中国のベストセラー作家・紫金陳(ズー・ジンチェン)の代表作の一つであるサスペンス「坏小孩」(悪童たち)を原作に、舞台を沖縄に移して映画化された『ゴールド・ボーイ』が3月8日(金)より全国公開される。この度、SCREEN ONLINEでは主演・岡田将生へのインタビューを実施。劇中で頭脳戦を繰り広げる羽村仁成ら子役陣との共演、そしてある意味追い詰められていく東昇というキャラクターの役作りについて語ってくれた。(取材・文:清水久美子/写真:稲澤朝博/編集:SCREEN編集部)

今年の目標は「自分の平均点を上げること」

――ここからはSCREENならではの質問なのですが、最近観た洋画と海外ドラマを教えてください。

「洋画は『いつかの君にもわかること』。とても好きな映画でした。時間ができたら『哀れなるものたち』を映画館に観に行きたいです。海外ドラマは『THE LAST OF US』。とても良くできていて、僕は第3話が大好きです!」

――観る作品はどのように選びますか?

「ジャンルは問わず、話題になっているものをチェックします。中でも家族をテーマにしているものは大好きなので、そういうジャンルのものは優先的に選びます」

――海外の監督や俳優で一緒に仕事したいのは誰ですか?

「機会があれば、どなたとでもご一緒したいです。アカデミー賞の授賞式で、『ドライブ・マイ・カー』の役柄から僕のことを“バッドボーイ”と言ってくれたジェーン・カンピオン監督とご一緒できたら最高ですね。俳優で言うと、ティモシー・シャラメは授賞式で遠くから見させていただきましたけど、メチャメチャかっこ良くて目が釘付けでした(笑)。いや、でも一緒に仕事をしたい人として名前を出すのはちょっと憚られるな……」

――口に出せば言霊になりますよ(笑)。今日は素敵なお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました。では最後に、今後新たに挑戦してみたいことを教えてください。

「挑戦というか、自分の平均点を上げることを今年の目標にしています。2024年はスケジュールがパンパンなんですが、自分の精神面と体力面をコントロールして、一つ一つの仕事に向き合って精度を上げることが今年の目標であり、挑戦です。それと、人間的にもっと深くなりたいというのもあります。何事にも日々、集中力を高めることを極めていきたいです」

岡田将生 Masaki Okada

1989年8月15日生まれ。東京都出身。2006年、CM出演で芸能界でのキャリアをスタートさせ、翌07年『アヒルと鴨のコインロッカー』でスクリーンデビュー。初主演作『ホノカアボーイ』や『重力ピエロ』(ともに09)などで国内映画賞の新人賞を多数受賞し、主演ドラマ「オトメン(乙男)」シリーズ(09)で一躍人気の若手俳優となる。映画『告白』と『悪人』(ともに10)で日本アカデミー優秀助演男優賞を受賞し、その後もNHK大河ドラマ「平清盛」(12)、TVドラマ「リーガル・ハイ」(12、13)、「ST 赤と白の捜査ファイル」シリーズ(ドラマ版14、劇場版15)、「ゆとりですがなにか」(16)、NHK連続テレビ小説「なつぞら」(19)、「大豆田とわ子と三人の元夫」(21)など映画やドラマで幅広く活躍。近年の映画出演作に『ドライブ・マイ・カー』(21)、『1秒先の彼』(23)、『ゆとりですがなにか インターナショナル』(23)などがある。また、ナレーションを務める「SWITCHインタビュー 達人達」(Eテレ)は毎週金曜日に放送されている。

『ゴールド・ボーイ』2024年3月8日(金)全国公開

画像: 映画『ゴールド・ボーイ』本予告【2024年3月8日公開】 www.youtube.com

映画『ゴールド・ボーイ』本予告【2024年3月8日公開】

www.youtube.com

<STAFF>
企画:許 曄
製作総指揮:白 金(KING BAI)
監督:金子修介
原作:小説「坏小孩」(悪童たち)by ズー・ジンチェン(紫金陳)

<CAST>
岡田将生
黒木華
羽村仁成
星乃あんな
前出燿志
松井玲奈
北村一輝
江口洋介

配給:東京テアトル/チームジョイ
宣伝:ブシロードムーブ
Ⓒ2024 GOLD BOY

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