ゴジラ生誕70周年記念作品。怪獣映画「ゴジラ」シリーズ30作目となる映画『ゴジラ-1.0』(2023年11月3日公開)で主人公・敷島浩一を演じている神木隆之介と、ヒロイン・大石典子を演じている浜辺美波にインタビュー。(文・タナカシノブ/デジタル編集・スクリーン編集部/写真:野口貴司(san drago))

浜辺美波インタビュー

ヒロイン・大石典子を演じている浜辺美波。浜辺にとってゴジラはずっと見守ってくれた身近な存在であると同時に、ゴジラ映画には強い憧れも抱いてきた。存在を近くに感じながら役者人生を歩んできた浜辺のゴジラ愛とは。

画像1: 浜辺美波インタビュー

浜辺美波

2000年8月29日生まれ。石川県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し芸能界入り。

その後、ドラマや映画、CMなど多岐にわたり出演。2017年公開の映画『君の膵臓をたべたい』で、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。

2023年は連続テレビテレビ小説「らんまん」でヒロインを務め、劇場アニメ『金の国 水の国』では主人公の声を担当。映画『シン・仮面ライダー』でもヒロインを務めている。

画像2: 浜辺美波インタビュー

大石典子(浜辺美波)

戦争で両親を失いながらも強く生きる女性。荒廃した日本で、敷島と出会う。

──会見で本作のゴジラのフィギュアを見つめる目がとても印象的でした。

初号で映像を観たときの感想は『かっこいい!』です。役としては恐怖の対象でしたが、私にとっては見るとテンションが上がるような存在です。子どもの頃に怪獣のイメージを変えてくれたのもゴジラでしたから。

──本作のゴジラ、ビジュアルで惹かれたポイントを教えてください。

手がかわいいと思いました。『シン・仮面ライダー』の庵野(秀明)監督もそうでしたし、今回の山崎(貴)監督もですが、ゴジラ好きの方から好みのゴジラのお話を聞くのがすごく楽しくて。山崎監督からは手でいろいろなゴジラの違いを教えてもらったので、ゴジラに限らず怪獣の話をする時には私も手が動いてしまうようになりました(笑)。

今回は海で泳ぐゴジラもとても愛らしくて。前作の『シン・ゴジラ』では幼体を観るために何回も劇場に足を運んだ方がいらしたようですが、今回は音声の迫力を浴びたいがために何度も通うゴジラファンが続出すると思います。息ができないくらいの迫力があるので期待してください

──ゴジラの話になると、笑顔になって目がキラキラするんですね(笑)。

役を離れて作品として観ると、登場した瞬間にテンションが上がって拍手しそうになるくらいでした。あのテーマソングがかかって、こちらに向かってくる姿を観るだけでも『ゴジラ映画を観にきた!』と全身で感じられると思います。

私はチケット代の半分は、あのテーマソングに払っていると言ってもいいくらい(笑)。『キター!』という感じが味わえるあの瞬間が大好きです。

──テーマソングとの出会いはいつ頃でしたか?

しっかり認識したのは小学生で事務所に入った時に、社長から貸していただいた『ゴジラ映画』を観た時だと思います。

すごく不思議ですよね。ゴジラ映画を通っていなくてもいつの間にかテーマソングを覚えているという方も多い気がしていて。しかも、ワンフレーズとかではなく割と長く知っているという。

私は、あの音楽が流れてくると、『フギャー!』って鳴き声までセットで言いたくなります(笑)。あのフレーズで心拍数が上がるのは多分、日本人の遺伝子に刻まれているからだと本作で改めて思いました。それくらいのパワーを感じています。

画像3: 浜辺美波インタビュー

──東京国際映画祭のクロージング作品。お披露目が東京国際映画祭という場所になることをどのように感じますか?

シリーズとしての伝統を引き継いでいけることに喜びを感じます。すごく緊張しますが、ゴジラ先輩が一緒にいてくださるので、こんなに心強いことはありません。

──事務所、そしてゴジラ好きの監督たちを通して、素敵なゴジラ教育を受けてきた浜辺さんが思う、ゴジラが世界中で愛され続ける理由とは?

どこかにいるんじゃないかって考えてしまう起源があること。そして、脅威ではあるけれど、怪獣ってどこか人々を魅了するロマンが詰まっている存在だからだと思います。

実際にいたら絶望ではあるけれど、ビジュアルのかっこよさや最強であることに人々は魅了され続けているのだと思います。

[神木隆之介]hair&make/MIZUHO(VITAMINS) styling/カワサキタカフミ
[浜辺美波]hair&make/George styling/瀬川結美子(sharey)

『ゴジラ-1.0』2023年11月3日(金・祝)公開!

画像: 『ゴジラ-1.0』2023年11月3日(金・祝)公開!

戦後、すべてを失った日本。無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に叩き落す……。史上最も絶望的な状況での襲来に「誰が」「どうやって」立ち向かうのか?

『ゴジラ-1.0』関連記事はこちら

『ゴジラ-1.0』
2023年11月3日(金・祝)公開
日本/2023/配給:東宝
監督・脚本:山崎貴
出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介

©2023 TOHO CO., LTD.

This article is a sponsored article by
''.