『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でダニエル・クレイグが最後のジェームズ・ボンドを務めた後、次の007は誰だ?という噂がひっきりなしに飛び交っています。そこで7代目を演じることが期待されている俳優たちを総ざらいして、今、最もボンドに近い人物を探ってみましょう。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)

多くの候補者が挙げられているが本命は絞られてきている?

それではテイラー=ジョンソンのように、条件を満たしていて、有力と思われるのは誰だろう。

まず「ブリジャートン家」で人気爆発したレゲ=ジャン・ペイジ。イギリス人の父とジンバブエ出身の母の元に生まれた彼はエキゾチックな魅力で、もし選ばれればこれまでにない新しいボンド像を生み出しそう。

画像: レゲ=ジャン・ペイジ 1988年4月27日ロンドン生れ Photo by Getty Images

レゲ=ジャン・ペイジ 1988年4月27日ロンドン生れ

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そして「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのリチャード・マッデンは身長の面でぎりぎりといったところだが、新生ボンドに似合いそうだ。

画像: リチャード・マッデン 1986年6月18日スコットランド生れ Photo by Getty Images

リチャード・マッデン 1986年6月18日スコットランド生れ

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さらに「マクマフィア」シリーズのジェームズ・ノートン、『G. I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』(2021)のヘンリー・ゴールディング(父はイギリス人、母はマレーシア人)、『ダンケルク』(2017)のジャック・ロウデンなども名前が挙がることがあるが、有力候補になってもおかしくない。

アイルランド出身まで広げると(5代目ピアース・ブロスナンはアイルランド出身)、「ホビット」シリーズのエイダン・ターナー、『オッペンハイマー』(2023)が話題のキリアン・マーフィ、『イニシェリン島の精霊』(2022)のコリン・ファレル、『aftersun/アフターサン』のポール・メスカルなどの名前が出てくるが、いずれも年齢や身長の条件から外れてしまうものの、まだ注目しておくべきだろう。

ボンド役のニュースとは別に、少なくとも2037年(第1作から製作75周年)まではシリーズ継続が決まっていると新たな情報が出てきた「007」。

昨年の英アカデミー賞で『コーダ 愛のうた』(2021)で助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーがボンド役に立候補するスピーチをして会場を沸かせたが(その後、バーバラ・ブロッコリにオーディションを受けるように誘われたとか)、映画界も新時代を迎え、あと15年は続く予定の「007」もこれまでにない人選が期待されていることは間違いない。どんな俳優が選ばれるか見守っていきたい。

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