2025年も多くの話題作が待機しており、その中で新たな俳優の魅力を発見するのも楽しみの一つ! 映画ファンから愛され続けるベテランからフレッシュな若手まで最新インタビューと共にお届けします。まずは、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』にて新たなキャプテン・アメリカを演じるアンソニー・マッキーから!(文・山崎ともみ(ニコール・キッドマンのみ編集部)/デジタル編集・スクリーン編集部)
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ニコール・キッドマン

画像: Photo by Neil Mockford/WireImage

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エイジレスな美貌に秘める、逞しい信念

1967年6月20日、米・ハワイ州生まれ。『ムーラン・ルージュ』(2001)でアカデミー賞に初ノミネートされ、スティーヴン・ダルドリー監督の『めぐりあう時間たち 』(2002)でアカデミー賞とゴールデングローブ賞他、最優秀主演女優賞に輝いた。新作『ベイビーガール』では、ニューヨークで起業し、CEOとして大成功を収めた主人公・ロミーを演じ、既に第81回ベネチア国際映画祭では最優秀女優賞を受賞。エイジレスな美貌をひけらかさず、スリリングかつ繊細に体当たりで演じたニコール圧巻の演技に注目!

interview 私たちは芸術における聖なる場所を、あの現場で作り上げたの。

──紛れもなく現代の女性の視点を通して描く監督(ハリナ・ライン)との仕事は、あなたにとってどのような体験となりましたか?

「まるで熱に浮かされて、夢うつつのようだった。多くのセクシャルな映画を経験してきたけれど、今回は異質だった。多くの監督と一緒に仕事をしてきたのに、この種のテーマで女性監督とは仕事をしたことがなかったの。女性監督だと、『じゃあ、一緒にこのオルガズムのところやってみない?』と言える。女性監督自らが書いた脚本でこのテーマに挑んで、しかも彼女自身も素晴らしい女優だった。これまでにない不思議な方法で、私たちは一つになった。この類のテーマの作品を作り上げていると、お互いすべてをさらけ出して話せるから」

──多岐に渡る幅広い役柄で、大胆な転身を遂げてきたあなたのキャリアにおいて、この映画はこれまでのものとどのように違いましたか?

「細かいことは言えないの。だってあまりに役に没頭して、最後にはふらふらになって、何が起きたのか、まるで夢を見ていたような感じだった。振り返って考えると、真冬のニューヨークで、狂ったように踊りながら服を脱ぎながら倒れたのよ。私、何をやっていたの?それに、ハリス(・ディキンソン)とアントニオ(・バンデラス)が、『この撮影において、自分たちが助けるし相棒としてそばにいる。でも物語の中心は自分たちではない』というスタンスで、自分の意見を持って参加してくれていたのが、とてもよかったわ。すごくやさしかった。まるでそこは聖域のようで、私はハリスに誓い、そしてアントニオに誓った。私たちは芸術における聖なる場所を、あの現場で作り上げたの。存在させたのよ。それが演技に活きていたなら、素晴らしいことだわ。それこそ聖域を作れた証よ。知性では解体できない。すべて魔法だから」

画像6: 【Who's Next Key Person?】2025年、ハリウッドで光を放つキーパーソンたち・前編

『ベイビーガール』

3月28日(金)公開/配給:ハピネットファントム・スタジオ
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