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SCREEN4月号にて募集した、好きなワイスピキャラのランキング結果をご紹介! 1位はなんと2人同率ランクイン!? その2人に続くのは、その人気ぶりでスピンオフまで出来たあの人と、1作目からとんでもアクションをこなし、ファミリーを支え続けるあの人。それぞれのキャストと“ワイスピ”との関係や道のりをたっぷりとお届けします!(文・相馬学/デジタル編集・スクリーン編集部)
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第4位 レティ・オルティス (ミシェル・ロドリゲス)

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アクション俳優としてのミシェル・ロドリゲス

一作目の『ワイルド・スピード』から登場しているキャラクターは、今やドミニクとその妹ミア、そしてドミニクの公私にわたるパートナー、レティだけ。一時は命を落としたと思われたレティだが、記憶喪失の状態で発見され、紆余曲折を経てドミニクのもとへ。“ドミニクが死んだら私も死ぬ”という決意からも、彼を深く愛していることがうかがえる。

しかし、彼女の魅力はそれだけにとどまらない。ドミニクのチームの一員として、八面六臂の活躍を続けているのだから。

車もバイクも巧みに操る凄腕で、走る車の上で大立ち回りを演じることもいとわない。肉弾戦も得意で、敵の戦闘員を蹴散らすばかりか、敵の放つ手ごわい女性ファイターとの対決は、今やシリーズのお約束。このバトルは“キャットファイト”という言葉では生ぬるいほど重量感にあふれ、またスピード感にも富んでいる。新作『~ファイヤーブースト』でも、シャーリーズ・セロンふんするサイファーと、しっかりガチ対決を披露している。

演じるミシェル・ロドリゲスは不死身のヒロインが良く似合う、タフな個性が売りだ。実際、「ワイルド・スピード」だけでなく「バイオハザード」「マチェーテ」シリーズでも死んだはずなのに復活するキャラを演じていた。さすがに甦り過ぎなので、『アバター』続編への出演要請は断ったという逸話もある。

もとい、ロドリゲスはハリウッドの第一線で活躍する女優としての責任を感じており、守られるだけのステレオタイプのヒロインを演じることを好まない。

とりわけ「ワイルド・スピード」に関してはシリーズを牽引してきた意識が強く、ドミニクに引けを取らない強さを持った女性としてレティを演じたいと考えている。その強さとは、自分が生んだ子ではないドミニクの息子リトル・ブライアンを“母親”として守ることも含めて、だ。はたしてレティは、どこまで強くなるのか?

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ミシェル・ロドリゲス
1978年7月12日、テキサス州生まれ。350人の候補者の中から『ガールファイト』(2000)の主役に選ばれ、映画デビューを果たす。『ワイルド・スピード』(2001)に続いて『バイオハザード』(2001)、『S.W.A.T.』(2003)、『アバター』(2009)など大作アクション映画に出演。『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』(2020)では製作総指揮も務めている。

第3位 デッカード・ショウ (ジェイソン・ステイサム)

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どうして、デッカード・ショウは愛されるのか

『ワイルド・スピード SKY MISSION』がシリーズ屈指の人気作となったのは、ポール・ウォーカーの遺作ということももちろんあるが、ジェイソン・ステイサムふんする最強の敵デッカード・ショウの魅力も理由のひとつだろう。

なにしろ、デッカードはこれまでの悪役と異なり、手下を従えた組織のボスではなく、誰にも頼らない孤高の一匹狼。元英国特殊部隊員として活躍し、政府の秘密を知り過ぎたために消されそうになるも、20人の工作員をたったひとりで返り討ちにした伝説を持つアンタッチャブルな存在なのだ。

後半こそ、もうひとりのヴィラン、ジャカンティと手を組むが、単身ドミニク・ファミリーを追い込んでいく前半の恐ろしさは、まさに規格外の敵と呼んでよい。

一方で、ひとつ注目したいのは、デッカードがドミニク・ファミリーにケンカを売った理由が、前作の悪役である弟オーウェンが打ちのめされたことへの復讐であること。つまり、デッカードという男は家族思いでもあるのだ。

次作『~ICE BREAK』では、それがさらに顕著になる。ヘレン・ミレンふんする母親に頭が上がらず、泣き落としされて、弟とともに戦線に復帰し、ドミニクのベビーを助けることになる。赤子をあやしながら、次々と敵を倒していく場面のスリルとユーモア。

さらに番外編『~スーパーコンボ』では、妹ハッティの救出にも挑むことになる。デッカードは、ただの悪役ではなかったのだ。この2作ではドウェイン・ジョンソンふんするホブスとは犬猿の仲であることが打ち出されるが、それでも手を組んでデコボコンビを形成するのも面白い。

演じるジェイソン・ステイサムは、言うまでもなくアクションの分野で活躍する売れっ子。身体能力の高さをそのままデッカード役に活かし、スピード感にあふれた立ち回りを見せる。

新作『~ファイヤーブースト』はもちろん、続く完結編にも出演する予定で、『~スーパーコンボ』の続編製作の可能性もあるという。デッカードは今後も、まだまだ目が離せない存在となりそうだ。

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ジェイソン・ステイサム
1967年7月26日、イングランド・ダービーシャー生まれ。水泳の飛込競技の元選手でイギリス代表チームに所属。1992年に引退し、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998)で俳優デビューを果たす。その後、『トランスポーター』(2002)を始め、数々の人気シリーズに出演。待機作には『MEG ザ・モンスターズ2』や『Expend4bles(原題)』がある。

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』
2023年5月19日(金)公開
アメリカ/2023/配給:東宝東和
監督:ルイ・レテリエ
出演:ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、ジェイソン・モモア、ナタリー・エマニュエル、ジョーダナ・ブリュースター、ジョン・シナ、 ジェイソン・ステイサム、 サン・カン、アラン・リッチソン、ダニエラ・メルシオール、 スコット・イーストウッド、 ヘレン・ミレン、シャーリーズ・セロン、ブリー・ラーソン、リタ・モレノ

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