重岡大毅 プロフィール
1992年8月26日生まれ。兵庫県出身。2014年にメジャーデビュー。その後、アーティストだけでなく俳優としても活躍。
主な出演作はドラマ「ごめんね青春!」(2014)、「これは経費では落ちません!」(2019)、「教場II」(2021)、「#家族募集します」(2021)、「雪女と蟹を食う」(2022)、「それってパクリじゃないですか?」(2023)、映画『殿、利息でござる!』(2016)、『溺れるナイフ』(2016)、『禁じられた遊び』(2023)など。
主演を務めるドラマ「単身花日」が現在放送中。
重岡大毅 インタビュー
──重岡さん演じる主人公の久我和幸は、最終オーディションに招待された役者の中で唯一“部外者”として参加します。久我を演じるうえで、どんなことを意識されましたか?
久我にとってこのオーディションは、人生をかけた勝負の場だと思ったので、絶対に主役の座を勝ち取るという気持ちは大事にしていました。『水滸』という一目置いている劇団員の役者たちがライバルだけど、たとえ実力の差を感じようが怯んではいけないという意識は持つようにしていましたね。
──久我に共感できる部分はありましたか?
共感というか、状況が似ていると思いました。僕はグループ活動もしているので、役者1本でやってらっしゃる共演者のみなさんのいる現場に、“外部の人間”として飛び込んでいくような感覚があったんです。なので、久我とリンクしているなと思いながら演じていました。
──今回、間宮祥太朗さんや岡山天音さんなど重岡さんと同世代の俳優がたくさん出演していますが、みなさんとはどのようにコミュニケーションを取っていましたか?
間宮くんがロケ現場にキャッチボールセットを持ってきていたので、休憩中は一緒にキャッチボールをしていました。たまにロケバスの方にボールが飛んでっいって、『危なっ!!』とか言いながらワイワイ楽しく過ごしていましたね。
あと間宮くんが『シゲとカラオケに行きたい』と言うので歌いに行くこともありました。
──本作は二重三重に張り巡らされたトリックシーンのほかに、小さな監視カメラが仕掛けられた部屋でのシーンや、ラース・フォン・トリアー監督の『ドッグヴィル』のような線だけで描かれた空間にいる俳優を俯瞰で撮ったシーンなど、見どころ満載です。撮影で印象に残ったことを教えていただけますか?
基本的には宿泊所で撮っていたのですが、1日だけものすごく広い倉庫での撮影があって、中に入ったらセットがほとんどなくて見取り図のような線だけが見えたから“え? 何が始まるの?”と驚いた記憶があります。
それが俯瞰で撮っているシーンなのですが、いざ撮影が始まるとなかなか面白くて、楽しみながら演じていました。
──最後に本作を通して気付いたことがあれば教えていただけますか。
二重三重にトリックが仕掛けられていて、俳優が俳優役を演じる面白さもあるので、東野圭吾さんはほんまにすごい方やなと改めて感じました。僕も作詞をするので言葉を扱うことの難しさは知っているつもりですが、きっと物語を作るって想像以上に大変なことなんだろうなと。
ただ、トリックを考えるのは面白そうだし興味が湧いたので、気が付いたらミステリー小説を書き始めていたなんてことも今後あるかもしれないですね。
サスペンスやミステリー好きの方でも見抜けないぐらい本作のトリックは複雑で、衝撃のラストも待っているので、劇場で楽しんでもらえたらうれしいです。
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『ある閉ざされた雪の山荘で』2024年1月12日(金)公開
原作は東野圭吾が1992年に発表した知る人ぞ知る傑作小説。架空の密室を舞台に描かれる多層トリックは発刊時からミステリーファンを唸らせてきたが、長らく映像化は困難とされてきた。
待望の映画化となる本作の主演を務めるのはWEST.の重岡大毅。共演には間宮祥太朗、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵ら若手実力派俳優が集結し、個性的な劇団員の役を熱演。映画ファン必見のサスペンスエンターテイメント作品が完成した。
久我和幸(重岡大毅)
生活のためにレストランで働きながらも俳優を目指している青年。憧れの俳優が所属する劇団「水滸」の劇団員たちと共に、新作舞台の最終オーディションに“唯一の外部の人間”として参加し、主役の座を狙う。
『ある閉ざされた雪の山荘で』
2024年1月12日(金)公開
日本/2024/1時間49分/配給:ハピネットファントム・スタジオ
監督:飯塚健
出演:重岡大毅、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、間宮祥太朗
© 2024 映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会 © 東野圭吾/講談社