──映画の舞台は広島。ロケで広島を堪能できたのでしょうか?
僕は役柄上、岡山での撮影がメインで。整くんが訪れたTHE広島なスポットは行けなかったので、映画で堪能する予定です(笑)。岡山では重要文化財でのロケだったので、緊張感もあり背筋を伸ばして撮影ができました。ハラハラするシーンでもあったので、よい緊張感がプラスされた気がします。
めちゃくちゃ寒い時期の撮影だったけれど、重要文化財だから暖房があまり使えなくて…。ほぼ裸で立っているような体感温度でした。
──コミュニケーションの多い現場だったことで、会話で暖を取るみたいなところはあったのでしょうか(笑)。萩原さんが最近夢中なダチョウの話もすごく盛り上がったそうですが…。
みなさん思ったよりも楽しそうに聞いてくれてありがたかったです。僕の話というよりもダチョウの魅力に食いついてくれたのだと思います(笑)。
──プライベートは大好きな三本柱、サッカー、バスケ、玉置浩二さん以外に割く時間がないくらい夢中だと伺っていたので、ダチョウに興味が出ているとは意外でした。
かなり魅力的で惹かれたし、調べまくりました(笑)。こんなに面白い生体はないと思っています。
毎朝生まれたての状態みたいになっていて、食べるもの、見るものすべてが新鮮に感じる。そんな毎日を過ごしてると思うだけで愛くるしくて。
1時間全力疾走できて、時速60キロくらいで走れる。怪我しても放置してれば治るらしいし、風邪も引かないし、体も大きいし、視力もいい。身体能力だけで言えば食物連鎖の頂上に近いところにいるはずなのに、脳筋の頂点みたいな生体。
250万年くらい前からほぼ今と同じ状態で進化が終わっているそうなんです。ずっとサバンナという過酷な地で、能天気な感じで生きてきたって思うと、本当にすごいなって思います。
──語りますね(笑)。
僕にとって知らないことはストレス。興味を持ったら調べちゃいますね。
ダチョウはこの魅力を伝えたい気持ちもあるし、みんなが聞いてくれるネタでもあるので、ある意味バランスのいい興味の対象かなと思っています(笑)。
──趣味に時間をガッツリ割きたい派の萩原さんですが、映画を観る時間はありますか?
『BLUE GIANT』(2023)『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』(2023)は、春頃からたくさんの人からおすすめされるので、早く観たいと思っているのですが、なかなか時間がなくて、観ないまま今に至っています。
洋画なら『RRR』(2022)は観ておきたい! どんどん新作が出てくる中で、春映画のタイトルですみません(笑)。
2023年9月15日(金)公開『ミステリと言う勿れ』
広島で開催される美術展にやってきた天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整(菅田将暉)は、犬堂我路(永山瑛太)の知人だという女子高生・狩集汐路(原菜乃華)と出会い、あるバイトを持ちかけられる。
それは、狩集家の莫大な遺産相続に関するものだった。当主の孫であり相続候補者は汐路、赤峰ゆら(柴咲コウ)、狩集理紀之助(町田啓太)、波々壁新音(萩原利久)、の4人。
遺言書に記されたお題に従い謎を解いていく彼らは、やがて、時に死者さえ出るという狩集家の遺産相続に隠された衝撃の真実にたどり着く。世代を超えて受け継がれる一族の闇と秘密とは──。
波々壁新音(ははかべ ねお)(萩原利久)
莫大な遺産を持つ狩集家当主の孫で、遺産相続候補者。ヤンチャな性格だが根は真面目なサラリーマン。すぐにカッとしがちだが、実は繊細で人に寄り添う優しさも持ち合わせている。
『ミステリと言う勿れ』
2023年9月15日(金)公開
日本/2023/2時間9分/配給:東宝
監督:松山博昭
出演:菅田将暉、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、鈴木保奈美、滝藤賢一、でんでん、野間口徹、松坂慶子、松嶋菜々子、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、永山瑛太、角野卓造、段田安則、柴咲コウ
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