全米嘔吐? ホラー界の ニュー・アイコンが登場!
『テリファー 終わらない惨劇』
ピエロ姿の連続殺人鬼が人々を残虐な方法で殺害し続ける…!
レザーフェイスや、ジェイソン、フレディ、ブギーマンといったホラー界のアイコン的シリアルキラーに続き、新たに登場した狂気のピエロ“アート・ザ・クラウン”が引き起こす惨劇を描いたホラー『テリファー』(2016、本作に先駆け日本でも2週間緊急限定公開された)の続編にして、全米で失神者や嘔吐する者が続出したと報道された超話題作。
監督・脚本を務めたダミアン・レオーネが名作ホラー映画へのオマージュを込めた描写も満載で、マニアからの評価も高い。出演はアート・ザ・クラウン役にデヴィッド・ハワード・ソーントンが扮し、新星ローレン・ラヴェラが戦うヒロインとして輝きを放っている。
あらすじ
人々に忌まわしい記憶を残したマイルズ・カウンティーの惨劇から1年後のハロウィン。ピエロ姿の連続殺人鬼アート・ザ・クラウン(ソーントン)が死体安置所で息を吹き返すと、再び街中へ繰り出していった。
そんな彼の目に留まったのは父親を亡くしたシエナ(ラヴェラ)とジョナサン(エリオット・フルマン)の姉弟。心に傷を抱えた姉弟の周囲で、以前にも増した凄惨な惨劇が展開していく。その魔手は徐々に姉弟に近づいていくが……。
Newホラー・アイコン誕生
アート・ザ・クラウンはダミアン・レオーネが2008年に製作した短編映画「The 9th Circle」から一貫してイメージを築き上げてきたキャラで、2013年製作の短編にも登場し、2016年の長編デビュー作『テリファー』でメジャー進出。
そして『…終わらない惨劇』が2022年10月に全米公開されるとSNS等でその残酷描写が「ヤバイ!」と噂が広まり大ヒットに。劇場で観客が嘔吐しているなど、映画公式SNSで鑑賞の注意喚起を促すコメントを発したことも話題となった。
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ホラーニュース1
もう一つの“ヤバイ系ホラー”も緊急日本上陸決定!
『プー あくまのくまさん』
A・A・ミルンの児童小説「くまのプーさん」で有名な癒し系キャラクターが、著作権の失効でまさかのホラー・キャラに?
青年になったクリストファー・ロビンが大学進学のため、プーとピグレットを100エーカーの森に残して旅立ってしまった、時は流れ久々に婚約者メアリーを伴ってロビンが森に戻ってみると、そこで彼を迎えたのは見捨てられたという怒りの感情によって血に飢え、野生化したプーとピグレットの恐るべき姿だった……。
監督・脚本などを務めるのはリス・フレイク=ウォーターフィールド。出演は新人のマリア・テイラー、ニコライ・レオン、ナターシャ・ローズミルズら。本国では公開前から早くも話題を呼び、すでに続編の製作も発表されているが、続いて「ピーター・パン」「バンビ」などもホラー化し、これらをシネマティックユニバースにするという構想もある模様。
ホラーニュース2
カルト人気を誇る鬼才クローネンバーグの名作ホラーが40周年記念版で甦る
『ザ・フライ』(1986)『戦慄の絆』(1988)など肉体と精神の変容を追求する“ボディ・ホラー”の先駆者として孤高の存在感を放つカナダが生んだ鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督の中でもカルト的人気を誇る名作『ビデオドローム』(1983)が製作40周年を迎え、4Kデジタルリストアに加え、バイオレンスシーンを追加したディレクターズカット版で2023年6月16日(金)より公開。
ケーブルテレビ局を経営するマックス(ジェームズ・ウッズ)が偶然受信した電波で〈ビデオドローム〉という拷問や殺人を映し出す番組を知るが、それは見た者の脳に腫瘍を生じさせ、幻影を見せることがわかってくる…。東京テアトル配給。
この公開に合わせ、2023年6月9日(金)より「クローネンバーグ監督特集上映」がシネ・リーブル池袋にて1週間限定開催。上映作品は『ビデオドローム…』の先行上映の他、『ステレオ/均衡の遺失』(1969)『クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立』(1970)『ザ・ブルード/怒りのメタファー』(1979)『ファイヤーボール』(1979)『スキャナーズ』(1981)(以上TCエンタテインメント配給)『ポゼッサー』(2020)(キングレコード配給)『裸のランチ 4Kレストア版』(1991)(東北新社配給)。