チェック:テイラー・ラッセルにご注目!

画像: チェック:テイラー・ラッセルにご注目!

この映画の主演に抜擢されたテイラー・ラッセルはいま最も注目されている女優の一人だ。1994年7月18日生れの28歳。カナダのバンクーバー出身で、2018年開始のNetflixのシリーズ「ロスト・イン・スペース」で注目され、A24製作の『WAVES/ウェイブス』(2019)でゴッサム・インディペンデント映画賞のブレイクスルー演技賞を受賞、“タイム”誌の「映画におけるパフォーマンス」トップテンに選出された。女優デビューは2012年のTVシリーズ「恋するインターン」、映画には2018年から出演している。現在はエレン・バースティン、ユアン・マクレガー共演の『マザー・カウチ(原題)』を撮影中。

ボーンズ アンド オール
2023年2月17日(金)公開

アメリカ/2022/2時間11分/ワーナー・ブラザース映画
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:テイラー・ラッセル、ティモシー・シャラメ、マーク・ライランス
© 2022 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.

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