PCの画面上のみで物語が展開するという斬新な手法で世界中の観客に「全く新しい映画体験」をもたらした映画『search/サーチ』。その続編が『search/#サーチ2』です。前作よりもさらに進化したデジタル社会となっている“今”という時代に合わせて“アップデート”し、世界中のデジタルリソースと繋がり、全編デジタルデバイス上で展開しています。監督・脚本を務めたウィル・メリック、ニック・ジョンソン、原案と製作を担当したセヴ・オハニアン、アニーシュ・チャガンティ、製作のナタリー・カサビアンが作品について語り、その中で主人公を演じたストーム・リードを絶賛しています。

企画のスタートについて

セヴ・オハニアン(プロデューサー/原案)

私たちは皆、実際に起きた犯罪の話やインターネットを使って他人を騙す人たちの話が大好きです。『search/#サーチ2』の物語はそうした状況のど真ん中に自分が放り込まれたらどうなるか、そしてそこからどうやって抜け出すだろうかという話です。

私はナタリー(・カサビアン)と、アニーシュ(・チャガンティ)に電話して、こういう作品を作るとしたら、どうアプローチすればいいのかを話し合いました。

ただ『search/サーチ』で監督と脚本を務めたアニーシュは別のプロジェクトに取り掛かっていので、この作品では監督ができません。そこで『search/サーチ』で編集を手掛けたウィル・メリックとニック・ジョンソンに託そうと思いました。2人は実に根気強く作業をして、あの作品の土台を作ってくれたのです。

ウィルとニック、アニーシュ、ナタリー、私の5人でZoomか、電話で話をして、「『search/サーチ』の2作目を作りたいと思っている」とウィルとニックに伝えました。2人もすごく乗り気でしたが、今回は編集ではなく、監督と脚本を任せたいということに彼らが気づくまでしばらくかかったと思います。

ナタリー・カサビアン(プロデューサー)

ウィルとニックなしでは『search/サーチ』は作れなかったと言っても過言ではありません。編集とバーチャルフォトグラフィの監督を務めただけでなく、作品の映画言語を作る上でも力を貸してくれ、映像とテクニカルの両面で助けてくれました。ですから2人が「イエス」と言ってくれて本当にうれしかったです。

ニコラス・ジョンソン(監督)

『search/サーチ』を編集した当時は5人だけのチームで、狭い編集室で映画を編集していました。 それがまさか世界的な一大現象になり、自分たちがこうしてシリーズ2作目の監督として編集に携わることになるなんて思いもよりませんでした。

アニーシュ・チャガンティ(プロデューサー/原案)

今回も『search/サーチ』を作ったときと同じ5人です。ただ、椅子取りゲームみたいに、座る椅子を交換しただけ。お互いに絶大な信頼を置いています。

私がやったことと言えば、彼らに「何か聞きたいことがあればいつでも聞いてくれ。でも君たちのことは全面的に信頼しているから、神と共に歩んでくれ」と言っただけです(笑)。

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