Photo by Dave Benett/Getty Images for Gucci Cosmos
秋冬の訪れとともに、才能あふれる個性と魅力を併せ持つ新世代俳優たちがスクリーンで躍動中! これからの映画界を担っていく8人の新星たちを紹介します。
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ポール・メスカル

画像: Photo by Dave Benett/Getty Images for Gucci Cosmos
Photo by Dave Benett/Getty Images for Gucci Cosmos

生年月日:1996年2月2日(27歳)
出身:アイルランド・メイヌース

主な出演作
「ふつうの人々」(2020/テレビドラマ)
aftersun/アフターサン』(2022)
『ゴッズ・クリーチャー』(2022)
『異人たち』(2024年春公開)
『グラディエーター 2(原題)』(2024年全米公開予定)

『グラディエーター』続編にも抜擢されスター街道驀進中

今世界が熱い視線を注いでいる新世代俳優の筆頭格がポール・メスカル。

2020年にテレビドラマ「ふつうの人々」で本格デビューし、そのわずか2年後の『aftersun/アフターサン』で早くもアカデミー賞主演男優賞に初ノミネート、さらに2024年全米公開予定の『グラディエーター』続編では主役に抜擢とスター街道を驀進中。

『グラディエーター』続編に抜擢した巨匠リドリー・スコットも「ポール・メスカルがラッセル・クロウのように大物になるのを見られるか? 間違いないよ」とほれ込む逸材だ。

その繊細な表現力は右に出るものがなく、先日の東京国際映画祭でも話題となった山田太一原作、アンドリュー・スコット共演の『異人たち』の演技も早くも評判を呼んでいる。

また、12月22日から開催される特集上映「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」ではエミリー・ワトソンと親子役を演じる『ゴッズ・クリーチャー』が公開。大器を予感させるその才能を今のうちにチェック!

画像: © A24 DISTRIBUTION LLC, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, NINE DAUGHTERS, SCREEN IRELAND 2022
© A24 DISTRIBUTION LLC, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, NINE DAUGHTERS, SCREEN IRELAND 2022

『ゴッズ・クリーチャー』
「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」
2023年12月22日(金)より公開、 2024年1月26日(金)よりU-NEXTにて独占配信
配給:U-NEXT

トム・ブライス

画像: Photo by Neil Mockford/GC Images
Photo by Neil Mockford/GC Images

生年月日:1995年2月2日(28歳)
出身:イングランド・バーミンガム

主な出演作
『ロビン・フッド』(2010)
ハンガー・ゲーム0』(2023年12月22日公開)

名門ジュリアードを卒業した若き実力者

全世界1億部を突破した同名ベストセラー小説を映画化し、全世界4400億円の興行収入を記録した世界的メガヒットシリーズ「ハンガー・ゲーム」。その最新作『ハンガー・ゲーム0』の主演に、まだ無名に近い存在ながら抜擢されたのがトム・ブライス。

TVプロデューサーの息子として生まれ、『ロビン・フッド』(2010)で子役デビュー、ジェシカ・チャステイン、アダム・ドライヴァーらを輩出した名門ジュリアード音楽院(演劇科)を卒業した若き実力者だ。

シリーズの前日譚となる『ハンガー・ゲーム0』で彼が演じるのは、かつてドナルド・サザーランドが演じた独裁者スノー大統領の若き日。これまで冷酷な支配者として描かれてきたスノーが、今回はプレイヤーの少女の教育係として愛と野望のはざまで葛藤する姿が描かれる。

その内面の複雑さをどのように表現するのか、彼の感情表現が映画の大きな見どころとなりそう。

画像: © 2023 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
© 2023 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.

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『ハンガー・ゲーム0』
2023年12月22日(金)公開/配給:KADOKAWA

レオナルド・マルテーゼ

画像: Photo by Stephane Cardinale - Corbis/Corbis via Getty Images
Photo by Stephane Cardinale - Corbis/Corbis via Getty Images

生年月日:1997年
出身:イタリア・ラヴェンナ

主な出演作
『蟻の王』(公開中)

映画デビュー作でヴェネチア新人賞2冠の快挙

第79回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で独立賞5部門を受賞し、現在公開中の日本でも大きな反響を呼んでいる『蟻の王』。同性愛者の存在すら認められなかった時代に恋に落ちた、実在した詩人・劇作家のアルド・ブライバンティとその教え子を巡る史実“ブライバンティ事件”を基に描く、魂を揺さぶる物語だ。

そんな本作で大きな存在感を放っているのが、主人公アルドとの愛を貫き通そうとする恋人を演じている新星レオナルド・マルテーゼ。

マルテーゼはイタリアとイギリスの二重国籍で、様々な舞台を経て本作で映画デビュー。彼の情熱的な演技がどれほど人々の心を打ったかは、ヴェネチアで新人賞2冠という結果が物語っている。

本作を経て、マルコ・ベロッキオ監督の新作や、ファッションデザイナーのジャンニ・ヴェルサーチを演じる新作も決まり、そのキャリアが今後一層輝くのは間違いない。

画像: © Kavac Srl / Ibc Movie/ Tender Stories/ (2022)
© Kavac Srl / Ibc Movie/ Tender Stories/ (2022)

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『蟻の王』
公開中/配給:ザジフィルムズ

ガブリエーレ・ピッツーロ(右)
サムエーレ・セグレート(左)

画像: ©Maddalena Petrosino
©Maddalena Petrosino

ガブリエーレ・ピッツーロ(右)
生年月日:2004年
出身:イタリア・ローマ

サムエーレ・セグレート(左)
生年月日:2004年
出身:イタリア・パレルモ

SNSのフォロワーも急増中のイタリアの新星2人

今ヨーロッパで人気急上昇中、SNSのフォロワーも急増しているのがイタリアの新星、ガブリエーレ・ピッツーロとサムエーレ・セグレートの二人。

彼らを一躍有名にしたのは、本国では1か月で国内興収100万ユーロを突破するという爆発的大ヒットを記録した『シチリア・サマー』。その瑞々しい演技で二人そろってナストロ・ダルジェント賞最優秀新人賞を受賞した。

同作は16歳と17歳の少年の眩しい恋と痛みを描く、当時のイタリアを震撼させた実話を基にしたラブストーリー。陽気で無邪気なニーノをこれが初の映画出演のピッツーロ、内気だが秘めた情熱を持つジャンニをダンサーとしても高い人気を誇るセグレートが演じる。

『君の名前で僕を呼んで』(2017)のルカ・グァダニーノ監督も大絶賛した本作、世代を超えて世界中の人々の心を掴んでいる二人がまもなく日本でも多くの人を虜にしそうだ。

画像: © 2023 IBLAFILM srl
© 2023 IBLAFILM srl

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『シチリア・サマー』
公開中/配給: 松竹

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