『ソフト/クワイエット』が5月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開される。それに合わせ、予告編映像と共に、本作をいち早く鑑賞した思想家の内田樹、映画監督の瀬々敬久、森達也からコメントが到着した。

ごく普通の女性たちが怪物化し、平凡な日常が惨劇に変わる

世界中の映画ファンの熱烈な支持を得ている、ホラー&スリラー界のトップブランド、ブラムハウスが新たに放つ本作は、大胆な撮影手法とセンセーショナルなテーマを融合させた衝撃的な問題作。92分の全編をワンショットで映像化し、アメリカで社会問題化しているヘイトクライム(憎悪犯罪)の狂気をえぐり出す。マイノリティーへの偏見を持つ白人女性たちが、あるトラブルをきっかけに思わぬ方向へと転じ、絶叫が飛び交い、暴力が炸裂する怒濤の急展開で観る者を釘付けにする。この上なくリアルな没入感と息づまる緊迫感に圧倒されずにいられない体感型クライム・スリラーである。

画像: 5.19公開 映画『ソフト/クワイエット』本予告 youtu.be

5.19公開 映画『ソフト/クワイエット』本予告

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この度解禁された予告編映像では、閑静な田舎町の森に囲まれた教会の談話室で白人女性による会合のシーンから始まる。マイノリティーへの偏見を持つ白人女性たちの不穏な会話、そして日頃の不満や過激な思想を共有することで徐々に白熱していく。ハーケンクロイツの“パイ”やナチス式敬礼をする妊婦など異様な光景も捉えている。そして、二次会へ向かう途中に立ち寄った食料品店でアジア系の姉妹との激しい口論が勃発、緊迫した空気が流れ、ついには揉み合い、そして拷問へと発展していくー。平凡な日常が惨劇に変わり、見るもおぞましい衝撃シーンが絶賛コメントともに切り取られている。 “異次元”の映像体験と“人間の恐怖”が驚愕の90分ワンカットで描かれる、ブラムハウスが放つ待望の極限クライム・スリラーを、是非スクリーンで堪能していただきたい。併せて、一足先に本作を鑑賞した著名人3名からの推薦コメントも到着した。

コメント

内田樹(思想家・武道家)
ワンショット・リアルタイムのスリラーと言えば、ヒッチコックの『ロープ』が映画史に残る傑作だけれど、本作はそれに挑戦している。途中から加速する登場人物たちの暴走と救いのない精神崩壊は『ロープ』を凌駕している。

瀬々敬久(映画監督)
黄昏の〈逢魔が時〉がリアルに過ぎる92分。暮れゆくワンカットの中、人々は狂気に陥り、魔物に出会ったと自ら信じ込む。それは「分断」の時代を生きる我々自身の姿だ。

森達也(映画監督/作家)
これほどひどい映画はちょっと記憶にない。でも絶対にあなたは最後まで目を離せない。悔しい。すごい。悲しい。怖い。すべてが凝縮されている。この映画だからこその全編ワンショット。一人でも多くの人に観てほしい。

画像2: 『ソフト/クワイエット』予告編映像&映画監督である瀬々敬久、森達也らのコメントが到着!

『ソフト/クワイエット』
5月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
【監督・脚本】ベス・デ・アラウージョ(長編デビュー)
【出演】ステファニー・エステス、オリヴィア・ルッカルディ、エレノア・ピエンタ、メリッサ・パウロ、シシー・リー、ジョン・ビーバース
【配給】アルバトロス・フィルム/G
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