(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
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大ヒット作が生まれる度に新たな人気スターが次々誕生
昭和30年代は毎年のように歴史的ヒット作が生まれ、『ウエスト・サイド物語』のジョージ・チャキリス、『アラビアのロレンス』のピーター・オトゥール、「007」シリーズのショーン・コネリーといった新星が次々人気急上昇。中でも『荒野の七人』『大脱走』でアクションスターのトップに躍り出たスティーヴ・マックィーンは、男性も女性も夢中になるカッコよさで愛された。
ジョージ・チャキリス(『ウエスト・サイド物語』など)
ショーン・コネリー(代表作『007/ロシアより愛をこめて』など)
ピーター・オトゥール(代表作『アラビアのロレンス』など)

スティーヴ・マックィーン(代表作『大脱走』など)
彼らは昭和40年代になってもトップクラスの人気者で、ここに「0011ナポレオン・ソロ」のロバート・ヴォーン&デヴィッド・マッカラム、「サーフサイド6」のトロイ・ドナヒュー、「逃亡者」のデヴィッド・ジャンセンといったTVシリーズの主演者が躍進する。
ロバート・ヴォーン(代表作 TV「0011ナポレオン・ソロ」など)
デヴィッド・マッカラム(代表作 TV「0011ナポレオン・ソロ」など)
トロイ・ドナヒュー(代表作 TV「サーフサイド6」など)
デヴィッド・ジャンセン(代表作 TV「逃亡者」など)
次にアメリカン・ニューシネマの時代が訪れ、『俺たちに明日はない』のウォーレン・ビーティ、『卒業』のダスティン・ホフマン、『明日に向って撃て!』のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードらがブレイクする。
ウォーレン・ビーティ(代表作『俺たちに明日はない』など)
ダスティン・ホフマン(代表作『卒業』など)
ポール・ニューマン(代表作『明日に向って撃て!』など)
ロバート・レッドフォード(代表作『スティング』など)
『夜の大捜査線』のシドニー・ポワチエが黒人俳優として初のマネーメイキングスターになったのもこの頃。伊製マカロニ・ウエスタン・ブームもこの時期で、クリント・イーストウッドやジュリアーノ・ジェンマらがファンを獲得した。
ジュリアーノ・ジェンマ(代表作『荒野の1ドル銀貨』など)
シドニー・ポワチエ(代表作『夜の大捜査線』など)

クリント・イーストウッド(代表作『ダーティハリー』など)
昭和40年代末期にブームとなったのは『燃えよドラゴン』から始まったカンフー映画。公開直前に急死した主演のブルース・リーは今でもアイコン的存在。またTV「刑事コロンボ」のピーター・フォークがお茶の間の人気をさらいCMにも出演。やはりCMでチャールズ・ブロンソンが大評判だったことも忘れがたい。
ブルース・リー(代表作『燃えよドラゴン』など)
ピーター・フォーク(代表作 TV「刑事コロンボ」など)
チャールズ・ブロンソン(代表作『さらば友よ』など)
昭和50年代になるとハリウッド第9世代監督が活躍する時代になり、ルーカス監督の「スター・ウォーズ」やスピルバーグ監督の「インディ・ジョーンズ」シリーズに出演したハリソン・フォード、コッポラ監督の「ゴッドファーザー」シリーズに出演したアル・パチーノ、スコセッシ監督の『タクシードライバー』に出演したロバート・デ・ニーロといった実力派俳優たちが急伸した。

ハリソン・フォード(代表作『レイダース/失われたアーク』など)
アル・パチーノ(代表作『ゴッドファーザー』など)
ロバート・デ・ニーロ(代表作『タクシードライバー』など)
また『ロッキー』のシルヴェスター・スタローン、『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョン・トラヴォルタらの新タイプの俳優も高評価を得た。一方、香港からは拳シリーズでジャッキー・チェンが日本上陸し大好評!
シルヴェスター・スタローン(代表作『ロッキー』など)

ジョン・トラヴォルタ(代表作『サタデー・ナイト・フィーバー』など)

ジャッキー・チェン(代表作『プロジェクトA』など)
昭和50年代後半にはYAスターと呼ばれた若手俳優陣が人気爆発。『アウトサイダー』からはマット・ディロンや、後に『トップガン』に主演するトム・クルーズらが一斉に注目を浴びた。さらに昭和60年代にヒットした『ビバリーヒルズ・コップ』のエディ・マーフィー、『ターミネーター』のアーノルド・シュワルツェネッガー、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマイケル・J・フォックス、『スタンド・バイ・ミー』のリヴァー・フェニックスらが脚光を浴び、多くのファンに親しまれた。
マット・ディロン(代表作『アウトサイダー』など)
トム・クルーズ(代表作『トップガン』など)
エディ・マーフィー(代表作『ビバリーヒルズ・コップ』など)
アーノルド・シュワルツェネッガー(代表作『ターミネーター』など)
マイケル・J・フォックス(代表作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など)
リヴァー・フェニックス(代表作『スタンド・バイ・ミー』など)
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