クリストファー・ノーラン監督の作品らしく、時代が行き来し、登場人物も多く、濃密な三時間の物語が展開する『オッペンハイマー』。映画への理解をより深めるため、人物の背景や制作秘話を紹介。またオッペンハイマーの人生を時系列で追っていきます。
ボリス・パッシュ(ケイシー・アフレック)
アメリカ陸軍の防諜部部長。ナチスドイツの核開発計画の調査を進め、ロバートと面識がある。
デヴィッド・L・ヒル(ラミ・マレック)
マンハッタン計画に参加するが、のちに日本への原爆使用に反対する請願書に署名する。
ニールス・ボーア(ケネス・ブラナー)
デンマークの理論物理学者で、1922年にノーベル物理学賞を受賞。ロバートにとって心の師。
フランク・オッペンハイマー(ディラン・アーノルド)
ロバートの弟で、素粒子物理学者。兄の助言を無視して共産党に入党した過去がある。
イジドール・ラビ(デヴィッド・クラムホルツ)
物理学者で、ロバートの最も身近な友人の一人。“トリニティ”と呼ばれる核実験へ参加。
ヴァネヴァー・ブッシュ(マシュー・モディーン)
アメリカで軍事目的の科学研究を担った科学研究開発局長。マンハッタン計画を進言。
エドワード・テラー(ベニー・サフディ)
マンハッタン計画に加わった初期メンバーの一人。水爆の開発を推進してロバートと対立。
ウィリアム・ボーデン(デヴィッド・ダストマルチャン)
アメリカ原子力委員会の元事務局長。ロバートに疑惑を持ち、彼の運命を変える行動に出る。
アルベルト・アインシュタイン(トム・コンティ)
相対性理論で知られる天才物理学者。ロバートにとって元同僚で、助言を求めに行く相手。
ケネス・ニコルズ(デイン・デハーン)
グローヴスのもとでマンハッタン計画に参加した米陸軍技官。ロバートの公聴会に関与。
ロジャー・ロブ(ジェイソン・クラーク)
公聴会で米原子力委員会の特別弁護人を務める。冷酷な尋問でロバートを追い詰める。