頭の中の〝感情たち〞を描いたディズニー&ピクサーの感動作
誰の中にもあるのに誰も見たことがない感情たちの世界を描き、第88回アカデミー賞®長編アニメーション賞を受賞したディズニー&ピクサーの『インサイド・ヘッド』(2015)。「カナシミは必要なのか?」という深いメッセージで涙を誘った前作から9年、無限に広がる頭の中を舞台に、新たな感動の物語が紡がれる。
前作では小学生だった明るく元気な女の子ライリーが、今回は高校入学を控えたティーンエイジャーに成長。大きな転機を迎えた彼女の頭の中にシンパイやハズカシなど“大人の感情たち”が現れ、“感情の嵐”が吹き荒れる。
今までにない状況に置かれ、自分らしさを失っていくライリー。彼女の幸せを子どもの頃から見守ってきたヨロコビやカナシミといった感情たちはライリーを救うことができるのか?
前作で監督を務め、現在はピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーの巨匠ピート・ドクターがエグゼクティブ・プロデューサーを、前作でも脚本を手がけたメグ・レフォヴが脚本を担当。監督はピクサーで長年にわたってストーリー部門で活躍し、『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013)ではストーリー・スーパーバイザーを務めたケルシー・マン。“ダメなところも含めて自分を愛すること”をテーマに、大人の心も揺さぶる物語を作り上げている。
声優にはヨロコビ役のエイミー・ポーラー、カナシミ役フィリス・スミスといった前作キャストが続投し、新しい感情・シンパイ役を「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のマヤ・ホークが務める。
日本に先駆け全米はじめ世界各国で公開されると、アニメーション史上歴代No.1オープニングとなる大ヒットスタートとなり、『アナと雪の女王2』(2019)(25日間)、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)(26日間)を超え、公開からわずか19日間というアニメーション史上最速で世界興行収入10億ドルを突破するなど、世界中で歴史的なヒットを記録している。
前作『インサイド・ヘッド』とは?
ピクサー20周年記念作品として公開され、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した感動作。ピート・ドクター監督が、娘の成長を見守る中で見つけた心の変化に着想を得て制作した。
11歳の少女ライリーが住み慣れた大好きなミネソタを離れ、見知らぬ街サンフランシスコで暮らし始めたことで、頭の中の“感情の世界”に大きな変化が訪れる。誰も見たことがない“感情たち”を主人公に、頭の中の世界を描くという斬新な設定と感動的なメッセージが反響を呼び世界中で大ヒットを記録した。今回の続編は前作から約2年後の物語となる。
注目ポイント:頭の中の世界はどうなっている!?
主人公ライリーの頭の中にはヨロコビ、カナシミなど5つの感情が存在。今回人生の転機を迎えたライリーにはシンパイなど新たな感情が生まれ、“感情の嵐”が巻き起こることに。頭の中にはほかにも、記憶が詰まった“思い出ボール”や人となりを表す“性格の島”などがあり、特別な記憶は頭の中の世界の奥深くに根を張り、“ジブンラシサ”の花を咲かせている。
さらにライリーの秘密を隠している“保管庫”もあり、そこにはライリーが幼いころに好きだった“秘密の推しキャラクター”たちが!
あらすじ
ライリーはホッケーが大好きな明るくて優しい女の子。父母と引っ越してきた新しい環境にも慣れ、親友ふたりと同じチームで毎日ホッケーを楽しんでいる。そして彼女の頭の中では、ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの感情たちが絶妙なチームワークでライリーの幸せを見守っていた。
そんなある日、高校入学という人生の転機を控えたライリーの中に、シンパイ率いる“大人の感情”たちが現れる。最悪の未来を想像して必要以上に準備するシンパイたちの暴走により、司令部から追放されてしまうヨロコビたち。巻き起こる“感情の嵐”の中で自分らしさを失っていくライリーを救うカギは、広大な世界の奥底に眠る“ある記憶”に隠されていた…。
『インサイド・ヘッド2』
2024年8月1日(木)公開
2024/アメリカ/1時間36分/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ケルシー・マン
声:エイミー・ポーラー、フィリス・スミス
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