2024年の映画界を揺るがす3大超大作がこの年末に続々と情報解禁。「マッドマックス」の新たな物語を描く『マッドマックス:フュリオサ』、2大モンスターが帰還する『ゴジラxコング 新たなる帝国』、そしてクリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』。見逃せない3作品の最新情報です。

『オッペンハイマー』の日本公開が2024年に決定
配給会社は「さまざまな議論と検討の末」とコメント

画像: 「原爆の父」と呼ばれるロバート・オッペンハイマーの実話を映画化

「原爆の父」と呼ばれるロバート・オッペンハイマーの実話を映画化

『ダークナイト』3部作や『インセプション』(2010)『TENET テネット』(2020)など数々のヒット作を手掛け、現在世界で最も注目される監督のひとり、クリストファー・ノーラン。その最新作『オッペンハイマー』の日本での公開が2024年に決定した。

本作は、世界初の原子爆弾を開発し、「原爆の父」と呼ばれるアメリカの理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの実話ドラマ。世界の運命を握ると同時に、世界を破滅する危機に直面するという矛盾を抱えた一人の男の知られざる人生を、IMAX®撮影による没入感と共に描き出す。

原作はカイ・バード、マーティン・J・シャーウィンによる2006年ピュリッツァー賞受賞の伝記『オッペンハイマー』(ハヤカワ文庫、2024年1月刊行予定)

クリストファー・ノーランが監督、脚本を務め、オッペンハイマー役には『ダンケルク』(2017)などノーラン作品の常連で盟友のキリアン・マーフィー。

そのほかエミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーら現代を代表する豪華俳優たちが集結した。

画像: 『オッペンハイマー』UKプレミアに出席した豪華キャストたちと監督 Photo by Gareth Cattermole/Getty Images

『オッペンハイマー』UKプレミアに出席した豪華キャストたちと監督

Photo by Gareth Cattermole/Getty Images

2023年7月より全米をはじめ世界各国で公開されると、世界興行収入9億5千万ドルを超える世界的大ヒットを記録。実在の人物を描いた伝記映画として歴代一位の記録を獲得した。「ノーラン史上最高傑作」と称えられ、今度のアカデミー賞でも最有力候補の一つと目されている。

世界各国での公開後も日本では公開情報の発表がなく上映されるかどうかが注目されていた。配給会社ビターズ・エンドは今回の公開決定にあたり、

「本作が扱う題材が、私たち日本人にとって非常に重要かつ特別な意味を持つものであるため、さまざまな議論と検討の末、日本公開を決定いたしました。

作品を観た上で、クリストファー・ノーラン監督の手による、伝統的な作劇手法を超越した唯一無二の映画体験には、大スクリーンでの鑑賞が相応しいと考えております。日本公開の際には観客の皆様ご自身の目で本作を御覧いただけますと幸いです」

とコメントを出している。

『オッペンハイマー』
2024年公開
監督:クリストファー・ノーラン
出演:キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント
配給:ビターズ・エンド  ユニバーサル映画

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『マッドマックス:フュリオサ』邦題決定&ビジュアル解禁
若きフュリオサ役はアニャ・テイラー=ジョイ

画像: 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に登場したフュリオサの若き日の物語

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に登場したフュリオサの若き日の物語

第88回アカデミー賞でアクション作品としては異例の作品賞候補となり、最多10部門にノミネートされ6部門を受賞、日本でも2度のリバイバル上映など長期間にわたり劇場公開されるなど社会現象を巻き起こした『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)。

その登場人物の一人であるフュリオサの新たな物語が明かされる新作が邦題『マッドマックス:フュリオサ』として2024年に公開されることが決定。初のビジュアルも解禁された。

本作の主人公となるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で恐怖と暴力によって民衆を支配するイモータン・ジョーに反逆を企て、元警官のマックスとともに逃走劇を繰り広げた戦士フュリオサ。オスカー女優シャーリーズ・セロンが演じたフュリオサの、知られざる“若き日”に焦点が当てられる。

世界の崩壊から45年後、ウォーロード・ディメンタス将軍率いるバイカーの大群の手に落ちた若きフュリオサ。荒地で戦いに明け暮れる男たちと行動を共にしていくうちに、彼女は城塞都市に君臨するイモータン・ジョーと出くわすのだった…。

画像: フュリオサは荒地で戦いに明け暮れる男たちと行動を共にすることに

フュリオサは荒地で戦いに明け暮れる男たちと行動を共にすることに

シャーリーズ・セロンからフュリオサを引き継ぐのは『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)のピーチ姫の吹き替えを担当するなど、今ハリウッドで最も注目される若手女優の一人アニャ・テイラー=ジョイ。

共演には「アベンジャーズ」シリーズのソー役で大人気のクリス・ヘムズワース。監督は前作に続き、「マッドマックス」サーガの偉大なる巨匠ジョージ・ミラーが務める。

監督は今回の作品について「『怒りのデス・ロード』は3日2晩の出来事でロードムービーでしたが、この映画は15年にわたるフュリオサの物語だ」と話している。

今回解禁されたファーストルックのビジュアルでは、黄金に輝くフュリオサを、名誉の戦死を遂げ魂が英雄の館に招かれたであろう屍たちが称えている。

画像: フュリオサ役アニャ・テイラー=ジョイの鮮烈なビジュアル

フュリオサ役アニャ・テイラー=ジョイの鮮烈なビジュアル

新たな「マッドマックス」の世界観が表現され、彼女が人生を懸けて故郷へと帰ろうとする“修羅の道”を想起させる鮮烈なビジュアルになっている。

『マッドマックス: フュリオサ』
2024年公開
監督:ジョージ・ミラー
出演:アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース
配給:ワーナー・ブラザース映画

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あの二大モンスターがスクリーンに帰還!
『ゴジラxコング 新たなる帝国』邦題&公開日決定

画像: 伝説の二大モンスターが激突した 『ゴジラvsコング』の3年ぶりとなる続編

伝説の二大モンスターが激突した 『ゴジラvsコング』の3年ぶりとなる続編

映画史上もっとも象徴的な伝説の二大モンスターが激突し、40以上の国と地域で初登場1位を獲得するなど世界中で記録的ヒットとなった『ゴジラvsコング』。その3年ぶりとなる待望の続編の邦題が『ゴジラxコング 新たなる帝国』に決定。また日本公開日が4月26日となることも発表された。

ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(2014)と『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)の壮大な世界観がクロスオーバーする「モンスター・バース」シリーズ。本作はそのシリーズ第5弾にして、地球最大の究極対決を描いた『ゴジラvsコング』(2021)の続編。

注目は前作の「vs」に代わってタイトルに入った「x」の文字。今回のストーリーは「コングとゴジラがこの世界に隠された未発見の巨大な脅威と対決」と説明されており、ゴジラとコングの本格的な“共闘”が実現する。二大モンスターが共闘で対抗するほどの“巨大な脅威”とは果たして何なのか?

すでに解禁されている海外予告では、二大モンスターのゴジラとコングに加え、子どものような“ミニコング”や、“巨大な脅威”と思しき新怪獣なども登場。そこに人間側の新旧キャラクターたちも絡み、壮絶な決戦への期待が膨らむ内容になっている。

またゴジラが全力で駆けるシーンも盛り込まれ、ファンの間で早くも大きな話題を呼んでいる。

メガホンを取るのは前作『ゴジラvsコング』から続投となるアダム・ウィンガード。怪獣の研究機関モナークの人類言語学者アイリーン博士役のレベッカ・ホール、陰謀論者であるバーニー役のブライアン・タイリー・ヘンリーら前作のキャストも続投し、新たに『美女と野獣』(2017)のダン・スティーヴンスらが加わっている。

画像: 新キャストとして『美女と野獣』の ダン・スティーヴンスが参加 Photo by Ilya S. Savenok/Getty Images

新キャストとして『美女と野獣』の ダン・スティーヴンスが参加

Photo by Ilya S. Savenok/Getty Images

『ゴジラxコング 新たなる帝国』
2024年4月26日(金)公開
監督:アダム・ウィンガード
出演:レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー
配給:東宝

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