あらすじ
誕生から10年目を迎えた「死霊館」ユニバースの最新作が、いよいよ登場。『死霊館のシスター』に登場した若き修道女アイリーンが再び、恐るべき悪魔シスター・ヴァラクと対峙し、新たな恐怖のドラマを織りなす。
『死霊館のシスター』の物語から4年後の1956年、フランス、タラスコンの町の教会で、神父が焼死するという怪事件が発生。以前にもヨーロッパ各地の教会で謎の現象が起きており、事態を重く見たカトリック教会は、アイリーンに調査を命じた。
その頃、少女たちが集うフランスの寄宿学校で、不審な出来事が頻発。教師である母ケイトとともに、ここで暮らしている少女ソフィーは、いち早く異変を察知するも、何が起きているのかわからずにいた。
一方、同じ修道院で暮らしているシスター・デブラを助手にしてフランスに飛んだアイリーンは、ある人物の存在から手がかりを得て、この寄宿学校へと向かう。そこには宿敵シスター・ヴァラクが待ち受けていた……。
ユニバースの前作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(2021)に続いてマイケル・チャベスが監督を務め、アイリーンの過去や、ヴァラクの秘密を掘り下げる。アイリーン役には『死霊館のシスター』のタイッサ・ファーミガが続投。同作でモーリスにふんしたジョナ・ブロケも再出演を果たす。
デブラ役には『ザ・スーサイド・スクワッド ”極“悪党、集結』(2021)のストーム・リード。「ナルニア国物語」シリーズの子役で、スーザンにふんしたアナ・ポップルウェルがケイトを演じ、成長した姿を見せている点にも注目したい。
なぜ、ヴァラクはこの寄宿学校に出現したのか? そして、その目的とは⁉ そんなミステリーとともに、アイリーンの知られざる過去が明かされるドラマはスリリングで、目が離せない。
もちろん、ヴァラクの不意の出現をはじめとする仰天の描写にも抜かりはなく、ショック・ホラーの魅力を存分に味わえる。ユニバース最恐の衝撃を体感せよ!
登場人物
アイリーン(タイッサ・ファーミガ)
キリストの愛を信じる若き修道女。幼い頃から聖母マリアに導かれる幻覚を見続けてきた。
デブラ(ストーム・リード)
米ミシシッピー出身の修道女見習い。信仰に懐疑的だが好奇心に富み、アイリーンに同行。
ヴァラク(ボニー・アーロンズ)
地獄の門から出現した最凶の悪魔。霊を操り、神を冒涜し、聖職者を翻弄。人間に憑依。
モーリス(ジョナ・ブロケ)
寄宿学校の用務員。アイリーンとは旧知の仲。ヴァラクに憑依されるが、気づいていない。
ケイト(アナ・ポップルウェル)
聖マリア寄宿学校の教員で、シングルマザー。モーリスとの間にロマンスの気配も!?
ソフィー(ケイトリン・ローズ・ダウニー)
ケイトの娘。モーリスと仲が良いことから上級生にイジメられる。悪魔の罠に落ち、危機に直面。
チェックポイント
観る前におさえておきたい前作キャラ!
『死霊館のシスター』の続編なので、アイリーンやシスター・ヴァラクといった前作のキャラクターが再登場。『死霊館のシスター』の主人公バーク神父が、今回はセリフの中で語られるのみであるのは、前作でヴァラクに痛めつけられ過ぎたせい!?
彼以上に重要なキャラクターとなるのは、前作でアイリーンの命を救った青年フレンチーこと、モーリス。『死霊館のシスター』を最後の最後まで見ておけば、その役割の大きさが理解できるはずだ。
伝説の聖人の存在がドラマのカギを握る!
劇中、調査を進めるアイリーンは聖ルチアという聖人の存在に行き当たる。聖ルチアは長年にわたり、実際にカトリック教会で語り継がれてきた聖人で、中世の絵画や、有名なナポリ民謡“サンタ・ルチア”によって語り継がれてきた。
伝承によると、ルチアは2世紀のローマ帝国に存在した女性で、キリスト教を禁じた帝国の弾圧に遭い、目をくり抜かれたが、それでも信仰を貫いたとされている。映画にどう絡んでくるのかは、見てのお楽しみ!
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『死霊館のシスター 呪いの秘密』
2023年10月13日(金)公開
アメリカ/2023/1時間50分/配給:ワーナー・ブラザーズ映画
監督:マイケル・チャベス
出演:タイッサ・ファーミガ、ストーム・リード、ボニー・アーロンズ、ジョナ・ブロケ、アナ・ポップルウェル、ケイトリン・ローズ・ダウニー
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