あらすじ
2019年のハロウィンの夜、ベビーシッターをしていた若者コーリー・カニンガム(キャンベル)は世話をしていた子どもを事故で殺してしまう。裁判では無罪となったが、この事件は彼のトラウマとなり、街の人々も彼をはみ出し者扱いしていた。
2022年、4年前に娘カレンをマイケル・マイヤーズに殺されたローリー(カーティス)はようやく新たな一歩を踏み出そうと、孫娘アリソン(マティチャック)との落ち着いた日々を送り始めていた。だがコーリーが行方不明だったマイケルと遭遇したことから、街は再び惨劇に見舞われることに……。
登場人物紹介
ローリー・ストロード(画像:右)
(ジェイミー・リー・カーティス)
イリノイ州ハドンフィールドの住人で、高校生だった1978年のハロウィンにベビーシッター中をマイケルに襲われ必死の思いで反撃、この夜の惨劇の唯一の生存者=ファイナル・ガールとなる。2018年には舞い戻ったマイケルの手で娘カレンをマイケルに殺された。
マイケル・マイヤーズ=ブギーマン(画像:左)
(ジェームズ・ジュード・コートニー)
1963年に6歳で姉を殺害し精神病院に収容されていたが、15年後の1978年に脱走、再びハドンフィールドの街に惨劇を引き起こす。再度の逮捕、精神病院への収容を経て40年後の2018年にまたもや脱走、執拗にローリーをつけ狙っていたが……。
コーリー・カニンガム(画像:右)
(ローハン・キャンベル)
3年前にベビーシッター中の事故で少年を殺してしまった青年。街の若者たちにいじめられているところをローリーに助けられ、アリソンを紹介され親しくなっていく。だがある日マイケルと遭遇し悲劇の道へ……。
アリソン・ストロード(画像:左)
(アンディ・マティチャック)
ローリーの孫娘。祖母と同居し、セラピーを受けながら回顧録を執筆している祖母を助けている。祖母にコーリーと引き合わされ、次第に親密な仲になっていくが……。
2018年からの三部作をプレイバック
『ハロウィン』(2018)
護送の途中で脱走したマイケルがハドンフィールドに舞い戻り、凶行を重ねる。彼が再びやって来ることを確信していたローリーは家の守りを固めていたが、神出鬼没のマイケルに翻弄される。娘カレンの夫レイも殺されローリーも重傷を負うが、最後にはマイケルを閉じ込め火を放って焼き滅ぼそうとする。
『ハロウィン KILLS』(2021)
焼き殺されたかと思われたマイケルだったが、消火に当たった消防隊の装備を使って彼らを虐殺し火事から脱出した。マイケル出現を知った街の人々は自警団を組織し捜索を開始、追い詰めて攻撃するがマイケルも反撃する。そして生家に現われたマイケルが、ローリーの娘カレンを殺し行方をくらました。
【インタビュー】ジェイミー・リー・カーティス
私たちが2018年に会ったローリーは、精神がめちゃめちゃな状態にあった。彼女はバリケードの中で生きていて、アルコール依存症になっている。彼が帰って来ると彼女は信じている。なので、『ハロウィン KILLS』の残酷なラストから4年後にローリーがどうしたのか、私には分かっていたのよ。彼女は手助けを求めたの。それは良いこと。でも、心は癒えたのか? ノー。子どもが死んだことから立ち直れる親なんていないわ。それは不可能なの。だけど、前に進むことはできる。今度の映画で私たちが会うローリーは、そんなところにいるのよ。
ホラー映画を作るのは興味深い仕事よ。ほかの映画と同じで、みんなと協力して作る。何百人もが一つの瞬間に集中することで作られる。人間とテクノロジーが集まって作るというのは、どの映画も同じ。血がたくさんあるから、ホラー映画はちょっとベタベタしてるけどね。そして最後はいつも感情的になるの。誰かにさようならをいうんだから。だからもちろん私にとって、あのクライマックスは感情的な経験だったわ。
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『ハロウィン THE END』
アメリカ/2023/1時間51分/配給:パルコ
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
出演:ジェイミー・リー・カーティス、アンディ・マティチャック、ローハン・キャンベル、ウィル・パットン、カイル・リチャーズ、ジェームズ・ジュード・コートニー
©2022 UNIVERSAL STUDIOS