2022年、36年ぶりの続編となった『トップガン マーヴェリック』を世界中で空前のヒットへと導き、映画史に激震を起こしたトム・クルーズ。その最新作がこの夏、再び世界を揺るがす。シリーズ最大のヒットとなった前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』から五年、イーサン・ハントがスクリーンに帰ってくる。
IMFのエージェントとして不可能といわれる数々の任務を遂行し、世界の危機を救ってきたイーサン・ハント。今回彼の前に立ちはだかるのは、IMFに所属する前からイーサンを知り、テクノロジーの力で世界を一変させようとする謎の敵。世界を救うか仲間を救うか、究極の決断を迫られた彼は、史上最大の危険なミッションに挑むことになる。トム・クルーズの四〇年以上のキャリアの集大成的な一作であり、『ミッション:インポッシブル』シリーズ初となる前後編での公開が予定されている。
これが七度目のイーサン・ハント役となるトム・クルーズは今回も危険なアクションシーンにスタントダブルなしで自ら挑む。そのほかのキャストにもベンジー役サイモン・ペッグ、イルサ役レベッカ・ファーガソン、ルーサー役ヴィング・レイムスというおなじみのメンバーと、前作から参加のホワイト・ウィドウ役ヴァネッサ・カービーが再結集。
また、CIAのユージーン・キトリッジ役ヘンリー・ツェーニーがシリーズ一作目以来となる再登場。さらに『アベンジャーズ/エンドゲーム』のヘイリー・アトウェル、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのポム・クレメンティエフ、『ロルカ、暗殺の丘』のイーサイ・モラレス、『ソウ』のケイリー・エルウィズ、『トップガン マーヴェリック』のグレッグ・ターザン・デイヴィスら豪華キャストが新たに参加している。監督・脚本を務めるのはシリーズ前二作に続く三度目の登板となるクリストファー・マッカリー。
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のロケ地はココ!
➀アブダビ
IMFチームによる序盤のチェイスシーンはアブダビの新しい空港ターミナル、ミッドフィールド・ターミナルで展開。このシーンについてサイモン・ペッグは「普通なら映画のエンディングを飾るような大騒動」と表現。またアブダビの砂漠が、傭兵に追われるイルサをイーサンが見つけ出すシーンの舞台に。イーサンが馬で疾走するシーンもトムが自らこなしている。
②ローマ
車とバイクの激しいチェイスシーンが敢行されたのは“永遠の都”ローマの石畳の古い町並み。ヘイリー・アトウェル演じるグレースがパトカーを盗み、イーサンがバイクで追いかけるところから始まり、二人は手錠で結ばれたまま黄色のフィアット500でスリリングなカーチェイスを行う。ローマの有名なフォーリ・インペリアーリ通りを封鎖するなど空前の大規模撮影が実現。
③ヴェネツィア
ヴェネツィアでのアクションシーンはすべて夜に撮影。ヴェネツィアを代表する名所の一つ、1340年に建てられたドージェ(最高権力者)の旧邸宅で真夜中の祝賀会の撮影が行われた。さらにヴェネツィアの迷路のような街でイーサンがCIAコンビに猛烈に追いかけられるシーンも見どころ。クライマックスを飾るのは、カステッロ地区にあるミニッチ橋。
④ノルウェー
トム・クルーズ史上最も危険とされるスタントが撮影されたのは、“トロールの壁”と呼ばれるノルウェーのヘルセツコペン山の断崖絶壁。特設の傾斜台をトムがバイクで駆け抜け、1200m下の渓谷に落下し、地上約150m地点でパラシュートが開くという本作最大のスペクタクルだ。このシーンのためにトムは500回以上のスカイダイビングを行うなど一年間準備を重ねた。
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
2023年7月21日(金)全国公開
配給:東和ピクチャーズ
©2023 PARAMOUNT PICTURES.