現地時間1月15日に授賞式が開催された、米TVドラマ最大の祭典〝第75回エミー賞〞。なんと今回は、作品賞に輝いた3本の作品が各部門で大量受賞するという結果に。エミー賞の話題をかっさらった「一流シェフのファミリーレストラン」の魅力をご紹介します。(文・清水久美子/デジタル編集・スクリーン編集部)

主要キャラクターたち

カルメン・“カーミー”・ベルツァット( ジェレミー・アレン・ホワイト)

画像: カルメン・“カーミー”・ベルツァット( ジェレミー・アレン・ホワイト)

兄の店を継いだ一流シェフ

世界的な一流レストランの腕利きシェフだったが、亡兄マイケルからサンドイッチ店The Beefを継ぎ、立て直す。

マイケル・ベルツァット(ジョン・バーンサル)

画像: マイケル・ベルツァット(ジョン・バーンサル)

人望に厚いカーミーの兄

カーミーとナタリーの兄。イタリア風ビーフ・サンドイッチ店The Beefを経営していたが、自ら命を絶った。

ナタリー・“シュガー”・ベルツァット(アビー・エリオット)

画像: ナタリー・“シュガー”・ベルツァット(アビー・エリオット)

悩み事が尽きないカーミーの姉

カーミーの姉でThe Beefの共同オーナー。兄マイケルが遺した多額の借金の返済に頭を抱える。既婚者。

リッチー(エボン・モス=バクラック)

画像: リッチー(エボン・モス=バクラック)

口の悪いフロア担当

マイケルの親友。The Beefで接客をし、店を切り盛りしている。口が悪く頑固で、誰とでも口論になりがち。

ティナ(ライザ・コロン=ザヤス)

画像: ティナ(ライザ・コロン=ザヤス)

徐々に変化する頑固な古株

The Beefの古株従業員。シドニーが来て、新システムが導入されたことが気に入らなかったが、順応していく。

ニール・ファク(マティ・マシスン)

画像: ニール・ファク(マティ・マシスン)

何でも修理する癒し系

カーミーたちの幼馴染で修理屋。The Beefのあらゆる修理を請け負う。リッチーとは口喧嘩が絶えない。

シドニー(アイオウ・エディバリー)

画像: シドニー(アイオウ・エディバリー)

向上心の高い副料理長

名門料理学校出身でカーミーのもとでスー・シェフ(副料理長)となる。新メニューや厨房の環境改善に積極的。

エブラ(エドウィン・リー・ギブソン)

画像: エブラ(エドウィン・リー・ギブソン)

ティナと親しい古参

古くからThe Beefで働くベテラン従業員。変化が苦手で、店が新しくなっていくことに戸惑っている。

マーカス(ライオネル・ボイス)

画像: マーカス(ライオネル・ボイス)

研究熱心なデザート担当

The Beefでパン焼き係からデザート担当に転身。オリジナルスイーツの研究に熱心。シドニーと親しくなる。

ジミーおじさん(オリヴァー・プラット)

画像: ジミーおじさん(オリヴァー・プラット)

口うるさいが資金面でサポート

カーミーの父の親友でThe Beefの債権者。マイケルの経営がうまくいっておらず、度々資金を出してきた。

「一流シェフのファミリーレストラン」(原題「The Bear」)
シーズン1・2 ディズニープラスのスターで独占配信中
クリエイター:クリストファー・ストーラー
出演:ジェレミー・アレン・ホワイト、エボン・モス=バクラック、アイオウ・エディバリー、ライオネル・ボイス、ライザ・コロン=ザヤス、アビー・エリオット

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全米大ブレイクの注目スター、ジェレミー・アレン・ホワイト

画像: Photo by Dan Doperalski/Golden Globes 2024/ Golden Globes 2024 via Getty Images
Photo by Dan Doperalski/Golden Globes 2024/ Golden Globes 2024 via Getty Images

1991年2月17日生まれ、アメリカ・ニューヨーク出身

トレードマークは乱れ髪と碧き眼

本作のカーミーが当たり役となり、賞レースを席巻しているジェレミー・アレン・ホワイト。1991年、ニューヨーク・ブルックリン出身のジェレミーは、2006年に映画『Beautiful Ohio』(原題)とTVドラマ「Conviction」(原題)に出演し、俳優のキャリアをスタート。

2008年、エズラ・ミラー主演の映画『アフタースクール』に出演したジェレミーは、本作で2019年に結婚するアディソン・ティムリンと共演した(2023年に離婚)。2011年には最初の代表作となる、完全機能不全の家族を描いたコメディ「シェイムレス 俺たちに恥はない」でメインキャラクターの一人、ギャラガー家の長男で秀才のリップを好演。このシリーズは11シーズン続く長寿番組となった。

「一流シェフのファミリーレストラン」で新たなハマり役を得たジェレミーは、一流レストランで上司から酷いパワハラに遭い、母親は不安定、兄は自殺してしまうという境遇で、精神的に一度崩壊した天才シェフを見事に体現。

確かな演技力で視聴者を魅了している彼は、4月5日公開の映画『アイアンクロー』ではザック・エフロンらと実在のプロレスラー兄弟を熱演している。くせ毛の乱れ髪と碧眼が印象的で、『アイアンクロー』の影響もあったのか、丸太のような二の腕が大いに目を引くジェレミー。見ていると思わず守ってあげたくなる、母性本能をくすぐるタイプの彼が演じるカーミーが、シーズン3以降もどのように成長していくのか楽しみでたまらない!

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